突然一冊紛れ込んでいる雑誌は。
新井素子さんのあの書庫とぬいさんたちの棚が観られる!とわかって
立ち読みで帰ることができず購入(笑)
どこまで好きなんだー私!とか1人ツッコミしつつ、、
でもね。
まさか実物を拝見できるなんて思わないじゃないですかー。買って正解でした。満足満足♪
そして。
東野圭吾祭りというか、、加賀恭一郎シリーズ再読祭り実施。
まだ文庫になっていない10冊目は未読ですが、ようやく「麒麟の翼」を読めたので。
続けて読み返す。予想以上のヒットでした。
・・・現在某理由から中断中ですが。。ああ情けない私~状態なのです
2014年5月の読書メーター読んだ本の数:18冊
読んだページ数:5617ページ
ナイス数:1886ナイス
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)の
感想加賀恭一郎シリーズ6作目)再読。短編集でした。(忘れてました)人が隠そうとする物のためにつく嘘。そこを指摘し解き明かし隠し事を暴いていく加賀さん、という形で様々な人間模様が描き出される。ほんの少しおかしいな、という所から始まる静かな追求は読んでいて面白いと同時に、人って莫迦だなあ、とも思います。だから進んではいけない方向に足を踏み出してしまうのでしょうけれど。最後の物語がよかったかな。友人のために動く刑事の姿。加賀さんらしい姿だな、と思いました。(でもやっぱり、このシリーズは長編がいいな、とも。)
読了日:5月30日 著者:
東野圭吾私が彼を殺した (講談社文庫)の
感想加賀恭一郎シリーズ5作目)再読。今回は分かったぞー!って実はこの作品は以前友人に貸して返してもらうときに犯人はこの人だよ、と解説してもらったものでした、とさ!(笑)それでも今回再読中はポイントは分かるけれどこんがらかり。手引書読んで、そのポイントが一歩ずれてるじゃん!と気付き…(爆)どれだけ注意力散漫で物覚えの悪い人間だろう、と我が身を省みる結果になりました。それにしても、ここまでのシリーズは扱う内容がかなりダーク?ですね。人の心の闇や触れたくないもの。まぁ、殺人事件なんだからそこが一番究極な部分ですが。
読了日:5月28日 著者:
東野圭吾婦人公論 2014年 6/7号 [雑誌]の
感想「3万冊と4000匹。ともに暮らせる家を建てて」ということで、「新井素子さん」目当ての雑誌。まさかあの書庫と階段上部のぬいさん達の棚を拝見できる時がくるとは!本棚はなんと素子せんせの身体のサイズにあわせた間隔で、ぬい棚は一部重量で金属の金具が曲がってしまった!なんた知らなかったことも、教えてもらい(笑)買ってよかった!な、長年のファンです。
読了日:5月26日 著者:
悪意 (講談社文庫)の
感想加賀恭一郎シリーズ4作目)加賀刑事と犯人。二人の「手記」で綴られる一つの殺人事件。そこで追い求められるのは「動機」。なぜこうなってしまったのか?普通は簡単に解明されてしまう「動機」が実はこの物語の一番の謎であり、その謎のために見える景色が二転三転する。基本的に読者は刑事の視点と同じかな?でもきっちり加賀刑事の洞察力からは置いてけぼりになった私ですけれど。(この状態は何度目だろ/w)人が人に向ける「悪意」ここまでの強烈な感情をどうしても理解できない自分も毎回自覚する。この犯人。。わからない・・・。
読了日:5月25日 著者:
東野圭吾どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)の
感想加賀恭一郎シリーズ3作目)疲れたー。ほんっとに疲れた。最初から「これは謎解きの作品ですよ」とはっきりしていて(あ、ミステリーはなんでもそうですって。。!?)しかも最後に「犯人はこいつだ!」がはっきりしないことも分かっていて(再読ですから)だけど私は初読みで「この人、かなあ?」と思いはしたけどはっきりせず、「手引書」を開いてみてもこんがらかり。。。だったんですもん。リベンジも兼ねた今回の読書は。。そりゃあ疲れるよ(笑)ついつい殺された彼女に感情移入して容疑者2人の言い分に腹たってくるし。。(続)
