懐かし過ぎる創竜伝。完結と知り初めてノベルス版を買う。田中芳樹せんせは、確か完結させるのは作家の務めと言うようなお話、されていたような?それにしても長かった。もう書いてくださらないかと思ってた。最後はバタバタ感否めないですが、この落とし所には頷けました。ただ、講談社文庫になってCLAMPさん表紙になるのが確実なら、そこまで待ったなぁ、とちょっぴり後悔。
読んだ本の数:5
読んだページ数:1600
ナイス数:269
再生(仮)の感想
読みながら、自分自身の今までも軽く振り返ってしまった、くらい、重なる時間をこの人を好きでいた。いや、今も大好きです。知っていたこと、全く知らなかったこと。一冊の中に緒方恵美という人がどっしりと居た。当たり前なんだけれどね。綴られる文章(語り口のような)の隅々まで。ああなるほど、そうだったんだと思うことも沢山あって、そして。今までこうして声のお仕事を続けてくださっていることを感謝する。「声」に惚れたはじめての方。これからもお身体だけは気遣いつつ、前に進んで力をいただきたい。14歳のこころと共に。
読了日:07月30日 著者:緒方 恵美
創竜伝15 <旅立つ日まで> (講談社ノベルス)の感想
ホントに終わりました。3つの年号を跨いで、もうこのまま終わらないんじゃないかなと思っていたこの作品。本当にこれで終わりなんですね。最終章までほぼいつもの感覚で読んできて、六仙の「寿命があります」に自分でもびっくりするくらい切なくなりました。そして茉理ちゃんは同行はしないのか、、というところも。この終わり方しかないだろうと思うけど、なんだか残念な感覚もあり。でもこうしてきちんとケジメがついたことには満足です。小早川女史の最期にびっくりしてそして、座談会の会話に和んでシメましょう。…え?文庫も出るの?
読了日:07月21日 著者:田中 芳樹
創竜伝14 <月への門> (講談社ノベルス)の感想
ドンパチドンパチドンパチ…。なんだか始めからから終わりまでこの一言で表せてしまう、ね。余りにも久しぶりで着いていけるかな?と思いましたが、主要人物(?)たちは出てくると思い出す、という形で把握できました。ノベルズ版は初めてなので脳内変換はCLAMPさんの4兄弟ですが、ついに世界中に顔バレしちゃいましたねぇ。さらりと読んで続きにいきます。ラストどーなるんだろ。
読了日:07月18日 著者:田中 芳樹
魔力の胎動 (角川文庫)の感想
最初は「ラプラスの魔女」の続きだと読み始めたら、逆。ラプラスに続く前夜譚のような位置の物語だった。なるほど、だから前作を知らずに読むとこの最終章の青江先生のお話は中途半端に感じるのか。第一章から四章までの主役、工藤ナユタとシリーズの中心人物、羽原円華。この2人の絡む各章の出来事と第四章での種明かしを楽しみ、そして最終章の温泉地での悲劇に胸が痛み辛く哀しくなり、そしてそのラストにニンマリ。私的にはとても読みやすくすんなりお話に入れてラプラスとの絡みも楽しめて良かった。ラプラスのその後は?と気になる、が。
読了日:07月16日 著者:東野 圭吾
ラプラスの魔女 (角川文庫)の感想
再読)本屋さんに続編があるのを目にして読み直し。そうでした。こういうお話でした。かなり忘れてた。自然現象、気象情報をほんの少し先でいい。確実に知ることができたら…と、つい昨今の現実を見廻して思ってしまった。その結果の一部を見届ける学者。情報源としての刑事。うーん。初読よりも印象が薄い。なんでかな?ラプラスの魔女になることを望んだ彼女のその先を読んでみましょう。
読了日:07月13日 著者:東野 圭吾
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