日本は安全な国。
治安もさることながら、世界に評価されたのは大災害時に暴動・略奪等が起きないこと。
民意が高いと評価されているようだ。
しかし、国内にいる時と海外にいる時では認識を変えねばならないのではないか。
昨日投稿した記事の写真に、パリ北駅にあるイギリスの入国審査場所の入り口写真を掲載した。
高速鉄道のユーロスターに乗りたかったからだ。
憧れだったユーロスター
その時はドイツに入国(入国審査は楽だった)し、ドイツからベルギーのブリュッセルを経由してパリに入った。
ユーロ圏内の移動は、日本における国内移動と同じくらい簡単に感じた。
さて、フランスからイギリスへはユーロ圏を離れるために、入国審査がある。
そこで何項目もの質問があった。
しつこいたらありゃあしないと感じた。
その時はそれきりだった。そんなものなのだろうと。
今夏デュッセルドルフ空港での入国審査で並んだ時に、やたら質問の長い列に並んでしまった。
4列あったのだが、他の列はスイスイなのに、自分の列はノロノロ。
まぁ、自分で選んで並んだのだからしょうがないと思っていた。
やることもないのでしばらく前の方を見ていると、ドイツ系以外の者に時間をかけていることが分かった。
きっと私も長いだろうなあ。
英語でコミュニケーションを取るしかないだろうが、分からないことも出てくるだろうなぁ。
案の定長かった。
係りの方の顔を見た。
他の場所の方と違っているように見えた。
そう、日本の警察とか、他国の入国審査を担当していた軍人の眼差しと共通するものがあった。
まあどうにか、通ることができたが、それだけセキュリティとしての役割に責任を持って取り組んでいる証拠だろう。
台湾に言った時のことに話が飛ぶ。
初めての台北にワクワクしていたゆきたんくである。
お目当ての一つに総統府があった。
ただ台湾の政局が不安定あおりを受けて、見学することはできなかった。
2012年の総選挙で馬英九総統が支持率が低迷した。
2013年9月に王金平立法院長を追い落とす権力闘争を仕掛けたが、世論が王金平に味方した。
旅行に同行したS氏の一言が思い出される。
「ゆきたんくさん、台湾は戦時下ですよ。」
実際に、総統府の周囲には、有刺鉄線で張られていた。
それもカミソリタイプのものである。
総統府敷地の角地部分に貼られたカミソリ有刺鉄線。
離れて撮った写真
その周囲を警備していたのは警察ではなかった。
軍人だったことを覚えている。
流石にカメラを向けることはできなかったゆきたんくであった。
海外に行く時は、日本にいる時よりも安全に関して大きく認識を変えなくてはいけない。
神経質になることではなくて、その国について勉強しておかねばならないと思うのだ。