一年間がまた過ぎました。
年々読書量が減っちゃっているな~というか、一日に読む量が減ってるなぁと思いつつ。
時間はあまり変わらないのに進まないんだよね。
さくさく読むと中身が頭に残らないという。。。
12月は恩田作品を終えたあとフィギュアスケートの羽生結弦選手の影響で陰陽師を読んでました
う~ん!好きだ~夢枕獏氏の描く陰陽師の世界
ほろほろとゆるゆると…ね。
2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2033ページ
ナイス数:1611ナイス
陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)の感想
再読)博雅の人の良さが強く出ていて、そして史実の上での源博雅のことを語る巻、でもあったのですね。更にまた、やはり若い巻は年を経た巻よりも激しさ?を感じる。ほろほろとした物もきちんとあるのだけれど、まだまだ若さの勢いというかエネルギーかな?を文面に感じて、そんな所も長く続く作品の楽しさ、です。
読了日:12月28日 著者:夢枕獏
陰陽師 天鼓ノ巻 (文春文庫)の感想
再読)ああ、ほっとした。落ち着いた。やはり私はこちらの陰陽師が、より好きなんだなぁ。晴明と博雅、そして蝉丸法師。この三人が作り出す世界がとても穏やかで緩やかで。今回は「器」が一番、かな。晴明にとって、蝉丸法師にとって、源博雅という存在はある意味「この世」に繋ぎ止めてくれるもの、なのだろうなぁ。満足満足。ゆるゆると、もう少しこの世界にいたい、な。
読了日:12月22日 著者:夢枕獏
陰陽師 平成講釈 安倍晴明伝 (文春文庫)の感想
この語り口のペースに慣れるまでがとても苦労してしまった。改めて戯曲やシナリオ本を何度も挫折してきていることを思い出して凹む。でも物語は面白い。安倍仲麿とか吉備真備、安禄山なんて方々まで登場してきて暫し遠く唐から奈良時代まで思う。そしてなんだかんだいってもこれは小説。物語なのである。夢枕獏秀斎氏の語り口に馴染んだ後はもうひたすら楽しい。面白い。声をだして笑えてまた、ぞぉ~~っとさせられて、後半は一気に駆け抜けた。結果、続きを切に希望!で終われることが嬉しい(笑)で、あるのかな?続き。
読了日:12月21日 著者:夢枕獏
劫尽童女 (光文社文庫)の感想
再読)あれ?あれれ?ラストはそういう終わり方だったっけ。あまりに久々の再読で中身はほぼ忘れており、ラスト一歩手前までは息を詰めながら読みました。今ではなかなかお目にかかれない「しっかりSF」やってます、な世界と展開にとても楽しんで。これをどう収束させるんだろう?とドキドキしつついたのでした。。過去形(^^;でも何て言うか途中経過なままですね。ラストは彼女の内面を突き進みそのまま終わった感じ。そしてだからその先は?と取れなくもないな、と思います。にしても、この圧倒的な孤独感。辛すぎて身が縮みました。
読了日:12月14日 著者:恩田陸
ドミノ (角川文庫)の感想
再読)それぞれの全く違う物語がそれぞれのドミノをパタパタと倒しながら交わり広がり混乱し、最後に一気に重なって大きなドミノになって見事に収束していく。そのスピード感がとても気持ちいい。ちなみに私はエリコ姉さんが好きなのです(笑)軽快でむちゃくちゃなのにきちんと一本筋(某和菓子屋さんの袋)が通っていて、先を知ってるのに何度でも読みたい爽快感満載な一冊。
読了日:12月9日 著者:恩田陸
エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫)の感想
再読)初読は単行本。そして文庫を手にしておそらく2度目。で、やっぱり思う。この物語は苦手だ、と。最後まで裏返したり裏返されたり洗濯したり。どこまでが本当でどこまでが嘘なのか?いやそもそも本当ってなんだ?翻弄されるのは面白い、と感じるときと苦しい、と感じる時があってこの作品は後者なんだ。ただ。ラストのラストでは少しだけ救われる。少しだけ救われて本を閉じられるのだけが救いかな。で、この物語はこれとして、シリーズの先は書かれているのでしょうか?読みたいです。常野の続きの物語。
読了日:12月1日 著者:恩田陸
読書メーター
