のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

「赤毛のアン」

2005年08月31日 22時57分18秒 | ☆本☆
L.M.モンゴメリ 著 掛川恭子 訳。講談社文庫。

完訳クラシックの文庫版1です。
実は、この夏、下の娘が実家に1週間ほど私たちより長く滞在したのですが、その時に、「ママ、お土産みつけたよ」といって買って帰ってきてくれた本なんです。
うーん、実家に全巻昔の文庫版でそろってるんだけどな、と頭の隅で思いつつ、「ありがとう」と受け取りました。
こんなことは初めてで、ほんっとうれしかったんですが、さあ、それからが大変。
「ママ、読んだ?」と毎日毎日聞かれまして。。その時読んでいた恩田さんをちょっと横にどけておいて読みましたよ。ええ!(笑)

いやー。本音は「いまさら読みたくないなあー」だったんですが、、、

読み始めたら、なんとも懐かしい。
アンの語り口、しゃべり始めるとそれこそ目が回る勢いでつむがれる空想の世界。くるくるとよく動く表情。しぐさ。
マシューとアンの不思議な温かい繋がり。
マリラとアンの親子のよう厳しくて優しい繋がり。
ダイアナとの深い友情と、ギルバートとの頑固な対決。

気が付いたら夢中で一気に読み干しました。一気に少女時代(あったのよー。私にも!)に引き戻されたみたいです。

少し前に、梨木香歩先生のエッセイ「春になったら苺を摘みに」のなかで、モンゴメリのひたすらPEIを賛美する態度、家系への執着、人種的偏見などが取り上げられていて、確かにそんな表現も持っているな、という『大人』としての私の視点もあるにはあったのですが、、そして、そういう表現をきっと訳者はオブラートで包んでいるんだろうな、と諸所で感じもしたのですが。

それでも、やっぱりこういうお話は少女時代の宝物です。
読み終わると、ほんわりと幸せな気分で昔に戻っておりました。

これを少女時代に読めた私にバンザイ!
そして、母親に贈ってくれた娘に感謝したい、と思います。

まったくもお!!

2005年08月30日 21時25分53秒 | ぽつぽつぽつ
今、上の子が青くなっています。なぜかと言うと、明日で夏休みが終わるから。
そう。宿題!!!
あれほど大丈夫なの?と何度も聞き、その都度大丈夫と言っていたのに、この騒ぎ。
おおばかものー!!!調べて新聞にまとめる理科と社会が手付かずなんですよ・・・
あーもう!おかげで、私のPCを独占されていて、ブログに書き込みができないー!昼間いくらでも彼女が使える時間があったのに!
あったまにきたので、モブログです。ぶぅーーーー

山国の「海の幸」

2005年08月29日 22時27分57秒 | おいしい
  ご存知でしょうか。これ。「塩いか」といいます。

私のいなかでは、昔から何処にでもある普通の食材。
文字通り、いかの塩漬けです。

東京に出てきた当初、お魚屋さんにも、スーパーにもこの「塩いか」が見当たらなくってびっくりしたことがありました。私、大好物なんです。これ。
で、母に電話をしたら、受話器の向こうで大笑い。
「なんで新鮮な海産物の簡単に手に入る土地にそんなもんがあると思ってるのよー」

目からうろこ。。です。

そうかー。お刺身でおいしく簡単にいただけるものを、わざわざ塩漬けになんてしないんですね。山国は、昔「生」で運んでくる手段がなかったから、こうして塩に漬けたり一夜干しにしたり、必要に迫られて工夫をしてたんですよね。
生でおいしかったら、それはそのまま食べたいですもんね。

でもねぇ。これ、生のイカでは味わえないおいしさがあるんですよ。
今日は酢の物にいたしましたが、サラダにいれてもいいし、お弁当には薄切りの野菜と一緒にあえて、調味料なんにもなくても、お昼にはおいしい和え物ができあがっているし。
塩抜きの加減がちょっと難しくて、新婚当初はよくしょっぱすぎたりもしましたけれど、それも慣れればいいことだし。

