東川 篤哉 著 小学館
今期本屋大賞受賞作品。
個人的には甚だ疑問。。。と、辛口感想です。
作品をお気に入りの方は・・・どうぞここまでで・・・・・。
あくまでも。毎度おなじみ私の勝手な感想です。
ネタバレ・・はないと思うけど、
その雰囲気も知りたくないってかたも、どうかここまでで。。。
いきます。
正直、買うツモリもなくいたんだけれど、
電車とかであちこちに貼ってあるポスターや小さなシール(?)に、
ちょっと気にはなっていた。
で。
中学生が「読んでみたい」なんていうもんだから。。
ついうっかり。。高いのに買っちゃったんだよなあ。
ノミネートされてはいたけれど、受賞する前でした。
中学生には馴染みやすく楽しい物語だったみたいです。
友達にも貸して回し読みしてました。
入門というか、活字から離れてる人たちを引き戻すことは、、できるのかもしれないな。
本屋大賞って、、そういえば「四日間の奇蹟」以来2冊目か。
普段管理人。○○大賞とか全く感知しない人なので。
実は少し、いやかなり…自分的には後悔・・・・。
期待しすぎたのか、それともこれもまた新しい文章形態なのか。。
どうしようもなくうっとおしい言い回しの箇所多数。
それは。
隠れ超お嬢様刑事と国立署の警部の、事件現場での行動とことばと心の中のことば・・・。
(あ、つまるところ描写全部か・・・/爆)
これがキツイ。
まぬけすぎる警部もいやだし、
お嬢様刑事の文句もうんざりするし。
これがなければそれなりに楽しいけど。。
そしたらミステリーとして成り立たない・・・ ・・・ね。
執事とお嬢様の掛け合いはすごく楽しい。
そのリズムはとっても心地よく、
もっとやれ~~(え?)
とか思っちゃう。
・・・・だってお嬢様。
よく警察就職できたわねってくらい、、無知・・・・(爆)
影山氏じゃなくても突っ込みたくなるよっ。
影山氏に焦点あてて、組みなおしません?
そしたらすっごく好みの作品に、、ってなんて身勝手な私。。
あのリズムがなぜ事件現場の描写で出せないかなあ。。
っていうか、変に狙いすぎ(?)なのかな。
・・・・何を狙ってるのかも良く判らないんですが。
推理小説大好きで、刑事ドラマ観たおしている私のような人種には、
あまりといえばあまりな事件への対応の仕方に・・・・・
「突っ込んじゃいけない、これはそういうお話ではない、、」
と言い聞かせ続けないと、ラストまで読むことは困難でした。。
まぬけ警部に怒りさえ覚え・・・・(汗)
目の前で人が死んでいるのに、刑事としてそれはありですか?
執事とお嬢様部分が良いだけに、とっても残念。
次はどうにもこうにも、『がっつり推理物』が読みたくなって。
高くて躊躇していた有栖川有栖氏の女王国の城(上下巻)を衝動買い。
読み始めてます。
(江神シリーズは初めてなんだけど、シリーズ途中でも大丈夫かなあ?)