やっぱり。。
へたれ中なのだ。
それでも読んでいる本一冊一冊に、、とっても救われてたりするんだな。
だから。
満足な1か月。
10月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4897ページ
ナイス数:504ナイス
天狗風 霊験お初捕物控(二) (講談社文庫)神隠しのお話だとは覚えていたけれど、詳細すっかり忘れていて。。消えてしまう娘とその家族まで踏み込んで描きつつ、きちんと捕り物帳で楽しいやり取りや庶民の風景まで描ききる。あ~とっても楽しかった!鉄が消える場面にうるっっとして、お初と右京之介様のそれからはどうなるのかな、と思い…。まーたまた、続編読みたいなあ…と望んでしまう。これはこれできちんと完結してるし、その先はそれぞれの読者の心の中での物語でも大丈夫なのだ、、と思いながらも。。(よくばり!)
読了日:10月31日 著者:
宮部 みゆき震える岩 霊験お初捕物控 (講談社文庫)「かまいたち」(新潮文庫)の最後2本の短編を元にしたお話。六蔵の妹で霊験の力を持つ主人公お初、実在する「耳袋」という不思議を集めた書物を書いた南町奉行根岸肥前守、お初の兄六蔵親分と妻女のおよしが短編から引き続き。弟がいなくなって(ちょっと残念)同心見習いの古沢右京之助さんが登場。お初と二人で事件を追う。100年前の忠臣蔵に絡んだ悲しい事件を大元に、震える岩の謎、死人憑きの犯す殺人を解いていくなかに、お初の「霊験」の比重は重く。。。しかし、自分の見ている人の顔と他の人が見ている同じ人の顔が違う、というのは、
読了日:10月26日 著者:
宮部 みゆきかまいたち (新潮文庫)なんとなく、いま、ぼんくらに行きたくなくなって。茂七親分はやっぱり茂七親分の世界があるんですね。隠居後は別のお話。(当たり前だけど)というわけで、新潮文庫でここに転がる。ああ、懐かしい。表題作の構成の見事さ、師走の客のオチの見事さ、そして、残り2作の宮部作品らしい楽しさ。どの作品も大満足で読み切りました。そして転がる後半2作のつづき(というか、あとがき通りおそらく別の作品というつもりで書かれた物語)
読了日:10月23日 著者:
宮部 みゆき本所深川ふしぎ草紙 (新潮文庫)深川七不思議をもとにした江戸の人情話。茂七親分つながりでここまで遡る。現役で活躍する親分は添え役で、その事件にかかわった人たちが中心で。。どの物語もこころに何かを残してくれる物語ばかり。事実は一つでも、そこを見る目は人の数だけあり、そこに関わる方向でその先の生き方まで変わってしまう。。宮部時代小説の、、原点だなと、思う。
読了日:10月22日 著者:
宮部 みゆき初ものがたり (新潮文庫)今回ここまで戻って再読コース突入。茂七親分の生き生きしている時代。江戸の市井に生きる人々の喜怒哀楽に涙しつつ(いつの世も人って愛しくて悲しい)。子どものお話は特に辛く切ない…。橋のたもとの稲荷ずしの屋台のおやじのことを読むたびに物凄く気にしてる私がいる。知らなくてもいいのだけれど、ものすごく知りたい。日道@長助がこっそり教えた言葉と共に。この1冊は宮部さん時代小説の入り口でもあったから、もう一度読むと繰り返し読みたくなるんだよなあ。。
読了日:10月21日 著者:
宮部 みゆき橋の上-居眠り磐音江戸双紙帰着準備号 (双葉文庫)(ネタバレ)10周年企画のイベント本。だけど若き日の磐音を読める一冊ということで即購入、正解(笑)冒頭、広重の浮世絵に合わせて居眠り磐音の世界のあちこちを取り上げてくれたり、総まとめがあったり佐伯先生の想いが判ったり児玉氏を悼んだり、佐伯先生が田沼意次に言及してるのにも納得。中編「橋の上」は。まだ江戸に出てきたばかりで佐々木道場に入門したての磐音さんの、その若さとお人よし加減と剣の腕の未熟さと…。そんな今まで描かれなかった姿がまた、新鮮だった。ただ…一点。悲しい犠牲があったのが辛かったけれど。
