苦肉の策かもしれないけれど、当時は新しかったんだね。
70号棟と名のついた高島町立端島小中学校のことだ。
創立1893年創立の歴史ある学校だ。
火災による焼失により鉄筋コンクリートの校舎に変身したのが、ゆきたんくが生まれる前の1958年(昭和33年)。
かの東京タワーと同い年の建物だ。
その後、1961年に増築し7階建て校舎となる。
巷では小中一貫校が増えてきているが、このモデルのような学校だとゆきたんくは思っている。
敷地が限られていることの苦肉の策ではあろうが、素晴らしい建築物だと思う。
端島小中学校の校舎。 サイト「貧乏学入門」さんから、お借りしました。
4階までが小学校、5階と7階が中学校、6階は講堂(時に体育館)として使用されたという。
エレベーターは給食用で、児童生徒は階段を使っての登り降りは大変だったと想像する。
島内の住居は日当たりが悪いので、せめて校舎は日当たりが良くということで窓が大きく作られた。
さて、建物自体の劣化度は2ということで、5つの整備候補に挙がっている中で5番目になっている。
これまでの5つの物件は軍艦島を保存する上で、景観上重要な建築物ということである。
2018年度から30年かけてとのことだが、この70号棟については、倒壊が新配されるので計画前の現在緊急的に地盤整備を実施しているという。
それと合わせて劣化の激しい炭坑施設(生産施設)の補強も行われるそうだ。
護岸が崩れたことがあって、しばらく放置した時期があったという。
その時に大きくえぐられたようだ。
もとの岩礁も見えている。
グラバー園で見た動画から。
グーグルさんに借りて。 白⇒の部分。