世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

車海老(クルマエビ)

2023年11月19日 20時38分27秒 | Weblog



車海老(クルマエビ)


      車海老 鬼殻焼き


【語源】
車海老の語源は、煮ると色は紅色に変わり、形が車輪のように曲がる
からと言う説と、丸まった時に縞模様が丁度、車輪のように見える
からと言う説があります。

クルマエビは、大きさによって呼び方がかわります。
10㌢以下(20㌘以下)のものを細巻(サイマキ)と呼び、15㌢ほどの
もの、20~40㌘位のものを中巻(チュウマキ)又は巻海老(マキエ
ビ)。それ以上のものをクルマエビ、さらに大きいものを大車(お
おぐるま)と呼びます。

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【旬】
産卵期が春~秋と長く、養殖も盛んな為、旬の限定が難しい魚です。
地域・人によっては、春から夏が旬と言う人もいれば、秋から冬が
旬と言う人もいるようです。

流通量は夏と冬が多く・・なんとも限定が難しいです。
しかし、食べて美味しいのは晩秋から冬。
ここでは、この時期を旬としましょう。





【うんちく】
クルマエビは夜行性です。
昼間は海底の砂に浅く潜ってじっとしていますが、夜になるとエサ
を求めて動き出します。
雑食性で藻類やゴカイ、貝などの小動物を捕食します。
産卵は沖合で行われますが、クルマエビは、アマエビなどのように
卵を腹に抱えるのではなく、海中に産み放ちます。
その数は70~80万。



受精卵は約半日で孵化し、浮遊生活を送ります。この間に十数回も
脱皮を繰り返します。稚エビは潮に乗って河口、汽水域へ移動して
底生生活に入りそこで成長します。
成長するにつれて生活圏を湾岸から沖合、外海へと移していきます。

寿命は2~3年。牡の方が成長速度が遅く、20cmを超えるクルマエビ
のほとんどは雌です。



【ブランド・産地】
ブランド化はされていないようです。

小型底曳網、刺網、手繰り網、打瀬網など、伊勢湾・瀬戸内海・
有明海などが主な産地です。

養殖も盛んで、沖縄、熊本などで行われています。
天然物と養殖物の比率は半々位・・・。



現在 瀬戸内海などで年間5億尾ほど放流されています。
車海老は夜行性であるため、月夜の晩は活動しません。
この為、身が痩せるので、月夜が続いた後で獲れたエビは旨くない~
と言われています。


【産地ならではの漁師料理】
車海老と言えば・・寿司、天ぷらを思い返すのではないでしょうか?

そのまま食べる踊り食いも最高に美味しいですよね~!
漁師さんの特権として、鮮度の良い物を踊り食いで食べる事をすすめ
られると思いきや・・・一転。



「車海老を生で食べるのは邪道~本当に美味いのは、塩茹でして
食べる。~この海老は熱を加えたほうが甘みも香りも増すんじゃ~」
と言われました。
そう言えば、寿司は茹でたの使いますよね。


    活車海老のにぎり寿司



【栄養と効果・健康】
イカ・タコ類と同様、コレステロールが多く、たくさん食べる事は
良くないとされていた食材ですが、これは間違いです。
コレステロール以上にタウリンが豊富な為、むしろ食べたほうが、
血中のコレステロールを下げるのです。


   車海老頭の塩焼き


車海老は、低カロリー高タンパクの健康食品・ダイエット食品です。
必須アミノ酸のタウリンを多く含みます。これは血圧を正常にして、
心肺機能の強化に貧血予防、悪玉コレステロールの減少や肝臓強化。
胆石や動脈硬化予防、疲労回復や視力の向上など多くの効能を持つ
事で知られます。





       車海老香り蒸し(上海料理)






















        焼き車海老














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プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】


真鰯(マイワシ)

2023年11月19日 05時34分15秒 | Weblog



真鰯(まいわし)




          マイワシの姿造り

【語源】
イワシは大きく分けて、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシと3種あります
イワシの名は、「弱し」から転じたと言われている。イワシの稚魚のほとんどが
他の魚に食べられてしまうからである。また、鮮度落ちが早い為という解釈もある。

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【旬】
真イワシは日本中でとれる為、旬も地域によって異なるが、一般的には秋である。




        イワシの炙り

【うんちく】
真いわしは回遊魚であり、春に北上し、秋から冬にかけて南下する。この南下
する「下りイワシ」の方が脂がのってうまい。

      イワシの煮付け

イワシは大きさによって呼ばれ方が変る。
小羽(こば)10cm以下のもの。中羽(ちゅうば)10~15㎝位のもの。
大羽(おおば)16cm以上のもの。


イワシは古くから大衆魚として、よく食べられてきました。
あの有名な紫式部の大好物であったとも言われています。
しかし近年、海洋や餌の条件の変動、乱獲、また鯨の保護などが原因で、
激減しています。
すっかりと高級魚になってしまいました。寂しい話ですね。

         マイワシの刺身



ところで節分にイワシを食べる習慣がありますが、これは、邪気を払うために、
イワシの頭を門口にさした習慣に由来しています。
柊(ヒイラギ)の針で鬼の目を刺し、イワシを焼く煙と匂いで、鬼(邪気)を
追い払うのです。

もともと、節分は「節代わり」と言って立春・立夏・立秋・立冬の前夜を言いま
したが、寒い冬から暖かい春になる立春が重要視され、現在にいたっていると
の事。

季節の節目にイワシと豆を食べると言う日本における伝統行事は、健やかに
暮らすための教えなのです。






        マイワシの塩焼き





        真イワシのにぎり寿司






          イワシのタタキ

【ブランド・産地】

ブランドはないが、強いて言えば兵庫県淡路島であがる大羽イワシだ。
脂ののりがとにかく違う。築地でも最近は滅多にお目にかかれない。
「松栄丸の大羽いわし」と言えば知る人ぞ知る幻の一品だ。





        イワシのつみれ汁

【産地ならではの漁師料理】
真イワシは煮てよし、焼いてよし、生でもよし、揚げてもよし、どんな料理でも
美味しいですが、漁師さんに教わった「香りバター焼」を紹介いたします。

まず、イワシのウロコをとり、三枚にオロシます。少し強めに塩・コショウをし、
両面、片栗粉で薄っすら化粧をします。フライパンにバターを落とし、
こんがり焼色がつくまで焼きます。
大葉のせん切りとしらがネギをたっぷりとのせ、上からポン酢をドバドバ。
コツは皮をパリッと焼く事と胡椒をきかす事。
簡単手間いらず、ご飯がすすみます。




         イワシの梅干煮



        イワシの昆布〆寿司

【栄養と効果・健康】
青背魚の代表。良質のアミノ酸、たんぱく質も豊富だが注目すべきは良質の
脂肪酸。
動脈硬化を防ぎ、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすIPAとDHA
を多く含んでいる。

また、カルシューム、リン、マグネシュームも豊富。
成長期の子供、中高年の方におすすめの食材です。




      イワシの香り焼き




       イワシのなめろう


      イワシのフライ



イワシの情報ドンドンお待ちしています。


          イワシの生姜煮





     マイワシのなめろう







         イワシの焼き団子
   










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