世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

まこがれい(真子鰈)

2012年04月18日 07時04分16秒 | Weblog


真子鰈(マコガレイ)

【語源】
カレイの語源は朝鮮半島近海で多く獲れるので「韓エイ(カラエイ)
」から来ている。また、「エイのような形の魚」から来ているとも
言われる。


          マコガレイの刺身


【旬】
「夏ガレイは犬も食わぬ」と言われ、カレイの大半は冬が旬。
しかし、マコガレイの旬は春である。





【うんちく】
「左ヒラメに右カレイ」。腹を手前(下)に置いたとき、目が
右側に来るのがカレイ。大衆魚として親しまれてきましたが、近年
漁獲量が減り、高級魚になりつつあります。中でも最も馴染みが深
く、流通度が高いのが、真ガレイとこのマコガレイ。
見分け方は裏が真っ白なのがマコガレイ。黄色いラインが入ってい
るのが真ガレイです。
また、日本海側では「クチボソ」とも呼ばれ、口が小さく、尖がっ
ているのが特徴。

水深100m以浅の砂底または砂泥底に生息し、甲殻類・二枚貝などを
捕食する。産卵期は12~4月。北に行くほど遅い。



      まこがれいのアップ




【ブランド・産地】
大分県日出(ひじ)町で水揚されるマコガレイは、江戸時代から
「その美味比べるものなし」と伝わり、「城下(しろした)ガレイ」
と呼ばれる。その秘密は漁場。暘谷(ようこく)城下の漁場は海底
から真水が湧き、それが餌を豊かにし、美味しいマコガレイが育つ。
名の由来も城の下(近くの沖)で獲れるから・・・・・。
特に美味しい時期は5・6月。

「城下がれい」は歴史にも登場する。
秀吉の正室、ねねの一族、木下候が日出に城を構えたいた頃、4年
に一度のうるう年に生きた城下ガレイを早馬で運んで殿様に献上
したという記録も残っている。


マコガレイの唐揚げ

【産地ならではの漁師料理】
煮付け、塩焼き、唐揚げなんでも美味しいが、鮮度の良いもの、
特に城下ガレイとなると刺身。刺身で食べないともったいないです
よね。生涯に何度も食べれる代物ではありません。


       城下ガレイの刺身

【栄養と効果・健康】
高たんぱく・低脂肪。肝機能が低下し、「良質のたんぱく質は必要
だが、脂肪は制限されている」と言う人には最適。
また、カルシュームも豊富で、そのカルシュームの吸収を促進する
ビタミンDも豊富。骨粗しょう症の方にピッタリ。
タウリンも豊富に含むため、生活習慣病予防にも良い食材です。
ドンドン食べましょう。




     マコガレイのエンガワのにぎり寿司






マコガレイの情報ドシドシお待ちしています。











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