シリーズ物の最新刊が多かったかな。
初作家さんも衝撃を受ける作品だった。
生きる、ということ。
どんな時も前を向く、ということ。
今年になってそんな作品との出会いが多い気もする。
読んだ本の数:10
読んだページ数:2268
ナイス数:699
東京お遍路ゆる散歩の感想
図書館本)以前読友さんにご府内八十八ヶ所巡りがあると教わって。とても素敵なイラストと共に全てのお寺さんの御朱印も載った一冊。これは。手元におきたい本ですね。図書館に返却したら巡るガイド本の役にならない〜(笑)ということで、細やか夢である「ゆるゆるできる時」を楽しみに購入しようと思っています。
読了日:02月27日 著者:松尾 たいこ
ゆうじょこうの感想
図書館本/初作家さん)この世界を描く物語は「花宵道中」以来。読友さんの感想に惹かれて手にしてみた。主人公であるイチの真っ直ぐな考え方とたどたどしくも素朴で正直な日記に惹かれる。東雲さんの花魁としての矜恃、冷たさと温かさにも惹かれる。鐡子さんの教える立場となった中で遊女の立場にきっちり寄り添う姿にも。読み進むと思いがけない方向に物語は展開するが、この時代の残酷さが身にしみ、同時に福澤諭吉の言葉に衝撃と幻滅を感じてしまった。この先も決して楽な筈はない。が、自ら選んだ道をイチは真っ直ぐに進むのだろう。幸あれ。
読了日:02月25日 著者:村田 喜代子
木の実とふねのものがたり―The story of the seed andの感想
絵本の原画展に遭遇して思わず購入。ちょっと不思議でどこかで出会ったこともあるような世界のお話。絵が優しい。そして英文も載っていてラストには楽譜もついていた。歌があるみたい?です。極ちびくんにはちょっと早いかな。いつか一緒に読めたらいいね。ということでママに渡します。
読了日:02月24日 著者:小林由季
雲の果 (光文社時代小説文庫)の感想
弥勒シリーズ8作目)はぁぁぁぁ。深い深い感慨を伴って息を吐く。今回は中心の3人の背景やこの先、というよりは今この時に起こった事件をストレートに追うお話。冒頭で遠野屋の番頭喜之助が逝っていたことが「弥勒の月」からの時の流れを強く感じさせる。この番頭さんの来し方が明かされつつ事件が解かれていくのもまた何か感慨深い。なんだろう。凄くシリーズの初めからもう一度読みたくなった。遠野屋清之介も木暮信次郎もそして伊佐治もそれぞれが「そのもの」であったため?解説で次作はまた何やら清之介の過去が絡みそう。緊張しつつ文庫→
読了日:02月22日 著者:あさの あつこ
とるとだす (新潮文庫)の感想
シリーズ16作目だそうで。通し番号付けてください、はこの所毎回思う記憶力減退期(^-^;今回はなんと長崎屋の主人藤兵衛さんが息子を思うあまり、薬の飲み過ぎなんていうとんでもないことで倒れてしまい、父親を救おうと奮闘する若だんなのお話。短編としても楽しめつつ通して藤兵衛さんを助けるお話なのだけれど、その短編の重なりでなんだかラストにしんみりしみじみとした感情に包まれる不思議な一冊でした。人の裏の裏の汚さ、身勝手さをこの長崎屋の(寛朝さま曰く)お気楽で気の抜けた面々が独特に描きだすからこそのラストかな。安定→
読了日:02月20日 著者:畠中 恵
おそろしいよる (ひまわりえほんシリーズ)の感想
図書館本)ホントかと思ったら絵本の中の出来事。かと思ったら見ていた夢。かと思ったら……誰でも一度は想像してしまう夢の中の夢の中のそのまた夢、のようなこわい、絵本。切り絵のような絵が味があっていいな。
読了日:02月16日 著者:きむら ゆういち
NO.6♯1 (講談社文庫)の感想
図書館本)読み始めからSFという世界を知って馴染んでいった古き良き時代(!?)の空気感満載だと感じる。「地球へ…」を彷彿させる出だしに何とも言えない感情が込み上げてそのまま物語の中に入っていった。中身はなかなかハード。その景色を浮かべてしまうと真っ青になる。あさのさんの筆力で想像するな、は無理で何回か深呼吸。残酷さや醜さが見え隠れしてこの先がとても不安。でもあとがきに記されている「最後は希望に繋がる物語を描きたい」を信じて。図書館順番を待とう。紫苑とネズミ。どうなる?どう生きる?