と、いうわけで、私は帰省するたびにこの『塩いか』をいなかで購入して帰ってきます。このごろはだーさんのおかあさまにも覚えられちゃって、「○さん、買っといたわよー」といただけるようになっちゃいました

それにしても、近年の塩いかは塩甘になったなあ~と思います。これも減塩運動と保存の効く機械のおかげなんでしょうね。

そうそう。だーさんは一夜干のいかのてんぷらが大好きです。味があって確かに生のイカのてんぷらよりおいしい、、と、私も思っておりますが、これも東京で売っている一夜干ではなくって、いなかのもう少ししっかり(?)干されたもので揚げるんです。

別にいいんだけど、ね。

2005年08月28日 22時10分55秒 | ぽつぽつぽつ
さっきまで、あっちこっちのブログを渡り歩いておりました。
で。
眞鍋かをりさんのブログで、爆笑してしまったのであります。
Kさんという人のアニメ音痴度(?)これは笑える~~~って。

と、記事を読み終わって思い出した。

そう。
我が家にもいた。Kさんとほぼ同じレベルの人間が。


先日発覚したんだけど、ね。

別に、いいんだけど、ね。

NHKBS2であった、ガンダム三昧の日のこと、なんだけど、ね。


ちろっと家族の行動の隙間を縫ってチャンネルを合わせてみていた私に一言。


D 「あれ?ガンダムって人が一杯でてくるのか?」


私     「・・・・・?????」


D  「俺、マジンガーZと一緒くたになってたわ」


ハイ。確かにね。あなたは一緒に見てくれないよね。興味ないって言ってるもんね。
だけど・・だけどー!
マジンガーZと一緒ってなんだよお~~~~~!!!
まるっきり別物じゃないかーーー!!!!!

Dにとって、ガンダムは一体どんなイメージの話なんだろうか。あまりに怖くて聞くことできなかったけど。。。

(Dとは。日頃ここで呼んでる頭文字を眞鍋さんにならってみたのだ。ああ、しかしやっぱり、こうして文字にすると、、空しいなあーーーー

「光の帝国」-常野物語ー

2005年08月28日 12時11分37秒 | ★★恩田陸
恩田 陸 著  集英社文庫。

膨大な書物を暗記するちから。遠くの出来事を知るちから。近い将来を見通すちから。「常野ーとこのー」というところの人々はみな、それぞれに不思議な能力があった。権力志向をもたず、穏やかで知的で、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々・・・何故存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?

文庫本の裏のこの紹介を読んだ途端に思い浮かべたのは、萩尾望都作「ポーの一族」中身は設定も何もかもまったくちがうし、そもそもこっちは日本のお話。ポーの一族はバンパイアのお話。なのに。
優しくて哀しくて、し・・・・んとしたものを感じる物語。そんなイメージがとても重なる。淋しくて温かい世界。冷たくて穏やかな世界。

不思議なちからを持つ一族の人々の短編集です。
読み始めたらとことん読み進んでしまいます。
一作一作がとても心に響いてきます。
「響く」っていう意味がこの本のなかでは違うのかもしれないけれど。

大きな引き出しを持つ光紀。手をとることで未来を見通す実耶子。多分何もかもを飛び越えることができるのであろう亜希子。「何か」と日々戦っている人たち。そして、長い長い時間を生きているツル先生。
そして、そんな常野の人々と一時すれ違う、普通の人々。

うーん。何とも惹き込まれるこの世界は、読んでみるのが一番いい!説明仕様が無いんです。心の中は言葉であふれても、それを文字に置き換えると光がなくなる。そんな感じ。

きっと、この魅力に一役かっているんだろうな、ということを最後にちょっとだけ書きましょう。

「しまう」「響く」「裏返す」「草取り」

みんな、常野の人々の「ちから」に関係することば。この言葉たちのおかげで、どこかシ・・・ンとして、古きよき時代を思い起こすような、不思議な世界が浮かび上がっている気がします。
まだまだ長い物語がありそうな予感を残して、このお話は終わります。

