やっぱり読めない2月。それにしてもホントに読めなかった2月…
2月の読書メーター
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読んだページ数:362
ナイス数:83
冬天の昴 (光文社文庫 あ 46-8 光文社時代小説文庫)の感想
再読)前巻で清之介の覚悟が描かれて、その通りの生き方を歩む彼の言葉を「つまらない」と切り捨てる木暮信次郎。その心内を伺うことは誰にも出来ないのかな。お仙さんの意外な過去と血に染まった今。繋ぐ信次郎の頭の中を本当にのぞいてみたい。お仙さんの昔語を聞いた時からもしかして犯人を描いていたのかな?とも。謎を解き、彼にとってはついでかな?とも感じる上役の無駄な死を防いで一件落着したけれど、つくづく人とは怖いものだ。善人、悪人、人を好くこと、嫌うこと。色々感じる一冊でもある。
読了日:02月15日 著者:あさのあつこ