年々読書量が減っちゃっているな~というか、一日に読む量が減ってるなぁと思いつつ。
時間はあまり変わらないのに進まないんだよね。
さくさく読むと中身が頭に残らないという。。。
12月は恩田作品を終えたあとフィギュアスケートの羽生結弦選手の影響で陰陽師を読んでました
う~ん!好きだ~夢枕獏氏の描く陰陽師の世界
ほろほろとゆるゆると…ね。
2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2033ページ
ナイス数:1611ナイス
陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)の感想
再読)博雅の人の良さが強く出ていて、そして史実の上での源博雅のことを語る巻、でもあったのですね。更にまた、やはり若い巻は年を経た巻よりも激しさ?を感じる。ほろほろとした物もきちんとあるのだけれど、まだまだ若さの勢いというかエネルギーかな?を文面に感じて、そんな所も長く続く作品の楽しさ、です。
読了日:12月28日 著者:夢枕獏
陰陽師 天鼓ノ巻 (文春文庫)の感想
再読)ああ、ほっとした。落ち着いた。やはり私はこちらの陰陽師が、より好きなんだなぁ。晴明と博雅、そして蝉丸法師。この三人が作り出す世界がとても穏やかで緩やかで。今回は「器」が一番、かな。晴明にとって、蝉丸法師にとって、源博雅という存在はある意味「この世」に繋ぎ止めてくれるもの、なのだろうなぁ。満足満足。ゆるゆると、もう少しこの世界にいたい、な。
読了日:12月22日 著者:夢枕獏
陰陽師 平成講釈 安倍晴明伝 (文春文庫)の感想
この語り口のペースに慣れるまでがとても苦労してしまった。改めて戯曲やシナリオ本を何度も挫折してきていることを思い出して凹む。でも物語は面白い。安倍仲麿とか吉備真備、安禄山なんて方々まで登場してきて暫し遠く唐から奈良時代まで思う。そしてなんだかんだいってもこれは小説。物語なのである。夢枕獏秀斎氏の語り口に馴染んだ後はもうひたすら楽しい。面白い。声をだして笑えてまた、ぞぉ~~っとさせられて、後半は一気に駆け抜けた。結果、続きを切に希望!で終われることが嬉しい(笑)で、あるのかな?続き。
読了日:12月21日 著者:夢枕獏
劫尽童女 (光文社文庫)の感想
再読)あれ?あれれ?ラストはそういう終わり方だったっけ。あまりに久々の再読で中身はほぼ忘れており、ラスト一歩手前までは息を詰めながら読みました。今ではなかなかお目にかかれない「しっかりSF」やってます、な世界と展開にとても楽しんで。これをどう収束させるんだろう?とドキドキしつついたのでした。。過去形(^^;でも何て言うか途中経過なままですね。ラストは彼女の内面を突き進みそのまま終わった感じ。そしてだからその先は?と取れなくもないな、と思います。にしても、この圧倒的な孤独感。辛すぎて身が縮みました。
読了日:12月14日 著者:恩田陸
ドミノ (角川文庫)の感想
再読)それぞれの全く違う物語がそれぞれのドミノをパタパタと倒しながら交わり広がり混乱し、最後に一気に重なって大きなドミノになって見事に収束していく。そのスピード感がとても気持ちいい。ちなみに私はエリコ姉さんが好きなのです(笑)軽快でむちゃくちゃなのにきちんと一本筋(某和菓子屋さんの袋)が通っていて、先を知ってるのに何度でも読みたい爽快感満載な一冊。
読了日:12月9日 著者:恩田陸
エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫)の感想
再読)初読は単行本。そして文庫を手にしておそらく2度目。で、やっぱり思う。この物語は苦手だ、と。最後まで裏返したり裏返されたり洗濯したり。どこまでが本当でどこまでが嘘なのか?いやそもそも本当ってなんだ?翻弄されるのは面白い、と感じるときと苦しい、と感じる時があってこの作品は後者なんだ。ただ。ラストのラストでは少しだけ救われる。少しだけ救われて本を閉じられるのだけが救いかな。で、この物語はこれとして、シリーズの先は書かれているのでしょうか?読みたいです。常野の続きの物語。
読了日:12月1日 著者:恩田陸
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