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2021年1月の読書

2021年02月04日 16時02分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

読んだ本の数:5
読んだページ数:1450
ナイス数:364

雪の断章 (創元推理文庫)雪の断章 (創元推理文庫)感想
作家さんとの縁、があるのかな。佐々木丸美さんを知ったのは弟の本棚。高校の頃だったか?単行本の表紙の美しさと真剣に読む弟の表情を覚えいる。面白いよと勧められた。それから○十年。極たまに、不意に私の目に飛び込んでくる作家さん。読むと改めてその文章の美しさとことばに引き込まれる。このデビュー作は独特の雰囲気で孤児と彼女を育てる青年の十数年を描く。いろいろ引っかかるものもあるが「森は生きている」を織り交ぜ、強烈なスパイス(殺人)を投げ込みながら描かれる人々の模様は激しく冷たく頑なで、とても熱い。まるで雪の表情だ。
読了日:01月29日 著者:佐々木 丸美
みんなのナポリタン 食堂のおばちゃん(9) (ハルキ文庫)みんなのナポリタン 食堂のおばちゃん(9) (ハルキ文庫)感想
最新刊。本屋さんで偶然見つけてほぼ発売日に手にした。お話は変わらず美味しいお料理と人々の暮らし。癖のある人。困った人や楽しい人。受け入れ受け止めるはじめ食堂。うん。で。2020年暮れから2021年春まで描かれていて。一歩先の未来?読みながら何回も確認してしまった。気付いたらすぐそこの未来までを描いてるんだ。正直に書きます。そこが私には少々負担でした。前作から感染症に触れた上でのこの物語だから。異世界、パラレルワールドではないから。楽しいお話だからこそ参ったな、と心の切り替えが難しかった。楽しいお話なのに。
読了日:01月22日 著者:山口恵以子
居酒屋ぼったくり おかわり! (アルファポリス文庫)居酒屋ぼったくり おかわり! (アルファポリス文庫)感想
変わらぬ日常と変わらぬ町とぼったくり。そして激甘さが加速して止まらない新婚カップル(笑)どっちを向いても理想的すぎる。。と思いながらも楽しくここまで読んできました。終わった〜。この2人、とんでもなく最強に甘かったー。が素直な感想、です。
読了日:01月15日 著者:秋川 滝美
むすびつき (新潮文庫)むすびつき (新潮文庫)感想
2020年年末から2021年始まりの一冊。「縁」「前世」「生まれ変り」相変わらずなドタバタ騒動の中、今回は始めからどことなく寂しさが漂う。それは未来のどこかで辛抱強く若だんなをまつ妖たちの姿が重なったり、折々若だんなが人と妖の考え方の根本的な違いに哀しみを感じたりしていた為、だろう。このどこか足が地面にしっかりと立っていない感覚は、今のリアル現実とも重なって、このシリーズでは初めて、たまらない気分になった。それでも今ここにいる自らとそして周りにいる人や妖と生きる。明日へ行ける。終章のその言葉を頼みに→
読了日:01月07日 著者:畠中 恵
くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)感想
2歳になったばかりのマゴくんにお年玉として絵本。トミカとプラレールに夢中な子だけれど、表紙を見たらすぐ、「くれよん、くれよんっ!」と反応してくれました。お膝の読み聞かせ、しっかり見てくれてよかった。たくさん絵本に触れて欲しい。ババの願いです。
読了日:01月03日 著者:なかや みわ