のんびりぽつぽつ

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2019年1月の読書 初めてイベント参加してみた

2019年02月21日 21時24分06秒 | ★★★毎月の読書まとめ
読書メーターで日々いろいろやっているイベント。
お誘いいただいて、初めて「柏葉幸子さん読書会」に参加。
って読んだら感想UPするってのだけど、知らなかった作品を教えてもらえたり、
いいもんだなぁ、と思う。月をまたいでまだ作品があるのだ。

1月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:1202ナイス数:611アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)感想図書館本)読友さんの言葉に惹かれて。戦後の何もない時代の物語。赤いオーバーを作るために母親が羊毛を手に入れるところからコツコツと、一つ一つ母子が共に手に入れていく様が、暗い時代とばかり表現されがちな時にあたたかな気持ちを持たせてくれる。そして最後にとてもステキなクリスマス。赤いオーバーが出来上がったことももちろん嬉しいけれどそれ以上に、関わった皆で暖かく楽しく祝える時を持てること。その大切さ、ありがたさがこころに沁みた。ステキな絵本です。読了日:01月30日 著者:ハリエット ジィーフェルト
dele2 (角川文庫)dele2 (角川文庫)感想図書館本)ケイが哀しい。祐太郎も哀しい。徐々に関係が変わっていったふたり。ラストの何もかもがわかった後でさえ友達だと言えるふたりがこの先近いうちにまた、道を同じくできたならば…と祈ってしまう。限りなく優しい、でも限りなく辛い物語だった。ドラマではつい「続編欲しいなぁ」と思ったけれど、活字で改めて読むと、このお話はここで終わり、だろうか。それでいいと思う気持ちと、でもこの先が知りたいと願う気持ちと両方がいま、存在する。読了日:01月30日 著者:本多 孝好
私の少女マンガ講義私の少女マンガ講義感想図書館本)予想以上の読み応え。萩尾望都せんせがこんな講演活動をしていらっしゃるとは。そして現代社会の問題に真正面から向き合って語られる言葉にも驚きとともに考えさせられた。いつの間にか「漫画」も確実にひとつの文化になっている。表面の軽い言葉としての文化じゃなくてもっと深いなにか。改めて近年の萩尾望都作品にも触れてみたいと思いながら、若干躊躇しているかな。それからなるほど、作家さんも年齢で描けるものが変わっていく。そんな中、エドガーやアランがそこにいてくれて本当に嬉しい。また会いに行こう。読了日:01月22日 著者:萩尾 望都
狼ばば様の話 (文学の扉)狼ばば様の話 (文学の扉)感想【柏葉幸子さん読書会】シリーズ3作目。年末からおばあちゃんが過ごす湯治のお宿に一緒にきた瞳子。そこで語られる昔語りとそして巻き込まれる不思議。温泉宿のたっぷりのお湯に浸かったようにほっこりと身体もこころもあたたまる、そんな物語だった。スガの平は誰も拒まない。来るものを受け入れてくれる。ひとりで頑張らないで頼っていいんまよ。瞳子の言葉と願いに胸がぎゅうっとなります。おばあちゃんの友達もわかり、これからは皆で過ごす楽しい時間もあるのかな。あ、その前に瞳子はスキーをしっかり練習しないとね(^^)読了日:01月15日 著者:柏葉 幸子,安藤 貴代子
狛犬「あ」の話 (文学の扉)狛犬「あ」の話 (文学の扉)感想【柏葉幸子さん読書会】(図書館本)瞳子とおばあちゃんであるつた子先生の物語2冊目。今回もつた子先生と「不思議」に関わるのかな?と読み始めたら違った。なんと瞳子がひとり、つた子先生の代わりになって「不思議」と関わるお話で、そしてそれは瞳子のおかあさんに繋がるものでした。母親の気持ち、子どもの気持ち。どちらも感じてどちらも分かる瞳子の心根がとてもやさしく、そして逞しい。体験した(夢で教えられた)ことを元に、おばあちゃんとおかあさんの気持ちをつなぐことになるのでしょうか。「不思議」を描きながら→読了日:01月13日 著者:柏葉 幸子,安藤 貴代子
つづきの図書館つづきの図書館感想【柏葉幸子さん読書会】再読)ももさんという不器用で引っ込み思案の大人の女性を主人公にしたお話。絵本から何故か抜け出してしまった王さまや狼、あまのじゃく、幽霊と一緒に知りたい続きの謎解きしながらも、実は父親の過去を紐解くことにもなる物語。ラストが辛くて毎回読みながら構えてしまうのは私が大人だからなんだろうか。ももさんの続きを「もう大丈夫」と信じていった人(?)たち。そしておばさん。せめてその絵本たちをももさんの手元に残せたらよかったのに…。毎回願って辛く、そしてまた痛みも感じてしまいます。読了日:01月10日 著者:柏葉 幸子
霧のむこうのふしぎな町 (子どもの文学傑作選)霧のむこうのふしぎな町 (子どもの文学傑作選)感想【柏葉幸子さん読書会】再読回数不明本)小学校の時から今までずっと手元に置いて大切にしている物語。いつ読んでも何度読んでも最後の章にくると淋しくて、またこの町に来られますように、と願う。霧のむこうにあるこの町に行きたいと本気で願った子ども時代。それから長い時間が経ったけれど今もまだ変わらない気持ちを持っている。ふっとそこの角を曲がったらあの石畳の通りに出られないかな?表紙が今は違っていて淋しくはありますが私は初めからのこの表紙のこの本をずっと大切にしています。ナータと同じように。読了日:01月04日 著者:柏葉 幸子
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