読了日:5月23日 著者:
東野圭吾眠りの森 (講談社文庫)の
感想加賀恭一郎シリーズ2作目。彼の恋バナに触れるのはここまで、だったかな?バレリーナ達の哀しい事件。誰がどう、というのではなく登場人物それぞれが必死に生きた結果がたまたま最悪の方向に進んでしまい、それを解き明かした加賀刑事もまた、心の中に深い傷を負いその後の彼の刑事人生を決めたのかもしれない、と思った。ラストの風景になんとなく。目覚めたものは何だったのか?と考えながら。
読了日:5月21日 著者:
東野圭吾卒業 (講談社文庫)の
感想あれ?こんなに読み終わったときに後味の悪い作品だったっけ?というのが今回の印象。以前読んでから4年位経ってるけれど、それにしても今の「加賀恭一郎」との差に驚くと同時に東野圭吾の作風の「差」にも驚く、というところかな。再読本ではあるのだけれど、シリーズの新しいものから続けて読むとまるで違う人の本のようだった。細かい事件トリックの説明や若さ故の強引な行動。そしてその終わり方。とても面白く楽しめるのだけれど、若い。とにかく若い。作者さんも若いってことだろうなあ、と思いながら本を閉じた。シリーズ再読は(続)
読了日:5月19日 著者:
東野圭吾麒麟の翼 (講談社文庫)の
感想加賀恭一郎シリーズ9作目。父と息子の悲しいすれ違い。それでも最期の時の思いが伝わったことに切なく涙する。一つのボタンの掛け違いが起こす悲しい事件。地道な捜査の積み重ねから軌道を正して答えを導くいつもの慧眼。そんな楽しみともう一つ。加賀さんのお父さん。亡くなって三回忌になるのか、とそちらも時の流れを感じ、仕事関連ではこんなに人の痛みや苦しみ、暖かさのわかる彼が、こと父親のことになると相変わらずだなぁ、とも思う。物語の最後は祈り。その先を描かれなかったことで更に深くこの結末を印象づけられた。辛い。
読了日:5月16日 著者:
東野圭吾新参者 (講談社文庫)の
感想単行本にて読了作)貸したまま帰ってこないんで文庫本を購入。大正解。やっぱり加賀恭一郎シリーズが私の中では一番なんだな、と再確認。そしてその中でもこの物語は大好きです。江戸の人情捕物帳って感じで加賀刑事の積み重ねてきたものがそのまんま出ていて読み始めてすぐに引き込まれ、でも読み終わるのがもったいない一冊なんだな。一つの殺人事件の外堀を、所轄の刑事として地道に埋めていく。自分は新参者だからと言いながら、けれども自然にこの古くからの町に溶け込んでいく。時代小説に似たこの物語の進み方がすごく好きです。
読了日:5月13日 著者:
東野圭吾とうさんまいご (五味太郎・しかけ絵本 (2))の
感想デパートに出かけて、とうさんがまいごになっちゃったから探すのだ!というおはなし。子どもの立場からしたらそうか!と、初めて読んだときは笑っちゃったなあ。しかけ絵本でとても鮮やかに組み合わされてページが進みます。さあ。とうさんみつけられるかな!?「ぼく」の小さな冒険だね、なんて今は思うけれど、子どもに読み聞かせていたとき、そして子どもが自分で読むようになってからも繰り返し楽しんだ1冊。
読了日:5月12日 著者:
五味太郎きんぎょが にげた (福音館の幼児絵本)の
感想本棚から探し出しました。子どもたちが小さい頃大好きだった1冊。そして大人でもとても楽しめる一冊です。文は短く平仮名を覚えたての子でも読めて、きんぎょを探して家中を探検。そして最後の一行でほっとする。楽しくてとてもあったかいおはなし。改めていまよんで、わくわくドキドキしてしまいました(笑)
読了日:5月12日 著者:
五味太郎夏目家の妙な人々 (白泉社文庫)の
感想再読)あー笑った!ほんとにケラケラ笑えてほんわりとした1冊。ちょっぴり(いやかなり?)変わった夏目家の人々の、平凡な(どこが?)日常。わかつきマジックにかかると、ほんとに毒舌とぶつかり合いの日々がとことん羨ましいあったかい家庭に変わる。この一家。というか、とーさんと次男くんは「きんぎんすなご」にも登場するのであった。あちらは大きくなってるけど、次男くんがやっぱり一番父親似だね(笑)すこし肩のちからを抜きたくて選んだ一冊。ベスト!でした。よし、いこう♪って気にさせてもらえました。
