世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

岩牡蠣(イワガキ)

2022年07月13日 21時36分53秒 | Weblog


岩牡蠣(イワガキ)





【語源】
カキの語源は岩から掻(か)き落として採集する事からと言う説、
殻をかき砕いて身を取り出すことからと言う説があります。

「牡」の字を当てるのは、牡蠣(カキ)はオスしかいないと信じ
られていたからだとか・・・・。

「蠣」には「流行病」の意味があり、あたりやすい、痛みやすい
と言う意味が込められているようです。

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       岩牡蠣のにぎり寿司

【旬】
一般に最も流通しているのは「マガキ」
イワガキとは違う種類のものです。
イギリスでは、「Rの付かない月はカキを食べるな」と言う諺が
あります。つまり、may、 june、 july、 august・・・・・・
5~8月は食べるな!という事です。

日本にも「花見を過ぎたらカキを食うな」と言ういわれがある様
ですが、これはすべてマガキのこと。
イワガキの旬はまさに5~8月、夏なのです。
この事から別名「夏牡蠣」とも呼ばれます。


      イワガキの酢ガキ

【うんちく】
牡蠣は欧米でも「海のミルク」と呼ばれ、人気のある食材です。
かのシーザーがイギリス遠征を企てたのも、この地のカキを手に入れ
る為だったとか・・・
カキで精力をつけ、強兵を狙ったのです。

イワガキと聞けば、すもぐりで獲られ、貴重品、そして天然物と
言う印象がありますが、実は4~5年前から養殖も始まっています。

マガキに比べまだまだ出荷量は多くないため、高価なのが玉にキズ
ですね。

マガキに比べ大ぶりで、好みになりますが味もイワガキの方が
濃厚で美味しいと言われています。





    特大岩牡蠣のフライ


【ブランド・産地】
天然のイワガキ自体がブランド化してるといっても過言ではない
でしょう。
天然物の主な名産地は富山県、岩手県、秋田県、千葉県など。
いずれも、川からの良い水が流れ込む海であることが条件の様です。
水揚量は何処も極少ないです。

養殖を始めた地域は、富山県新湊、隠岐、岩手県など。
これからに期待です。


     岩牡蠣の炊き込みご飯
   
【産地ならではの漁師料理】
イワガキの醍醐味は、大きな殻をはずし、酢ガキにして食べる事。
身もふっくら大きく食べ応えがあります。味も濃厚。
もちろん、漁師さんも大好きです。

そして、もう一つの漁師さんの大好物は炊き込みご飯です。
イワガキの旨みとエキスがご飯にしみ込み、答えられない味わい!

ちょっと贅沢な食べ方ですが、やってみる価値ありですね!





【栄養と効果・健康】
栄養分については、マガキとほぼ同じ。

動物性食品としては珍しく炭水化物が多い。牡蠣の炭水化物は
そのほとんどがエネルギーに変りやすいグリコーゲン。
疲労回復に効果があり、肝臓にも良いです。

ミネラル類では亜鉛と銅を非常に多く含んでいます。
亜鉛は新しい細胞を作るにあたり、欠かせないミネラル。
成長期の子供には是非、食べさせたい商材ですね。
その他、ナトリウム、マグネシューム、カルシュームも豊富。

ビタミン類では、脂肪の働きを助けるビタミンB2、赤血球の生成を
促進し貧血を予防するB12も多く含んでいます。
また、胎児の発育に欠かせない葉酸も多いのが特徴です。








          岩ガキの刺身









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平政(ヒラマサ)

2022年07月13日 05時42分13秒 | Weblog


平政(ヒラマサ)



【語源】
ヒラマサの名前の由来は定かではありませんが、平鰤という字が
当てられるように鰤(ブリ)より平たいことから。
マサは柾目(まさめ)から来ていると言われています。

柾目とは、縦に真っ直ぐ通った木目・まっすぐと言う意味があり、、
平たく真っ直ぐな魚、あるいは、平たい魚で真っ直ぐな黄色の帯を
持つ魚である事からの由来ではないかと言われています。

 

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    ヒラマサ(養殖物)

【旬】
産卵期が春のため、夏~初秋が旬といえます。



       天然ヒラマサの刺身


      天然物

【うんちく】
「ブリ御三家」と呼ばれるのは、ブリ、カンパチとこのヒラマサ
です。その中でもヒラマサは脂肪分が少なくさっぱりした魚。
しかし、独特の風味と歯ごたえがあり、「青背の貴公子」とも
言われます。

関西地方では特に好まれ、「ヒラス」と言う名でブリやカンパチより
高級魚として流通しています。

見た目はブリそっくり。ブリに比べ、やや細身で頭が小さく体側に
黄色い帯が走っています。



        天然ヒラマサの刺身


魚食性で成魚はイワシ、サバ、アジやスルメイカなどを追って
索餌回遊をします。

数年前、このヒラマサとブリを掛け合わした「ブリヒラ」と言う
魚が流通しましたが、そう言えば最近、見かけないですね~




【ブランド・産地】
ブランド化はされていないようです。
本州以南に生息しており、主な産地もありません。
しかし、近年、九州地方で養殖が盛んに行われています。


ヒラマサのにぎり寿司

【産地ならではの漁師料理】
焼き物、煮物も美味しいですが、ブリやカンパチに比べ脂は少ない
為、向いているとは言えません。

何よりの特徴は身の締まり。これを楽しむのは刺身やお寿司です。
漁師さんも同意見でした~!


【栄養と効果・健康】
ブリやカンパチに比べると脂肪分が少ないと記しましたが、一般の
魚と比べると話は別です。
脂肪分が多く、DHA・EPAが豊富。生活習慣病を防ぐ不飽和脂肪酸を
多く含んでいます。
脂肪分は多いですが、コレステロールは少ない究極の健康食品です。

また、カリウムが非常に多く、高血圧の方に是非、食べて頂きたい
食材です。

ビタミンでは、骨を丈夫にするビタミンD、老化を遅らせるビタミン
Eを多く含んでいます。
女性にもお勧めです。

       ヒラマサの刺身



         ヒラマサのヅケにぎり








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