「スイッチを押すとき」

2005年08月27日 23時11分51秒 | ☆本☆
山田悠介 著 文芸社。

実質3時間?あっという間に読んでしまった。
うーん。
下の子には驚愕の目で見られてしまったが、362ページ。これは読めるよ。

今日の午前中、娘を通して近所の友人から借りた本。
私はまったく知らない作家さんで、加えてその友人が本の話題をすることが、(マンガに関してはいろいろと教えてもらったりしてるんだけれど)今まで10年のお付き合いで初めてだったため、興味を覚えて貸してもらったのだ。

久々に、ある意味、困ったなあー参ったなあーという本に出会ってしまった。。

設定はほぼ現代。ごく近い未来のお話。
若年層の自殺を食い止めたいがため、少数の犠牲は仕方ないと国が踏み切った、子どもの生体実験。5歳で心臓にキカイを埋め込まれ、10歳になると施設に強制的に収容され、初日に渡される「スイッチ」それを押すと自分の心臓が停止して死ぬことが出来るんだと教えられ、あとはひたすら死ぬことを前提に施設に隔離される。
自殺の心理を解明し、食い止めるためっていうのが大義名分か?

なんていうか、これを別の作家さんが書いたらもっと読み込むかもしれないんだけれど・・・
でもなあ。
スレてしまってるのかな。私。
こういう設定って、結局次ぎはこうなって最後は・・って先が読めてしまうんだよね。(で、実際、その通りにお話は進んでいったし。。)
で、加えて文章が。。

こういう、「ここでこの表現はあり?こうじゃないかなー」的に自分の頭の中で組み替えつつ読む作品は久しぶりだ。

おもしろくなかった訳ではないんだ。
多分、これでもう少し登場人物の心理を掘り下げた作品だったら、かなり面白いんじゃないかなあ。それぞれの単元で中心人物変えてみるとか、いっそ、二人の子どもを奪われた彼女を中心にしてみるとか。。
って、偉そうなこと考えてしまった。
だってー。それぞれみんな中途半端でどーも釈然としないんである。

若者層に圧倒的な支持って紹介があるけれど、今の若者はこれで満足しちゃうのかなあ。「だから?」ってつっこみたくならないのかなあ。。
あんまり否定を書きたくないし、貸してくれた友達に「ここが良かったね」っていいたいんだけれど、、、
困ったなあ。なんて感想をお話しよう。贔屓の作家さんの本を否定される気分の悪さは、私も常々感じていることで、だからそういうお話にはしたくないし。

昨日、恩田陸の作品で掘り下げすぎてすっきりしないとっても考え込む作品を読み終えたところだから、ちょっと一休みには良かったかな。
(考え込んじゃって感想書けずにいるのでした。。爆!)

って、ここでイイワケしてどーする!

大失敗。

2005年08月25日 08時26分24秒 | ぽつぽつぽつ
夢見が悪かったから・・じゃあないよなあ。
失敗してるのは昨日の段階でだもんね。

朝、だーさんのお弁当にブロッコリーを入れようとして冷蔵庫をあけた。
・・・・・・?
ない。
どんなに眺めてみても、寝ぼけた頭のせいではなく、
冷蔵庫にはブロッコリーの姿がない。。。

確かに昨日、茹でたものを保存容器にいれたよなあ・・・

?????


あ。ありました。
保存容器をしまっている戸棚のなかに、ブロッコリーいりの入れ物が・・

はぁぁぁぁ・・・
見事にブロッコリーは食べられる状態を通り越しており・・・・

がっくりしつつ、朝食用のパンを手に取ると。

はぁぁぁぁ・・・・
カビゴン発生。

今朝の私は、すっかり地の底を掘り進んでおります。
仕事、行かなきゃ。
外は雨だーーーーーー

「Dr.コトー診療所17巻」

2005年08月24日 22時19分19秒 | まんが☆アニメ
*****25日追記*****
 ドラマのみで作品を愛していらっしゃる方たちへ。
 原作ではもう少し前の出来事なのですが、ちょっとショッキングな内容を書いてます。(コレに触れないと17巻は語れないし。)
 知りたくない方は、以下の文章、読まないでくださいね。
 夕べ、気が付くべきでした。読んでしまってびっくりされた人たち、申し訳ありません。
*******************




