夏の旅行中のこと。
ブラウバッハからザンクト・ゴアルハイゼンに向かっている時。
運転手のNさんが
「オイシイミセガアルンダヨ。」
と言って車を停めた。
オスターシュパイにあるお目当てのお店。 → Map
車を降りて店に向かう。
Nさんにいろいろと語りかける。
無視をするNさん。
何があったかなと振り返る。
Nさんが消えた。
そういえば、「サキニミセニイッテテ」と言っていたことを思い出した。
どこに行ったのだろう。
しばらくして店の方にきた。
Nさん「ヒドイネホトンドナカッタヨ。」
ゆきたんく「?」
Nさん「キットブドウジャムツクルノニ、アサカラキテトッテイッタンダ。」
何を言っているのか分からなかった。
店を出てしばらくして聞いた。
ドイツでは、国がそこらにある植物を管理しているのだそうだ。
そしてそこいらにある植物の実は取って良いことになっているという。
エヌさんは、ブラックベリーが食べたくて、店とは反対方向にある繁みに入っていったのである。
せっかく店に行ったのだが、近くにブラックベリーの樹を見つけたのでそちらに先に行ったという。
そこらにある果物の実を自由に食べて良いなんて素適なきまりではないか。