読了日:02月16日 著者:あさの あつこ
依頼人は死んだ (文春文庫)の感想
葉村の探偵業はなるほど契約探偵(?)という形で進むんですね。春夏秋冬を追って描くそれぞれのお話は人の裏側を容赦なく炙り出してとことんイヤな気持ちにもさせられるし悲しみの底に突き落とされもする。そしてこんな世界観なんだな〜と警戒する部分を分かった気がして油断した途端に最後に足をすくわれた?え?こういうお話なの?次に行かなくちゃ!と思ったら手元に続きがないー!シリーズ全部読むこと決定。人の汚さずるさにのたうちながら、葉村晶という人物を追う。「プレゼント」の意味に怖くなりながら。(中公文庫から読んで大正解だった
読了日:02月14日 著者:若竹 七海
プレゼント (中公文庫)の感想
再読)小林警部補と葉村晶が交互に登場する短編集。図書館で借りて以前読んでいるにも関わらず、こんなに苦味の強いお話だったかな?もっとほんわりしてなかったっけ?と最初に戸惑う。が。とても面白い。今回は映像化と本屋さんで知って葉村晶シリーズまだ読んでない!と購入したけど、最後の(ある意味晶にとってひどく残酷な)一作で彼女を追いかけたくなった。なんか酷いよね?けれどなんだかどこかで長閑に感じたのはセーラームーンの子供自転車に乗る小林警部補のせい?それとも晶の感情を出さない性格の、せい?諦めきってる?彼女を知りたい
読了日:02月08日 著者:若竹 七海
野菜別 からだに効く 作りおき薬膳の感想
図書館)これはよい。借りたけれど手元に欲しい。初心者な娘にもマンネリな私にも参考になる一冊。
読了日:02月06日 著者:武 鈴子
読書メーター
ナイス数:699
東京お遍路ゆる散歩の感想
図書館本)以前読友さんにご府内八十八ヶ所巡りがあると教わって。とても素敵なイラストと共に全てのお寺さんの御朱印も載った一冊。これは。手元におきたい本ですね。図書館に返却したら巡るガイド本の役にならない〜(笑)ということで、細やか夢である「ゆるゆるできる時」を楽しみに購入しようと思っています。
読了日:02月27日 著者:松尾 たいこ
ゆうじょこうの感想
図書館本/初作家さん)この世界を描く物語は「花宵道中」以来。読友さんの感想に惹かれて手にしてみた。主人公であるイチの真っ直ぐな考え方とたどたどしくも素朴で正直な日記に惹かれる。東雲さんの花魁としての矜恃、冷たさと温かさにも惹かれる。鐡子さんの教える立場となった中で遊女の立場にきっちり寄り添う姿にも。読み進むと思いがけない方向に物語は展開するが、この時代の残酷さが身にしみ、同時に福澤諭吉の言葉に衝撃と幻滅を感じてしまった。この先も決して楽な筈はない。が、自ら選んだ道をイチは真っ直ぐに進むのだろう。幸あれ。
読了日:02月25日 著者:村田 喜代子
木の実とふねのものがたり―The story of the seed andの感想
絵本の原画展に遭遇して思わず購入。ちょっと不思議でどこかで出会ったこともあるような世界のお話。絵が優しい。そして英文も載っていてラストには楽譜もついていた。歌があるみたい?です。極ちびくんにはちょっと早いかな。いつか一緒に読めたらいいね。ということでママに渡します。
読了日:02月24日 著者:小林由季
雲の果 (光文社時代小説文庫)の感想
弥勒シリーズ8作目)はぁぁぁぁ。深い深い感慨を伴って息を吐く。今回は中心の3人の背景やこの先、というよりは今この時に起こった事件をストレートに追うお話。冒頭で遠野屋の番頭喜之助が逝っていたことが「弥勒の月」からの時の流れを強く感じさせる。この番頭さんの来し方が明かされつつ事件が解かれていくのもまた何か感慨深い。なんだろう。凄くシリーズの初めからもう一度読みたくなった。遠野屋清之介も木暮信次郎もそして伊佐治もそれぞれが「そのもの」であったため?解説で次作はまた何やら清之介の過去が絡みそう。緊張しつつ文庫→
