軍艦島には、日本最古の鉄筋コンクリート製(RC)建築と言われている30号棟がある。
大正5年生まれの101歳。
7階建て(地下1階)の30号棟。
それがあと1~2年で崩壊するとかいう話がある。
絶対に自分の目で見なければ。
そう思ったゆきたんくである。
昨年12月は、悲しいことに台風26号に阻まれた。
軍艦島コンシェルジュの中で新しい展示物としてみたのがこれ。
軍艦島30号棟模型
写真OKということで大変嬉しかった。
そして壁に目をやると嬉しいニュースが。
軍艦島30年計画。保存されるのだ。
と思いきや、掲示物の下の方の図が現実に引き戻す。
なんと、30号棟は劣化度5。
重機が入ることもできず、崩れるのを待つしかない状態だという。
それで出た話が、後1~2年ということ。
いつ崩れてもおかしくないと思ったのが半年前のことだった。
保存のタイミングが遅かったようだ。
まさか世界遺産になるとは思ってもいなかっただろう。
今回、見に行きたかったのはこういう理由もあるのだ。
シーマン商会の船で軍艦島に向かう。
そして自撮りで30号棟とツーショットだ。
中には入れない。
最も大學などが学術的な調査をする場合は市の許可を得て中に入れるという。
この島の中で、一番近くに寄れる住居区はこの30号棟である。
昨冬寄った、グラバー住宅での動画を写したもの。
かつては、この吹き抜けが憩いの場だったという。
形ある間に遇うことができて感謝だ。