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2023年12月の読書 あさのあつこさんは時代物が好きだ

2024年01月29日 15時21分00秒 | ぽつぽつぽつ

アニメで気になって1巻だけKindle無料版?で読んでみた小説「薬屋のひとりごと」その後漫画にも手を出して、初めてWEB上でサンデー版をほぼ発表されてる所まで読了。面白い。アニメがどこまで描かれるか分からないけど、今後も楽しみに見ましょ。


12月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1421
ナイス数:180

木練柿 (光文社時代小説文庫)木練柿 (光文社時代小説文庫)感想
再読)「おこまと共に刀を握らぬまま、生き抜いてみせます」 短編のひとつひとつがその前からその後に繋がるから、この一冊を飛ばす事は出来ないんだよね。清之介の先を見届けたくて、刀を抜かないで生き抜く姿を追いたくて、信次郎にひどく掻き回されながらも離れられない。何回読んでも。
読了日:12月28日 著者:あさの あつこ
夜叉桜 (光文社時代小説文庫)夜叉桜 (光文社時代小説文庫)感想
再読)弥勒と夜叉を併せ持つ生き物。「人」は常にままならず、惑い揺らぎ闇と光の間を行き来する。2つの件が重なる所。様々な面が遠野屋と交わりながらその先へと時は流れる。兄との邂逅が今後を予言してイヤだ。ここで伊佐次は遠野屋清之介を商人として生きるよう願っているのか。親分が救いなんだよなぁ、は毎回感じる拠り所。
読了日:12月19日 著者:あさの あつこ
薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)感想
Kindle無料版にて)なるほど1巻のみ読めるのね、と知り、移動中の読書に電子本はさすがの便利さでした。さて。アニメに夢中になって手にした原作。ほぼ映像は忠実に作られてるんですね。そのさくっと飛ばされてる解説が補完できて嬉しいのと、まだ映像解禁になってない若干部分を先取りして読了。実は文体は脚本っぽく感じて私にはだいぶん苦手でした。でもサクッと読めて興味を惹く世界であるのは確か。続きは有料か本屋さんに行くしかないので読むのは難しいけど、猫猫の行末はとても気になります。とりあえずアニメを追いかけよう。
読了日:12月08日 著者:日向 夏
弥勒の月 (光文社時代小説文庫)弥勒の月 (光文社時代小説文庫)感想
再読)なんだろう。今回はとても生々しく感じる。最新刊よりずっと生身の身体、男と女を感じ、そして暗い。まぁそこ(暗い)は今もあまり変わらないこの作品の根底にある形、だろうけれど隠されていない分露わ、なのかな。若い、のかな。木暮様が自分の感情を随分遠野屋に漏らしているんだな、とも思う。面白い。月日が経ちそれぞれ歳を重ねているんだろうな。皆それぞれに。
読了日:12月06日 著者:あさの あつこ