あ、今気が付いた。サブタイトルに「Dr.コトー、吐露する」と、ありますね。
切ない吐露でしたねぇ。。うーん・・・

私は、雑誌の連載は一切読んでません。いつも、単行本が出てから初めてお話の続きを読んでいます。

第二部開始の巻です。メインストーリーに星野彩佳さんの病気がくるんだろうな、ということは、16巻ですでに想像できていたのですが。。。
うーん。。
こう、来たのかー。
亡くなった三上先生のそっくりさんが出てきたんですね。そっくりさん・・・
でも、性格は正反対・・?あの江葉都先生に、「彼は自分のことを神だと思っていた」といわせる、も、もろに「これは大変な奴だぞ~~~」的な義足の外科医、鳴海。すみません。読んでていやになっちゃうくらい、とんでもない先生です。

で、この巻は読んでいて辛くなりました。
やったね!って場面もあったにはあったんだけれど、あまりに中身が重くて。

読みながらふっと思ったのは。
私ったら、どうもドラマとマンガを混ぜて読んでる感覚があるらしい。。
もちろん、マンガのコトー先生は、そのままマンガの絵のままだし、彩佳さんは彩佳さんなんですけれど、なんというか、感情の起伏をドラマと絡めてしまってる気がする。おかしな読み方だなあ~と思いつつ、ま、いっか~と、読み終わりました。

全体の感想は、「何故?どうして??」

です。とにかく疑問符だらけの巻でした。二人の進展もその中に押しつぶされてしまいそう。18巻を早く!とも思いますが、山田貴敏先生、この夏体調を崩されているようですし、、先生のHPで拝見する限りでは、体調も作品に影響してしまう(当然といえば当然ですけど)みたいだし、しっかりと元気になってから、じっくりお話を描いてほしいなあ、、と思ってます。
(といっても、連載はもう先に進んでるんですけれど、、ね。)

何より、第二部開始。第二部が一部のように、中身の濃い作品であることを祈り、先生にエールを送りたいと思います

CLAMPの色紙。

2005年08月23日 21時52分04秒 | まんが☆アニメ
Yahoo!の『漫画創作集団CLAMPの世界』
そこで、チャリティーオークションを今やっているんだけれど・・・
なんだかすごいことになっている。
「ツバサ」と「×××HOLiC」のCLAMPイラスト入りサイン色紙。

桁が。。。違うんでないかい???と、目を疑っちゃった。

うーん。「ツバサ」の色紙、とってもイラストがかわいくってほしいけど、
「×××HOLiC」の色紙、男性軍お二人、いい味出していてほしいけど、
私にゃあ手が届きませんわ。
っていうか、誰がこんな金額を出せるんだろうー。おっそろしいなあ

あるところにはあるってことですか。はああ~・・・・

クールビズは(しすぎなくらい?)しっかりしてますが。

2005年08月22日 21時50分50秒 | ぽつぽつぽつ
いつもの生活には、まだあと10日間ほど待たないといけないんだけれど。
今日から、また4人家族になりました。
いなかに一人残っていた下の子が、昨日帰宅したんです。

で、思ったんですが。
うーん。寝る時に一人増えただけで、「あ~~つ~~ぅい~~~~!!」

なんだかね。エアコンの設定温度、普段の私は「31度」で平気なんですね。そもそも日中は入れないし(あの冷気が苦手でして。それに風通しのいい立地なので、窓全開で36度の日も乗り越えられちゃうんです。扇風機はつけてるけれど。)
で、さすがに夜は窓全開って訳にも行かず、エアコンのお世話になってるわけで、その設定温度が31度。
それが、ゆうべはどーしても暑くって、上の子も寝付けないようで、結局「30度」に下げて扇風機回しましたよ。
小さい子は体温も高いけれど、うーん・・・

今夜も結局設定温度は「30度」
うーん・・う~~ん・・・・でも、ちょっと寒いなあー。上げたらだーさん気が付くかなー

 そいえば、今度は環境庁は「ウォームビズ」ですって?何となくニュース見てると違和感ありますねぇ。ファッション業界の宣伝じゃないよね?地球温暖化対策のひとつなんですよね?弘兼先生がはっきりおっしゃってくださっていて気持ちよかったけれど。ま、厚着をしましょうっていうのはいいことかもな。でもサラリーマンさんは大変かもしれない。。とも。我が家のみで言えば、それもばっちりここ何年もクリアーしているかもなあ。冬、お日様の光だけで日中暖房いらないんだもの~。って、関東平野は年々あったかくなってるような気がしますけど、、ね?

