前回投稿のチューブラーベルズはフォークと言うよりもクラシックに近いのではないか。
もっとも、印象的なイントロのリフはバロック的といえばよいのだろうか。
さて、マイク氏は1992年9月にエジンバラ城のエスプラネード広場で「チューブラーベルズⅡ」のお披露目ライブを行った。
1973年にリリースされたデビューアルバム「チューブラーベルズ」から19年目のことだ。
オーバーダビングと言ってもテープベースのアナログ録音から、デジタル録音へ時代は変わっていた。
音のサンプリングができるようになり、CDと同じ音がライブで聴くことができた。
だが、曲作りに関してはギターで作ったものを様々な種類の楽器で試していたのではないだろうか。
ライブのポスター
1961 Fender Stratocaster, fiesta redを弾くマイク氏
チューブラーベルズⅡをお披露目した場所、エスプラネード広場は、毎年8月上旬から下旬にかけてミリタリータトゥーが開催される。
伝統衣装のスコットランド軍楽隊と兵士がパレードする1950年に始まったイベントである。
タータンチェックのキルトを身につけた兵士たちが、ライトアップされたエジンバラ城の前を、バグパイプの音色とともに整然と行進する。
「タトゥー」は「刺青(tattoo)」ではなく、軍隊の「帰営ラッパ(tattoo)」のことで、スコットランドの伝統楽器バグパイプが使われるのだ。
お披露目ライブは9月5日。
ミリタリータトゥー用に会場設営されたエスプラネード広場をそのまま使ったようだ。
エスプラネード広場に立つゆきたんく。奥にはエジンバラ城。 2014.08.11
チューブラーベルズⅡのパート2に「タトゥー」と言う曲がある。
ライブでは、キルトに身を包んだバグパイプ奏者が大勢出てきてまるで「ミリタリータトゥー」を見ているかの雰囲気になる曲だ。
青年期に精神的につらい思いをしていたマイク氏が苦悩からの逃げ道は音楽しかない作った曲に「ピース」がある。
チュープラーベルズのパート2に入っている曲だが、当時の精神状態と全く逆の状況を音楽に託したようだ。
チューブラーベルズの「ピース」に相当する部分がⅡでは「サンセットドア」という訳だ。
その動画があったので載せる。残念ながらギターによるものはなかった。
Mike Oldfield - Sunset Door
ここでの投稿は「マイク氏の曲作りはギターが基本では」とうたっている訳である。
ギターの動画が見つからなかったので、しょうがないから自分で弾いた。
多分、こんなのを遊びながら弾いていて気に入ったフレーズを様々な楽器で展開したのではないかと・・・
出来はかなり荒い。弾いているのがゆきたんくだから仕方がないし、お許しいただきたい。
お暇な方はご覧いただけたら幸いである。
できるだけサンセットドアに似せたつもりである。
sunsetdoor