読了日:10月18日 著者:
佐伯 泰英ガリレオの苦悩 (文春文庫)映像になってから初めての1冊…だったかなあ?あれ?容疑者Xだったっけ?と思いつつ。最初の「落下る」はどうにもTVと重なって居心地悪くて困った。単行本で友人に借りて読んでいたことを忘れてたせいもあるけど(莫迦)。「操縦る」からはそれでも素直に活字の世界に入れて、「ガリレオの世界」を楽しめたけど、すっかり頭が「福山雅治」になってるのには苦笑。薫が全面に出てきてるのも映像の影響大かなあ?ほんとは、原作にはこの子いなくても…っって実は思ったのですが。このシリーズは短編が好き。
読了日:10月16日 著者:
東野 圭吾おまえさん(下) (講談社文庫)読んでいる本に登録する前に読了(笑)下巻は一気にいきました。最初が弓之助の謎解きだったのでいったいどうなるんだ??と思ったら、こうきましたかー!!20年前からの因縁を縦軸に、横軸のちいさな事件(当事者には重大だけど)が今回たくさんあって、それがすべてすっきり収まるべきところに収まる。この辺り、見事としか言いようがありません。ああ、それにしてもおでこ。。好きだなあ~。弓之助と淳さんの掛け合い漫才も、今回ちょっと新しい彼を観られて楽しかった。ぼんくらじゃない平四郎が随所にみられる巻でもありました。満足!
読了日:10月11日 著者:
宮部 みゆきおまえさん(上) (講談社文庫)今回は、なんか事件がいっぱいある~!同時に弓之助の冒頭での宣言に驚くほど動揺した自分と、おでこの愛おしさに狂おしいほど抱きしめたくなる自分も自覚(笑)って、物語に触れてない~~けど、、いいんです。もう下巻に入ってるんです。ただただ幸せです。嬉しいです。この世界をまた楽しめることが!!
読了日:10月09日 著者:
宮部 みゆきほっと文庫 郵便少年ほっと文庫、購入最後の作品。森見さんの短編は初めて。不思議でちょっと戸惑う文章の入り(@私限定)はいつも通り。そしてラストにはぐっと印象深くこころに響くものを残されるのもまた、長編と同じでした。手紙…最近書いていないなあ。。。
読了日:10月02日 著者:
森見 登美彦ほっと文庫 ゆず、香るなにげに手元の入浴剤を眺めてしまう。。。なんとも上質な、商品を絡めた物語。大人の恋というかコイバナテイストがとっても塩梅よく、短い物語の中に過去の様々なふたりの情景が浮かんできて、想像力たくましくなれそうな…そんな短編でありました。冬至にこの入浴剤を、、使おうかしら?(あ、それは手抜き?/笑)
読了日:10月02日 著者:
有川 浩ダークグリーン (5) (MF文庫)3~5巻一気読み。やっぱりこの作品が最高傑作というか一番の代表作だろうな。。と思う。リュオンという存在。フィーンという存在。記憶の薄れていた部分を補完して、、。ラストが切ない。やっぱりここで一旦、この物語は確かにきっちり終わっていたのだ。きっちり終わって、佐々木先生も抜け殻になられたらしいけど、、当時は私も抜け殻になったよなあ・・・。SFマンガの傑作です。
読了日:10月01日 著者:
佐々木 淳子ダークグリーン (4) (MF文庫)読了日:10月01日 著者:
佐々木 淳子ダークグリーン (3) (MF文庫)読了日:10月01日 著者:
佐々木 淳子2011年10月の読書メーターまとめ詳細読書メーター