2017年はホントに読むペースが落ちてしまったな。
でもかろうじて月平均10冊のギリギリふた桁ではあったようです。
一年間で120冊。再読も多くて自慢できる数字ではないけれど
自分が満足していればそれでいいよね。
さて2018年はどうなることか。
ぶたぶたさんからスタートしております
12月の読書メーター読んだ本の数:8
読んだページ数:2591
ナイス数:661
綾志別町役場妖怪課 暗闇コサックダンス (角川文庫)の
感想順番を間違えて先に続きを読んでしまったシリーズ1作目。うーん。宵原くんたら朧月市を忘れてしまった状態で完全に振り出しに戻っているものだから、かなりまだるっこしくて困った。小夜仙がいるんだもの、もう記憶を飛ばさないで欲しいなあ。そういう意味ではこの後の「すべては雪の夜のこと」のほうが面白い。朧月市役所を知っているせいかとは思うけれど。ゆいちゃんが登場したラストが一番しっくりきて、さぁこれからだ!と思いました。
読了日:12月25日 著者:
青柳 碧人〆切本の
感想図書館本)ああ、なるほど。作家さんたちがあちらこちらで書いた「〆切」に関する文章をまとめて一気に読んでみようという本、なんですね。またまた新井素子さん繋がりで手にしましたが、人それぞれ。作家さんそれぞれ。森博嗣氏の考え方は当然なんだけど目からウロコ。そういえば他の世界にこんな不思議にゆるい(ある意味ゆるいよね?)契約ってないなぁ、と。〆切。誰もが何処かで必ず体験しているもの。それとの戦いをどう受け取ってどう乗り切るか?乗り切ってきたか。むかし、缶詰めという状態に憧れたことを思い出しました(笑)
読了日:12月20日 著者:
夏目漱石,江戸川乱歩,星新一,村上春樹,藤子不二雄Ⓐ,野坂昭如など全90人あるかしら書店の
感想図書館本)読友さんの感想に惹かれて予約したのはいつだったかな。やっと手元に届きました。この本は本を好きな人のための本、だなぁ。とりあげられる「あるかしら?」がイチイチつぼ、でそれに答える「ありますよ」がまた、更にツボ、なのです。読めばわかる!これは楽しい。面白い。そして、憧れと理想の本屋さん!
読了日:12月19日 著者:
ヨシタケ シンスケ浜村渚の計算ノート 8さつめ 虚数じかけの夏みかん (講談社文庫)の
感想もー数学問題がサッパリなのは置いといて。謎解き自体は今回はわりかしアッサリとしていました、か?短編であったのも読みやすかった一因かな。数学問題を徹底して関わらせるそこが面白くて、視点の不思議さを毎回楽しみます。そろそろ先が見えてきたかなぁ。やっぱり彼、は生きていました。本筋が動くのは次からのようですね。楽しみに待ちます
読了日:12月18日 著者:
青柳 碧人甦る殺人者: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)の
感想鷹央と小鳥くん。今回は事件解決に全力投球だった。ここまでボロボロになる鷹央を見たことなかった、と。とても彼女らしいし、支える小鳥くんやよしっ!だが。こんな感じの事件はどこかで読んだか観たな。きっと彼、だよな。でも理由はなんだったっけな?と頭の片隅で気になりながら読み進め、鷹央の謎解きで「そーだった!」医学側からせまるアプローチは事件の犯人だけでなくその生きてきた過程での出来事の原因まで開示する。終わってみれば相変わらずの鮮やかさだった。鷹央と小鳥の最後の会話にちょっと切なくなりつつ。
読了日:12月12日 著者:
知念 実希人綾志別町役場妖怪課 すべては雪の夜のこと (角川文庫)の
感想読み終えて気が付きました。もしかして一冊飛ばしちゃってます、ね?どうも朧月市から繋がらない箇所が多々あって首をかしげつつ、でも作りは判っているからさほど問題もなく脳内補完して読み終えちゃったんですが(笑)なんかスケールがいきなり大きくなって驚くというか馴染めない感も…。某魔法使い物語に似た感ある植物も出て来てたな。宵原くん、相変わらずお家関係の妖怪に憑かれているのに切なくなりつつ笑いました。お話はちょっとこのままでは落ち着かないです。続きありますよね?解決できますよね?の、前に前作を読まねば、です。
読了日:12月06日 著者:
青柳 碧人猫ミス! (中公文庫)の
感想さらり、と読める猫づくしのアンソロジーな一冊。新井素子さん目当てで購入。その作品は「猫」目線でがっつりと猫として描かれるお話。ナイトの考え方になるほどなぁ~と面白かった。そう。「狩る者」なんだよね。猫って。でも「飼われる子」でもあるのねぇ。カラスのキングもうむ。複雑だ。視点が自然に彼らから、となる。さすが。他の作品は人が主役で猫を登場させる形。その中では芦沢央さんの「春の作り方」が好きです。あったかい物語。優しい笑顔になれました。そしてとても苦手な作風のものもやっぱりあって。猫。ネコ。ねこ。それぞれなのだ
読了日:12月03日 著者:
新井 素子,秋吉 理香子,芦沢 央,小松 エメル,恒川 光太郎,菅野 雪虫,長岡 弘樹,そにしけんじおまえさん(下) (講談社文庫)の
感想再読)時々に人が発する「おまえさん」という呼び掛け。それがそれぞれ様々な事情と心とを写して優しかったりあたたかかったり哀しかったり地獄であったり…。そんなことを感じながら読んでいた。更に奥に潜む表現できない気持ちの複雑さも含めて。なんだかはじめて、この物語のタイトルがわかったような、、気もする?感じるだけでいいことだけど。しみじみしつつラストの兄弟の掛け合い漫才にスパッと笑って。シリーズ再読を終えました。あー幸せ。そしてこのシリーズまた続かないかな?と願ってしまう。
読了日:12月02日 著者:
宮部 みゆき読書メーター