た~まやぁ~~~!!!

2005年08月21日 09時48分45秒 | ぽつぽつぽつ
ゆうべ、多摩川花火大会に行ってきました。だーさんの会社の人に誘われまして、ほんっとにひっさびさの花火見物。

 こんな近かったんですよ~

おなかに響く豪快な音と、首が痛くなる程(はっきりいって、ねっころがって見物するのが、一番楽でした~)真上に次々に上がる火の祭り。
誘ってくださった人が、奥様とふたりで最前列におっきなひろ~いシートを敷いて場所をとっていてくださり、こんな迫力ある見物は初めてかも~~~と、も、夢中の一時間を過ごしてまいりました

そうそう、川崎市側の河川敷会場で見たのですが、打ち上げが始まってすぐの頃、花火の向こうに大きなお月様が上がりました。まっかっか。一瞬「あの赤いまあるいものはなに?」とびっくり。周りの人たちも、「あれ、月だよね?」「赤いねえ・・」なーんて声が聞こえていましたが、だんだんに登る月は、最後は花火の向こうに映像的にバッチリな配置で、色を添えてくれてました。

 写真ヘタだけどー、わかりますか?前日が十五夜だったから、ほぼまんまる!十六夜月。(風流さは、、今回は無いけれどね~)

真夏の祭典。いいものですね。こういう夜も。

ガンダムな一日。

2005年08月19日 22時55分54秒 | まんが☆アニメ
今夜はガンダムな日です。
今もNHKBS2で放映中。ファーストガンダムの映画3本立て!!
DVDレコーダーの無い我が家。
昨日180分テープを買いに行き、今日のビデオは標準で録画です~。
ああ、これで、映画だけとはいえ、我が家に大好きな最初のガンダムがやってくる~。

NHK様、ありがとう~~~

で。昼間は。

只今「ガンダムSEED」にすっかりハマってしまって、レンタル中。DVD6巻目でございます。うふふ。アスラン君もキラ君もすきー。フレイ、いーかげんにしなさい!あー、カガリちゃんみたいな女の子、とっても大好き

電話のお話。

2005年08月18日 22時44分51秒 | ぽつぽつぽつ
昨日の夜は、ようやくお友達サイトを巡る余裕がありました。
で、少し前のお話ですが、みおさんが地震の時の公衆電話にテレカは役に立たないんだって~って話題をされてました。私もイザって時のためにテレホンカードだけは持ち歩いていたのですが、なるほどーと納得。小銭の用意をしとかなくちゃな、と教えてもらったのですが。

で、ふっと思い出しました。
今回の帰省中、霧が峰高原に家族で遊びに行った日のこと。
この日、お義父さんとお義母さんは、別の用事で出かけておりました。
で、思ったよりもとっても時間がかかってしまい、私たちが帰宅したとき、まだお義父さんたちは家に帰ってなかったのです。
すでに夕方5時。
夕飯をどーするんだあ~~~と、思ったのですが、ああ、こんなときに私は役に立たない嫁でして。
実は私の嫁ぎ先は、まだ妹さんがいたり、お義姉さんが大体同じときに帰省していたりで、一人で一から食事の支度をしたことがないんです。食材はまあ多分冷蔵庫だけれど、野菜は裏の畑だろうけれど、それを勝手にいじることがどうしても憚られ・・・それに、調味料類の場所がどこかっていうのすら、よくわからない始末。
携帯があれば電話できるのになあ~と思いつつ、とりあえずわかるお米だけ研いでおりました。

