キンメダイ(金目鯛)
【語源】
読んで字のごとく、金色の大きな目を持つ事からきている。
鯛と付くが、鯛の仲間ではない。体色が鮮やかな赤色から
鯛の代わりにお祝い事に使われたので、この名が付いた。
キンメダイの串焼き
【旬】
旬は冬である。しかし、6月ごろも美味しい。
金目鯛の煮付け
金目鯛の西京焼き!
【うんちく】
産卵期は夏から秋にかけて、孵化した稚魚は一年で15㌢、
二年で24㌢、3年で40㌢ほどの成長し、4年で産卵活動を行う。
若魚は沿岸100~250㍍付近に生息し、成長とともに深いところに
移動する。成魚は、水深800㍍近くの海底に住む。
深海で少ない光を有効に使う為、眼の網膜に反射鏡を持っている。
これが光にあたると鮮やかな金色に輝くのである。
肉食性で夜間に海底から浮上し、魚類、イカ類、甲殻類などを
食す。14~16年位生きるといわれる長寿魚です。
金目鯛のにぎり鮨
金目鯛の兜煮
【ブランド・産地】
ブランド化はされていません。主な産地は関東と伊豆諸島。
ブランド化とまではいきませんが、強いてあげるならば、
東伊豆 稲取港の「地金目(ぢきんめ)」がお勧め。
キンメダイの鍋
金目鯛の刺身
【産地ならではの漁師料理】
金目鯛は、身は柔らかいですが脂ののりがよく美味な白身のお魚。
代表的な食べ方は煮付けですが、鮮度の良いものは刺身も最高。
産地の方いわく…「魚系の鍋に金目は欠かせない・・・。なぜなら
この魚を一切れ入れるだけで、鍋の味が変わるんだよ。魔法の
様な魚さ・・・」と。食べて納得!確かにいいダシが出ますね~!
もう一品は、刺身の後の皮。鱗(うろこ)を取り除いた皮に塩を
かるくまぶしておく。食べやすい大きさにキザミ、ナス・ごぼう・
ピーマンなどと、油で炒める。三つ葉と青ネギをふりかけ出来
上がり。・・・・・ビールですね!
キンメダイの兜焼き
【栄養と効果・健康】
たんぱく質と脂質が豊富。エネルギーも多く、育ち盛りの子供には
ぴったり。
ミネラルでは、カリウム・マグネシューム・リン・カルシューム・
鉄が豊富。
ビタミンもA・D・Eを含み、非常にバランスの良い食材です。
金目鯛のカルパッチョ
金目鯛の西京焼き
金目鯛の味噌汁
キンメダイを使ったフレンチ
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