朝のコンビニで良いものを見た。
いつも行く店で金髪の女性店員がいる。お小遣い稼ぎにバイトをしているんだくらいに思っていたのである。
小さな子が支払いをしていた。小さな小銭入れからお金を出しているが、まだ計算が追いつかないらしい。最初店員はレジカウンターから乗り出して子供と一緒にお金を数えていた。ゆきたんくがもう一方のレジで支払いを済ませた時、金髪の店員はカウンターから外に出てきて、子供の前でしゃがんでお金を数えていた。そればかりか、「これで50円だよね。」などと子供に優しく声かけをしながら教えていた。
その姿がとても良かった。
いつの間にか見ることが少なくなった、大人と子供のやりとりである。長い時間の間に人を見かけで判断し、その中身については十派一絡げにしてしょうがないと納得していたゆきたんくである。
あらためて、その店員の顔を見るととても優しさに溢れた素敵な顔をしていた。今まではフィルターをかけてその方を見ていたことが分った。時間の経過とともに世の中を見るフィルターを身につけてしまったゆきたんくだが、今一度それをはずしていろいろな物事を見てみたいと思う。懐かしい情景や新しい発見があるかもしれない。