読むペースが極端におちてます。。。
12月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1347
ナイス数:371
未だ行ならず(下)-空也十番勝負 青春篇 (双葉文庫)の感想
ここで終わり、なんですか。十番勝負を五番勝負で切る、ということは読む前から知らされていましたが、そのラストがここ、ですか。読み終えた直後の感覚としては「そんな殺生な」ですが、居眠り磐音シリーズからここまで読み続けてきた身からすると、これもありかな、と感じます。そしてだからこその江戸の面々のそれぞれの決着、遠い昔の謂れからの繰り返しでもあったのかなー。佐伯先生が続きの筆を取ってくださるかはあとがきを読むと分かりませんが、どちらでも受け入れられるな、と今は感じています。51冊プラス7冊。私もよく読んだ!
読了日:12月21日 著者:佐伯 泰英
未だ行ならず(上)-空也十番勝負 青春篇 (双葉文庫)の感想
長期積読本)ああ、落ち着く。なんていうか帰ってきた感がとても強い。久しぶりの磐音さん、の先の空也くん。この空気感、というか立ち合い場面での空間作用の表現というか、これぞ長年馴染んできた世界っ!な王道。いろいろ引っかかっていたりやっぱり磐音さんが恋しかったりもしますが、楽しんで上巻を旅することができました。さてさてこの先、見えることも見えないこともありますが、下巻に進みます。
読了日:12月15日 著者:佐伯 泰英
突きの鬼一 (小学館文庫)の感想
初作家さん)あっさりさらりと。さくさく読める時代物。長く積んでありまして、読み終えてみたらまさかのシリーズ物ですか!全然お話進まないなぁとは思ったのですが本当にまだ江戸にも辿り着かないのね。主人公のお殿様。出奔されたこの方は、かなり変わっておられます、ね?いやお殿様ならこんなものかしら?うーん。続きはどうしようかなぁ。
読了日:12月07日 著者:鈴木 英治
ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人 (角川文庫)の感想
これは重い。シリーズで一番、苦しかった。安楽死。死を選ぶ権利。言葉の上ではありだと思っても、実際に直面した時どうするのか。ドクター・デスとのやり取り、依頼した家族の思い、願い。実際に死を望んで叶えられた当人の気持ち。どう受け取ればいいのだろう。図らずも作者はその判断を犬養隼人にも求める。読みながらどうしようどうしようどうしたら、それは本当?頭の中がいっぱいいっぱいになる。答えは、、出せない。
読了日:12月04日 著者:中山 七里