それからしばらくして、だーさんの携帯に電話があって、7時前に元気に帰ってきたんですが。
その時の会話。

お義母さん。
「まったくねえ。道々どんなに探しても公衆電話がみつからないのよ。こんなに遅くなるつもりがなかったから、何にも買い物してないし。ゆき(実名に変換~)さんも困ったでしょう。」
私。
「はいー。どーしたもんかと思っちゃって・・・電話で連絡できればよかったんですが。」
お義母さん。
「それが、やっとみつけた公衆電話がおかしな電話でね。テレカを入れたら、それが熱くなって出てくるだけで、ちっとも電話がかからないの。」
私。
「・・・熱く?ICカードとかの電話じゃなかったんですか?」
お義母さん。
「違うのよ。カードは普通に入るし度数もちゃんと表示するんだけれど、そのあと熱くなって出てきちゃうの。」
私。
「・・・??それは、その電話がおかしいってことじゃ・・・?」
お義母さん。
「そーなのよ!クモの巣かかってたのよねー。」

・・・・ようやく見つけた公衆電話だったから、どーしても電話したかったらしいんですが。そしたらそこに
お義父さん。
「お前、自宅に電話できないなら、だーさん(えー、息子の本名に変換~)の携帯に架ければいいだろう」

ち、、違うー。かける方の電話が壊れていたんだよー。

ふたりはちょっと田舎方面の親戚の新盆にお出かけしていたのです。
で、帰りが遅くなってしまったから電話を入れてくれようとして、公衆電話を探したら、全然なかったらしいんですね。そう。ふたりとも、携帯電話は持ってないんです。
「少し前まではこんなじゃなかったのにねぇ」
と、まあ、特別大事なことでもないので、笑って済ましたのですが。

これが、地震だったらと思うと、ちょっと怖いです。携帯電話の普及で、確かに公衆電話の数は減っているって以前聞いたことがありますが、平常時にこんな状態では、地震が起こったら、ハッキリ言って電話を当てにはできないんじゃないかなあ、と。
小銭の用意は個人で出来るけど、電話の設置はNTTさんですよねー。
ちょっとピントのずれた会話を思い出しながら思ったりしたのでした。

まあ、電話に頼りすぎるっていう、日常の感覚自体にも問題ありかもしれませんが。

そうそう。この日。我が家はだーさん、私、上の子の三人でそれぞれに携帯持ってたんですよね。
「一台、お義母さんに貸しておけばよかったよね」と後の祭りで後悔した、だーさん一家でありました。

帰省 夏編

2005年08月17日 20時00分51秒 | ぽつぽつぽつ
さて、今回は少し長い夏休みをいただきました。
というのも、ここ数年夏は私の実家で妙高高原に泊まりで遊びに行くようになっておりまして、それが去年は、下の娘が体調を崩してしまったため、じじばばに孫は上の子一人という淋しい行事になってしまっていたのです。
今年は二人とも元気。加えて弟のところの上の子も両親抜き(仕事です~)で初参加とあって、じーちゃんがおお張り切り。
二泊三日で予約してくれた日程が、目一杯私の夏休みの二日前からだったのでした。
迷ったんですけど。。
だんだん親も歳をとるし、甥っ子も行くとなると母が大変だろうなあ、と私も二日間お休み追加させてもらいました。

子どもたちは7日にすでに帰省しているので、9日。仕事を終えてからひとりで東京駅へ。
だいたい、利用する新幹線はこの時期臨時があるので本数も多く、行き当たりばったりでひとりなら充分座れます。
恩田陸さんの本を片手に、軽井沢までちょっぴりにぎやかで、その後はゆったりとするいつもの車内でのんびりと終点へ。
そこから実家まではバスで30分くらい、さらに坂道のぼって10分ほど。
久しぶりに歩いたその道は、案外昔と変わっておらず、風も気持ちよくて久々ののんびり気分で実家に着きました。
夕方から夜になると、この辺りは一気に涼しくなります。
日中が30度を越しても、タオルケットをきちんとかけてちょっと涼しいなあ、っていう状態で安眠できる気候。
東京の酷暑でくたくたの身体にとって、ほっとする夜です。

