伝えたんく

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マイク氏のルーツ2

2015-11-08 23:14:55 | 音楽

マイク氏のルーツはフォークと言う話を書いた。

彼を語る上で避けて通れない曲がある。

「チューブラーベルズ」という曲だ。

パート1…25分、パート2…23分という長尺のクラシカルな組み立てをされた曲である。

1973年にヴァージンレコードの第1回新譜として、イギリスでリリースされて、その年の国内最高位は2位。

随分と長い間ベスト10内には残っていたようだ。

それが1年4か月後にようやく1位となる。

自身のセカンドアルバム「ハージェストリッジ」を1位から蹴落としてである。

そんなことは、他ではビートルズしかやったことがない快挙である。

アメリカではグラミー賞の最優秀インストゥールメンタル曲として表彰されている。

その間(かん)、パート1の冒頭が映画エクソシストのテーマとして使われた。

そのおかげでアメリカでは有名になったが、曲を勝手に編集されたのはおもしろくなかったようだ。

日本には「チューブラーベルズ」はエクソシストのテーマとしてやってきたのだ。

曲を聴くだけで怖いという日本人は多い。

ヨーロッパのライブで曲が始まると拍手喝采で盛り上がるのだが・・・

 

さて、マイク氏のルーツをフォークと書いてきた。

彼の曲のほとんどはギターで作られたものだと思う。

それを他の楽器で表現できないか、そして重ねられないか。

ベストな楽器をチョイスして多重録音をしているようだ。

ただ、この「チューブラーベルズ」はピアノで作ったという。

もともとクラシックピアノを習っていたマイク氏。

ヨハン・セバスチャン・バッハの「トッカータとフーガニ短調」の一部を逆さに弾いていたらできたという話もヨーロッパのテレビに出演した時にばらしている。

曲作りの背景は、自然の美しさを伝えたかったのだそうだ。

表現の音としてピアノが一番だったということらしい。

ギターの音源を見つけた。

フォークには聞こえないが、奏法はオン・ホース・バックと変わらない。

ただフォークと言い切れるかどうか・・・



チューブラーベルズ              ハージェストリッジ 


Ramon Ruiz plays Tubular Bells by Mike Oldfield

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