フランスのパリでテロが起きた。
無辜の民の命を無差別に奪う事件だ。
ゆきたんくが初めて訪れたフランスはパリの10区だった。
友人のS氏とバリ北駅で降り、歩いて10区にあるホテルを探した。
乗ってきたタリスから降り、パリ北駅でフランスの写真を初めて撮った。 2014.08.08
同じような町並みでなかなか見つからなかったのを覚えている。
途中でフランス人のおじさんやおばさんを見つけ、フランス語は話せないので、片言英語でコミュニケーションを試みる。
結構通じるものだ。
そして宿のある番地というか番号を見せると指を指して教えてくれる。
それでどうにかたどり着いた。
シャレにならない、「ここはどこ、私は誰」(笑)
写真の中心にいる人物はS氏。目が点状態・・・ ゆきたんくは荷物番。
この時は、宿はいずれ見つかるだろう。
そう、軽い気持ちでフランスの景色を楽しんでいた。
それから1年。
パリでテロが起こった。
この写真の場所から1㎞足らずの所でも沢山の人が撃たれた。
10区と聞いて、胸が苦しくなった。
ゆきたんくにとって初めてのフランスの思い出。
その思い出の地で沢山の方が亡くなられた。
知っている方は一人もいない。
しかし他人事と思えないのである。
たまたま、ゆきたんくが神に選ばれなかっただけなのである。
時期がずれた、場所が多少ずれたということに他ならないのだ。
多くの犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。