読了日:02月22日 著者:あさの あつこ
とるとだす (新潮文庫)の感想
シリーズ16作目だそうで。通し番号付けてください、はこの所毎回思う記憶力減退期(^-^;今回はなんと長崎屋の主人藤兵衛さんが息子を思うあまり、薬の飲み過ぎなんていうとんでもないことで倒れてしまい、父親を救おうと奮闘する若だんなのお話。短編としても楽しめつつ通して藤兵衛さんを助けるお話なのだけれど、その短編の重なりでなんだかラストにしんみりしみじみとした感情に包まれる不思議な一冊でした。人の裏の裏の汚さ、身勝手さをこの長崎屋の(寛朝さま曰く)お気楽で気の抜けた面々が独特に描きだすからこそのラストかな。安定→
読了日:02月20日 著者:畠中 恵
おそろしいよる (ひまわりえほんシリーズ)の感想
図書館本)ホントかと思ったら絵本の中の出来事。かと思ったら見ていた夢。かと思ったら……誰でも一度は想像してしまう夢の中の夢の中のそのまた夢、のようなこわい、絵本。切り絵のような絵が味があっていいな。
読了日:02月16日 著者:きむら ゆういち
NO.6♯1 (講談社文庫)の感想
図書館本)読み始めからSFという世界を知って馴染んでいった古き良き時代(!?)の空気感満載だと感じる。「地球へ…」を彷彿させる出だしに何とも言えない感情が込み上げてそのまま物語の中に入っていった。中身はなかなかハード。その景色を浮かべてしまうと真っ青になる。あさのさんの筆力で想像するな、は無理で何回か深呼吸。残酷さや醜さが見え隠れしてこの先がとても不安。でもあとがきに記されている「最後は希望に繋がる物語を描きたい」を信じて。図書館順番を待とう。紫苑とネズミ。どうなる?どう生きる?
読了日:02月16日 著者:あさの あつこ
依頼人は死んだ (文春文庫)の感想
葉村の探偵業はなるほど契約探偵(?)という形で進むんですね。春夏秋冬を追って描くそれぞれのお話は人の裏側を容赦なく炙り出してとことんイヤな気持ちにもさせられるし悲しみの底に突き落とされもする。そしてこんな世界観なんだな〜と警戒する部分を分かった気がして油断した途端に最後に足をすくわれた?え?こういうお話なの?次に行かなくちゃ!と思ったら手元に続きがないー!シリーズ全部読むこと決定。人の汚さずるさにのたうちながら、葉村晶という人物を追う。「プレゼント」の意味に怖くなりながら。(中公文庫から読んで大正解だった
読了日:02月14日 著者:若竹 七海
プレゼント (中公文庫)の感想
再読)小林警部補と葉村晶が交互に登場する短編集。図書館で借りて以前読んでいるにも関わらず、こんなに苦味の強いお話だったかな?もっとほんわりしてなかったっけ?と最初に戸惑う。が。とても面白い。今回は映像化と本屋さんで知って葉村晶シリーズまだ読んでない!と購入したけど、最後の(ある意味晶にとってひどく残酷な)一作で彼女を追いかけたくなった。なんか酷いよね?けれどなんだかどこかで長閑に感じたのはセーラームーンの子供自転車に乗る小林警部補のせい?それとも晶の感情を出さない性格の、せい?諦めきってる?彼女を知りたい
読了日:02月08日 著者:若竹 七海
野菜別 からだに効く 作りおき薬膳の感想
図書館)これはよい。借りたけれど手元に欲しい。初心者な娘にもマンネリな私にも参考になる一冊。
読了日:02月06日 著者:武 鈴子
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