早くも『良いお年をお迎え下さい・・』と挨拶を交(か)わし・・。

私は東京郊外の調布市に住む年金生活６年生の６５歳の身であり、
本日は朝６時過ぎは１度、昼下がりは９度ばかり、夜の４前後が予報され、
ここ４日ばかりは初冬の澄み切った晴れの日が続き、恵まれた日々となっている。

私は昼過ぎに市役所の出張所に向って歩いたのであるが、
ときおり風が吹くと少し寒いと感じるが、陽だまりの歩道は暖かく散策に良いかしら、
と感じたりした。

家内の年金受給の資格の手続きの一環として、『住民票』、『戸籍謄本』、
そして『非課税証明書』が必要の為に出張所で受領した後、
川沿いの遊歩道を歩いて、帰路とした。


この川沿いの遊歩道は、市の小公園が幾重もある中で、
この地域に古き時代よりあるコナラ、クヌギなどの落葉樹が多い場所が私は好きで、
立ち止まって眺めている小公園がある。
ここ１０月中旬より朱紅色、紅色、黄色に染められた落葉樹は大半は散り終わり冬木立の情景となり、
昼下がりの陽射しを受けたりしている。

こうした中で、薄茶色に染めらたコナラ、クヌギのたわわな葉が、陽射しを受け、
見上げれば澄み切った青空となり、
私は農家の児として育ったためか、愛惜がある情景となり、
限りなく心を寄せる状景となったりしていた。

そして、しばらく歩くと小学校のある所に近づくと、
たまたま下校の時間らしく、それぞれの児童がグループとなり、私の方に歩いてきた。
陽だまりの中の遊歩道を児童たちは、互いに談笑しながら、楽しげに歩き廻っている。
こうした中で、ひとりの児童の男の子だけが、うつむきながら独りで歩いている。
私は思わず、私の小学時代だった頃の私の姿を見ているようで、思わず苦笑したのである。


まもなく私の住む近くに、数年前まで住まわれていた７０歳の男性と、
偶然に遊歩道の路上でお逢いしたのである。
お互いにここ一年近く逢ったことがなく、私達は懐かしげに５分ばかり立ち話をしたのである。
そして、別れ際に、お互いに、
『良いお年を・・お迎え下さい・・』
と私達は挨拶を交わしたのであった。

この後、私はトボトボと陽だまりの遊歩道を歩いて、帰宅に向ったのであるが、
まもなく年の瀬が近づいてきた、と改めて実感させられたのである。



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ぐうだらに、二度寝すれば、何故かしら『三百六十五歩のマーチ』を鼻歌で唄い・・。

私は東京郊外の調布市に住む年金生活６年生の６５歳の身であり、
昨夜は１０時過ぎに布団にもぐり、読書を２時間ばかりした後、寝付いた。
今朝、５時半に目覚め、トイレでオシッコを終えて、洗面台の横の窓を開けて外を眺めると薄暗く、
少し寒いじゃないの、と再び寝室に戻り、布団にもぐったのである。

その後、くしゃみを三度ばかりしたので、電気毛布のスイッチを入れて、
布団の中を暖かくしたのである。
そして本をしばらく読んだりした後、寝付いてしまい、目覚めたのは８時半であった。
驚きふためいたのであるが、風邪薬を飲んだと思えば、２時間ぐらいの二度寝ぐらいは、
と自身を慰めたのである。

そして２階の寝室から、一階で掃除している家内の手前、

♪しあわせは　歩いてこない
　だから歩いて　ゆくんだね
　一日一歩　三日で三歩
　三歩進んで　二歩さがる
　人生は　ワン・ツー・パンチ
　汗かき　べそかき　歩こうよ

【『三百六十五歩のマーチ』　作詞・星野哲郎、作曲・米山正夫、唄・水前寺清子　】

私は、鼻歌を唄いながら、階段を下りたのである・。

平素の私は、努力しなければ何事も手に入らない、と公言している手前、
大幅に寝坊して、照れていたのである・・。

そして、私はテラスに下り立ち、煙草を喫いながら、
たとえ年金の身といえ、この時節は何かと忙しいのに、と心の中で反省しながら呟(つぶや)いたのである。


http://www.youtube.com/watch?v=vOyPM4fbQp8
☆　【『三百六十五歩のマーチ』　作詞・星野哲郎、作曲・米山正夫、唄・水前寺清子　】　☆




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