現在はさいたま市の鉄道博物館にバトンを渡した形になっている交通博物館である。
残念なことに、鉄道博物館は大人になってから初めて行ったのである。
かつて交通博物館にあった展示物にふたたび会うことができたが、子供の頃の気もちに戻ることはできない。
場所が違うし建物は建て替えられている。
そう、引っ越し先の友達の家に遊びに行った時の感覚だ。
友達は変わらないのだが、周囲が変わってしまっている。
2人で遊んだ公園も、学校もそばにはないのだ。
交通博物館に行った時には、実家に帰ったような感覚を味わった。
入り口のD51も、
この手すりも
この出窓も
この外観が・・・
交通博物館の文字が・・・
そう、二度と会うことができないことにあらためて気づかされたゆきたんくであった。