翌日10日から12日まで、妙高高原のパインバレーというところに遊びに行きました。
ゴルフ、スキー(冬ね!)テニスにサイクリング、プール、虫や動物とのふれあいなどなど、何でもありのリゾートホテルです。
作られた自然ではありますが、それでも高原で過ごす3日間はいろいろなことを子どもたちに見せてくれます。
そして、私や母にとっては、上げ膳据え膳が何よりのこと。ご飯の用意が一番大変ですものね。
ほんとに遊んで遊んで、おもいっきりぼお~~~~っとして、ついでに本も二冊読み。ああ、こんな生活ができたら最高だろうなあ~(でもきっと、食事はあきちゃうね)と思いつつ帰宅。
その夜、だーさんが到着、加えて予定外に弟家族もそろうことになって、あっという間に食べ物の算段が母と私を待っていました。
13日は、だーさんの実家に帰ります。
朝からなんだかすっきりしない天気のなか、私はたまった洗濯物を何とか乾かしたいと奮闘し、なーんと、真夏にストーブを焚くという荒業で(乾燥機なんて実家にはありませんから~)、旅の間の洗濯物を乾かしました。
その間、子どもたちは、昔子どもだった人たち(笑)に蝉取りに連れ出されて楽しんでました。

だーさんの実家に到着したあとは、まず迎え盆。
夕方、かんば(ってご存知でしょうか。しらかばの木の皮を乾かしたもので、ものすごく脂分が多いため真っ黒な煙なのですが、)を焚いて、お線香でご先祖様(お盆さん)をお迎えします。
その後は、お盆の間、床の間にしつらえられたお盆さんにお参りし、お線香を上げます。
毎年、おやきをお義母さんが作り、てんぷらを揚げてお供えしますが、その日が決まっているわけでもなく、お義母さんが気が付いたときにするのがこの家流(?)
16日に家の裏に流れる細い田んぼ用の川のほとりで、かんばとお線香とお供えしたものでお盆さんを送り、その後お墓にいってお掃除とお供え、お線香。
これが、毎年のお盆の流れでしょうか。
それ以外は特に何にもないので、今年は14日に家族で霧が峰高原に遊びに行ってきました。

12日以降毎日空模様があやしかったので、天気はどうかな~と思っていたのですが、霧が峰高原は幸いとてもよいお天気。
途中、ぐねぐねの山道をドライブするのは、この車になって初めてで、娘たちは大喜び。大騒ぎで「右~左~」とはしゃぎ、
その最中になんと子鹿が道に顔を出す!なんて楽しいハプニングがあったりしながら、山頂へ。
すっかり観光地になってますが、グライダーの飛ぶ姿を見たりヤギと遊んだり、スキー用のリフトが一台だけ動いていてそれに乗ってみたり、
その後、諏訪湖のほうに山を下り、ひょいっと出たところに偶然「原田泰治美術館」を見つけました。
原田泰治は諏訪市出身の画家。知らない人はまずないでしょう。独特の画風で私もとても好きな画家です。
加えてこれも私が大好きなさだまさしとの親交も深く、この美術館の名誉館長にまっさんがなっています。
ちいさな美術館ですが、子どもたちの目線でもとても見やすい位置に絵がかかり、あれ?っと思ったらそうでした。身障者の人たちにも優しいつくりに、と、原田泰治先生が細かく注文をだして作られた美術館だったのでした。車椅子も用意されていて、ひろびろとゆったりと作品を鑑賞できました。
諏訪湖は翌日15日が花火大会。
なんと、もう前日から場所取りシートがひかれ、的屋さんが屋台を作り始めているのを横目に家路につきました。

15日はまたまた怪しい天気。もう、洗濯物がまったく乾かない~~となりながら、もう一回私の実家に移動。
これは、下の娘だけがまだしばらくじじばばちゃんの家に残るためで、その日の夜、だーさんと私と上の娘は東京に戻ってきたのでした。

なんていうか、なんだかあわただしい一週間。
普段、ご町内からほとんど出ない私には、かーなりきつい移動の連続で、身体はぐったりでしたけれど、
それでも去年のように病院通いのくら~い夏休みにならなかったんだから、文句いったら罰が当たりますね。
空をみて、山を見て、乾いた心を潤して(?)
さあ、明日から私も仕事が始まります。
がんばんべ~~ですね。