読了日:5月11日 著者:
わかつきめぐみ出世花 (祥伝社文庫)の
感想艶から縁へ。武家から三昧聖へ。生まれ変わることで彼女が選び進んでいく道。お縁の周りにはあたたかな心根の人々がいて、とくに正念さまの兄にも似た見守る姿が今回は心を打つ。彼自身の物語でもあった最後の章を読んで改めて。その心の内を思うと切なくもあり、またあたたかくもあり。仏の道とはこういうものか。その中に身をおいて歩む彼女の続きの物語が読みたいな、とふと思った。母子草。最後の景色に包み込まれる優しさを感じながら。すごく穏やかな気持ちで本を閉じる。
読了日:5月11日 著者:
高田郁銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)の
感想生きることの大半は苦労の連続。思いもしない方向から、むごい仕打ちはやってくる。それでも大坂の商人魂はへこたれない。その根底には武士として育った10年間も含まれていて、その上に重ねられる日々が彼を折られても折られても折れない、起きあがる生き方を歩ませる。周りの人々もまた同様に。琥珀寒にしみじみとした物とおおきなきっかけを感じながら、これぞ大坂商人!の生き様を駆け抜けた。淡々とした生活のなかにある信念を貫き通す意志の姿。さり気なく誇張せず描き出すことが本当にうまい作家さんだな、と再確認。
読了日:5月8日 著者:
高田郁小暮写眞館(下) (講談社文庫)の
感想上巻との差に少々とまどう。下巻は一気に重い話になった。そうであろう事は想像できたけれど、もう少し柔らかな表現方法でいくのかな?と勝手に思っていたので。きっちり現実を現して、そしてラストは本当に思いもかけない方向で。柿本順子の存在がここまでになるとは。正直、主人公を始め、周りにもあった恋模様はちと理解できずです。鉄っちゃん2人が最高に素敵だなぁ。そして、そうか。この「表紙」の景色に向かって物語は収束していくのだな、という所は好きでした。未来に幸あれ!
読了日:5月7日 著者:
宮部みゆき小暮写眞館(上) (講談社文庫)の
感想しみじみと良い物語だな、と思う。宮部作品の現代物はかなり容赦なくキッパリとした物が多い、と、思っている中、これは確かにミステリーではあるけれと、登場する人たち一人一人の物語で、とても(おかしな表現だが)安心して読めた。基本私もかなり怖がりなんで、謎の、というか人の物語のとっかかりとなる「写真」には鳥肌立っちゃうしぞぞ~~としてしまって困ったけれど(>.
読了日:5月5日 著者:
宮部みゆき美雪晴れ―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)の
感想澪と料理。料理と澪。このふたつを物語るという、一番基本の所に戻ってきたような気がする。もちろん、ご寮さんの温かな物語もあるし、つる屋の面々の個性豊かな表情も健在な中に、この先の姿が垣間見えるし、様々に先へ向けての動きは激しく流れているのだけれど。読み始めてすぐに、ああ、この世界だよ。これだよ、これ!と、色々な問題に料理人として悩みながら一歩一歩立ち向かう澪の姿にとても安心した。初めは無着だとしか思えなかったあさひ太夫の見受けの話しも、この澪という少女の粘り強さならば、と思わせられたのもまた、感動。
読了日:5月2日 著者:
高田郁浜村渚の計算ノート 5さつめ 鳴くよウグイス、平面上 (講談社文庫)の
感想今回は素直にとても楽しく読むことができました。このシリーズは巻を、重ねるごとに更に面白くなるな、と思います。全体の雰囲気がやわらかく変わってきたのはやり浜村渚ちゃんのおかげ、かな?プロローグからおや?っと思いましたがやっぱり、組織の中のもめ事は起こってるんですね。そのおかげ(?)で、パップス・ギュルタン荘のエピソードが加わってくれた(+機械嫌いの大山さん)のもよかったな。また、鳩の巣理論の渚ちゃんの「仲間外れにしない」論はこのシリーズ始まって最高に、こころがあったかくなりました。そう。今回は(続く
読了日:5月1日 著者:
青柳碧人読書メーター