さて、風呂場ネタである。
先輩方の餌食になったゆきたんくは少し利口になった。
先輩方に会わずに風呂に入れるような時間帯を見つけたのである。
1年生ばかりの入浴時間帯である。
そりゃあ、先輩方は1番風呂から早いうちに入るのである。
だから汗をかいた量が少ない時には、食事後に風呂に入るのである。
当時珍しかったのはトニック・シャンプーだ。
その名の通りトニックの入ったシャンプーである。
それも、通常の何倍かある大きさのボトルを風呂場に持ってくる奴がいる。
当然使ってみたい。
ゆきたんく「ちょっと貸して」
ミスターx「えっ」
ゆきたんく「ちょっと貸して」
ミスターx「自分のがあるだろ」
貸してくれなかったのである。
他の奴にも同様の対応だった。
そりゃあそうだ、自分のがあるのにね。
断った奴が正しい。
とは言っても何か悔しい。
奴が頭の泡を洗い流している。
断られた同士で結託して
流している泡が切れるころに、奴のシャンプー・ボトルからシャンプーをかける。
また泡が立ち始める。
これを繰り返してボトルを空にしてしまった。
「ザマーミロ」
と思ったがこちらが完全に悪い。
35年後のカミングアウトである。
大変申し訳ないことをした・・・
次回、タッパー・ラーメン