夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

大震災から一年、無力な私は哀悼を秘めながら、過ぎし日々に読んできた本は・・。

2012-03-11 08:10:37 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
洗面した後、主庭のテラスに下り立ったのは、朝の7時過ぎであった。

そして襟を正して、
北の岩手県、宮城県、そして福島県の方面に向かい、手を合わせながら黙祷した・・。

もとより昨年の2011年3月11日のこの日、
観測史上最大の地震の東日本巨大地震に伴い、岩手県、宮城県、福島県などの太平洋の沿岸に、
大津波が発生して壊滅的な大惨事となった。

その上、福島第一原子力発電所で事故が発生、その後も相次ぐ事故に関して、主要国の諸国まで注視された。
そして、私は恐れていた周辺の一時避難、その上に農作物、畜産、水産、
農地、牧草地、森林、水の汚染などに影響をもたらした。

私はテレビでNHKニュースを視聴したり、
新聞、ネットでニュースを読み、各地域で甚大な災害に、知るたびに動顚したりした・・。
この間、大惨事の被災した地域で、亡くなわれるた方が日ごとに増え、
私はただ呆然としながら、犠牲者の多数に悲しみに、ときおり黙祷をしたりしてきた。
そして特に、行方不明となられた方、せめてご遺体だけは、ご遺族のお手元に、と思ったりしてきた。


このような思いで、無力な私でも、その後の日常は、
テレビでNHKニュースを視聴したり、読売新聞を読んだりして、
この大惨事に関して、本を買い求めて、読んだりしてきた。

6月下旬に、ノンフィクション作家の佐野眞一(さの・しんいち)氏の著作『津波と原発』(講談社)、
武田邦彦(たけだ・くにひこ)氏の著作『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』(産経新聞出版)
9月中旬に、作家・曽野綾子(その・あやこ)氏の著作『揺れる大地に立って ~東日本大震災の個人的な記録~』〈扶桑社)
この三冊の単行本を精読した。
そして昨今は、『文藝春秋』の3月臨時増刊号として、
『3.11から一年 100人の作家の言葉』を購読したりしてきた。

この間、月刊総合雑誌の『文藝春秋』は、定期購読していたり、
特集に関心があった時、月刊総合雑誌の『中央公論』、『新潮45』などを買い求めたり、
藤原正彦(ふじわら・まさひこ)氏・著作『管見妄語 始末に困る人』(新潮社)、
佐野眞一〈さの・しんいち〉氏の・著作『劇薬時評 ~テレビで読み解くニッポンの了見~』(筑摩書房)、
もとより時事批評文も掲載されているので、多々教示されてきた。


東日本震災と福島原発には、無力な私でも動顚しながら、
心の片隅みに深い痛手が、今でも残ったりしている。
佐野眞一〈さの・しんいち〉氏の『劇薬時評 ~テレビで読み解くニッポンの了見~』(筑摩書房)の中の一節を引用すれば、
《 津波と放射能洪水は、従来の常識をすべて押し流した 》
こうした明記されたことに、確かにそうですよねぇ、と同意を深め、
心の根底に秘めながら、過ごしてきた。

尚、私もこのサイトに東日本震災と福島原発に関して、
無学なりに数多く投稿してきたが、重複をさける為に省略する。

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