夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

年金生活の我が家、熱きの季節の私たち夫婦の最良の避夏地は・・。

2014-08-25 09:33:51 | 定年後の思い
今朝、ぼんやりとカレンダーを見つめると、25日の月曜日と明記され、
8月も一週間を残すばかりかょ、と心の中で呟(つぶや)いたりした。

私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後36年を迎える古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
          

世の中の多くは、特に学童たちが夏休みの期間の7月、8月は、
家族で国内や海外に旅行されたり、或いは行楽地に行かれたり、お盆休みに実家に帰省されたりした情景を
とテレビのニュースで視聴しながら微笑んだりしてきた。

私も現役のサラリーマンだった時代は、夏季休暇を利用して、
家内と国内温泉地に2泊3日前後で滞在し、周辺の観光地を周遊したり、
或いは人の混雑を懲(こ)りて、庭の手入れをしたりして、汗まみれになりながら専念したりした。

私は民間会社の中小業に35年近く奮戦して2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めた。
          

私たち夫婦は国内旅行が共通の趣味であり、四季折々国内の各所を幾たびも旅行を重ねてきたが、
私は何よりも暑さに苦手な身で、この熱い季節には数えるばかり少ないのである。

年金生活をしてから、夏の季節に旅をしてきたのは・・と思い馳せ、
過ぎし年の記憶があいまいとなってきたので、
やむえなく私のブログのカテゴリーの『旅』の欄を読んだりした・・。

そして短絡的にメモれば、下記のような状況となった。

★2006年8月4日~6日 『秋田竿燈』、『青森ねぶた』祭り
    家内は祭り見物が好きで、ある旅行会社の団体ツアーに於いて、
    秋田市内のホテルに宿泊~白神岳の麓(ふもと)にある十二湖を散策~、青森市から夜行で帰京。

★2006年9月Ⅰ日~2日 『おわら風の盆』
    ある旅行会社の団体ツアーに於いて、おわら風の盆を鑑賞した後、
    深夜に金沢のシティホテルで宿泊した後、五箇山などを鑑賞して、帰京。

★2007年8月7日~10日 館林市の郊外の城沼で『蓮の花』
    私は幼年期から蓮の花に魅了されているので、家内の母を誘い、
    私たち3人で城沼に隣接している観光ホテルに3連泊して鑑賞。

★2008年8月3日~6日 佐渡・『秋津温泉』滞在
    家内の母が、佐渡の賽(さい)の河原を見たい、要望により、
    私たち3人で、観光ホテルに3連泊し、周辺を遊学。

★2009年7月15日~17日 京の『祇園祭』
    市内のシティホテルに連泊して、祇園祭を鑑賞

★2010年8月30日~9月4日 『浄土ヶ浜』~鶯宿(おうしゅく)温泉
    家内が浄土ヶ浜の蒼い洞窟が観たく、浄土ヶ浜のホテルに3連泊した後、
    盛岡市の奥地にある鶯宿温泉に連泊し、帰京。
    
    この翌年の3月、東大日本震災で訪れた三陸の浄土ヶ浜の過酷で悲惨な状態に動顚したりした。

これ以降は夏の旅路は皆無となっている。
私は熱さの季節は、人出の多い先は齢を重ねるたびに苦手意識が増して、
私たち夫婦は何かと雪舞い降る冬の旅路が、圧倒的に多くなっている。

こうした中、熱い夏の季節の私の最良の避夏地は、と振り返ったりした・・。
          

午前中のひととき、私は平素の買物専任者であり、
独りで殆ど毎日スーパー、専門店に行き、ときおり本屋に寄ったりしてきた。

その後も私は独りで自宅の周辺にある遊歩道、小公園などををひたすら歩き廻り、散策をしながら、
夏のうつろい情景を享受してきた。

私は夏用のストレッチパンズの長ズボンの数種類、アロハシャツかスポーツシャツの半そで、
そしてウォーキング・シューズとなり、夏用の帽子を深めにかぶり、サングラスをして、
扇子〈せんす〉を扇〈あお〉ぎながら、颯爽と歩くことが多い。

そして紳士用の小物入れのB5サイズのショルダー式バックを斜め掛けをし、
買い物したり、散策したりしている。
          
しかしながら燦々と照らす道を歩いたりすると、汗がひたたり落ちることが多い・・。
やむなくハンドタオルで顔などを拭(ぬぐ)いながら、できる限り樹の下にある歩道を歩いているが、
炎天下の道もあるので、高齢者の私でも気合いを入れて、足早に歩いているのが実情である。

こうした中で、暑さに負けそうと思う時、単細胞の私は冬の寒さの情景を思い浮かべて、歩いたりしている。

そして喉の渇きを感じたら、最寄りの自動販売機で、冷たい煎茶を買い求めたりしている。
或いは疲れを感じたら、大きな樹の下の付近のベンチに腰掛けて、緑陰に心身寄せたりしてきた。
          


この熱き時節、我が家では、簾〈すだれ〉を各部屋に掛けている。
洋間であったら、雨戸、網戸、ガラス戸、そしてカーテンを外して簾〈すだれ〉とする。
和室も同様に、雨戸、網戸、障子、簾〈すだれ〉としている。

そして陽射しを更に遮断する為に、簾〈すだれ〉の上に薄い布地を下ろしたりしている。

朝涼(あさすず)が残る9時が過ぎる頃まで、
網戸と簾〈すだれ〉にして、風を通したりしている。
             

帰宅後、居間の冷気の中で私たち夫婦は昼食を頂いた後、
私はブログの投稿文を綴った後、愛読している数多くの方の投稿文を読ませて頂くことが多い。

やがて私は居間の片隅に簡易ベットに敷いて、夏掛けの布団を掛けて横たわりながら、
好きな本を読み、ときには昼寝をしたりしてきた。

やがて目覚めれば、冷茶かアイス・コーヒーを飲んだりしている。

そして簾(すだれ)越しのほのかな暗さを通して、小庭の樹木、草花を眺めたり、
ときおり元気のある蝉(セミ)の鳴き声を聴こえたりしてきた。
             

家内はこの季節は早朝の3時過ぎから洗濯を開始し、やがて日の出と共に外干すの竿に干したりしている。
その後も掃除をしたり、料理に孤軍奮闘している。

昼下がり、居間のソファに座りテレビを視聴したり、雑誌を読んだりすることが多いが、
さすがに疲れ、居間の片隅で夏掛けの古びた布団を敷いて、バスタオルを2枚掛けて床に横たわっている。
そして、本棚が6冊ばかり雑誌を取り出して枕代わりし、ときには軽い寝息をしたりしている。

午後の4時過ぎに、お互いに起き上がり、整理をするが、
家内の仮枕の雑誌を見ると、私はいつも微苦笑させられる。

月間総合雑誌として名高い『中央公論』、『文藝春秋』であり、
日本広しといえ、この雑誌を枕代わりにしているのは、我が家の家内ぐらい、と思っているのである。

このように私たち夫婦の夏の季節の最良の避夏地は、冷気のある居間となっているのが実情となっている。

☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村
人気ブログランキングへ
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする