夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私の住む地域、散策すれば木の芽時(このめどき)にめぐり逢えず、代わりに・・。

2015-03-20 15:34:09 | ささやかな古稀からの思い
私は東京都の調布市に住む年金生活の70歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に築後37年の古ぼけた一軒屋に住んでいる。

こうした中で、私たち夫婦は明日の『春分の日』は、毎年私の生家の実家である長兄宅に行き、
仏壇に安置されている位牌にお線香を捧げた後、
長兄夫婦と他愛ない話をした後、お墓参りに行っているのが、ここ10年の恒例となっている。

そして長兄宅の仏壇に捧げる品を買い求める為に、本日の10時過ぎに私は独りで駅前に向かった。


私の住む地域は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅であり、
我が家の最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分である。

或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となり、
或いは私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

いずれの最寄駅までの路線バスの利便性は良い所で、たとえば都心の新宿のデパートに買物に行っても、
電車を利用すれば、我が家よりデパートの店内に45分ぐらい、
或いは東京駅でも我が家から一時間前後となっている。

しかしながら我が家の周辺は、それぞれ住宅が密集している住宅街となっている。
       


本日は小田急線の『狛江』駅前にめざしたが、いつもように路線バスの利便性には頼らなく、
住宅街の中にある遊歩道を歩いたりした・・。

私は健康寿命を保つには、ひたすら歩くことが肝要である、と思っていたからである。

そして今の時節、遊歩道を歩けば、数多くの落葉樹の欅(ケヤキ)、クヌギ、コナラ、モミジなど雑木が、
木の芽時(このめどき)と称せられる芽吹きに、めぐり逢えるかしら、と秘かな願望を秘めていた。

私は幼年期に農家の児として育った為か、
木の芽時(このめどき)から幼いあまたの葉を広げて、萌黄(もえぎ)色に染められる、
こうした季節のうつろいを眺めるのが、この世で最も好きな情景のひとつとなっている。

やがて遊歩道を歩きながら、クヌギ、コナラなど落葉樹を眺めたりしたが、
今年の冬は平年より三寒四温が激しい為か、冬木立のままであり、少しばかり落胆をしたりした。

こうした中で、いくつか花にめぐり逢えたりした・・。
       

そして幼年期に、早春時期に生家の片隅にあった『木瓜(ボケ)』があり、
偶然に60数年ぶりに再会でき、見惚(みと)れたりした・・。
       

やがて10分ほど歩けば、たわわな純白の花を見て、しばらく眺めたりした。
       

そして早咲きの桜(さくら)かしら、と見惚れたりした。

やがて別れる前に、少しアップで撮ったりした。
       

その後、足早に駅前にめざして歩いた。

やがて駅前の専門店が集約されているビルに入った。
     
私が専門店で買い求める品は、和菓子にも拙〈つたな〉い知識しかない私が、
ここ10数年、新年、春のお彼岸、お中元、夏のお盆、秋のお彼岸、お歳暮などの時、
実家、知人宅に選定している和菓子であった。

恥ずかしながら告白すれば、文明堂の三笠山であり、この詰め合わせを愛用している。

三笠山を中核に、ゆず、白桃、あんず、抹茶、栗などの風味の品が、
それぞれの季節に応じてあるので、私なりに調和して詰め合わせにして、進呈しているのが、
ここ10数年の習わしのようになっている。
       

もとより味覚も良く、色合いも良く、そして日持ちも良いのである。
その上、高齢者から幼年者まで、どなたでも賞味できるので、
我が家が愛用している品のひとつとなっている。

これ以前は高価な紅茶セット或いは山本山の海苔セットを買い求めたりしていたが、
何かしら単細胞の私は、今回も三笠山を買い求めて、やがて帰宅に向かった。

このようなことが、私の午前中の出来事であり、進歩していないなぁ、と微苦笑したりしている。

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