先程、ときおり愛読しているネットの【@DIME】を見たりした中で、
『 長生きは望まれていない?
「100歳まで生きたい」人はわずか2割 』と見出しを見てしまった。
私は年金生活の73歳の身であるが、晩年期は体力の衰えを益々実感しながら、
せめて心だけは溌溂過ごし、いつの日にか、この世をさよならする時は、神様か仏様の采配に寄る、
と漠然と思ったりしている男である。
このような長生きに関して思っている私は、《・・「100歳まで生きたい」人はわずか2割・・》は、
少しながら驚ろきながら、記事を精読してしまった。
この記事は、アクサ生命保険が、特設サイト「人生100年の歩き方」を開設に伴い、
2018年6月20日~26日に於いて、20代~60代の男女1000名に対して、
Webアンケート調査を行った結果を、@DIME編集部が記事に纏められ、
関連のネットの【@DIME】に7月24日に配信され、無断であるが殆ど大半を転載させて頂く。
《・・平成最後の夏。
来年2019年5月1日に「平成」は改元し、新たな元号で人生100年時代を迎える。
(略)不確実な時代に合った人生設計をサポートする「ライフプラン」サービスを提供するアクサ生命保険は、
お客さまと「人生100年時代」を一緒に考えていく特設サイト「人生100年の歩き方」を開設した。
サイト公開に合わせて、人生100年時代に対する人々の意識とその実態について調査すべく、
20代~60代の男女1000名を対象に「人生100年時代に関する意識調査」を実施した。
★来たる「人生100年時代」最もポジティブで楽観的なのは「20代」
昨年、新語・流行語大賞にもノミネートされた「人生100年時代」をどのように捉えているかについて、
本調査対象者全員となる20代~60代男女1,000名に尋ねたところ、
約半数にあたる50.7%が「ポジティブ」、49.3%が「ネガティブ」と回答。
老後の生活については「楽観的に見ている」が38.9%、「悲観的に見ている」が61.1%となった。
全年代でみると、意見は大まかに二分される結果となりましたが、
年代別でみると「20代」が他年代と比べて高く、
これから起こりうる時代の変化にも柔軟に適応していく世代観が垣間見える結果となった。
★長生きはもう望まれていない!?「100歳まで生きたい」はわずか2割に
調査対象者全員に対し「人生100年時代において、あなたは100歳まで生きたいと思いますか?」と尋ねたところ、
「あまりそう思わない」41.9%、「まったくそう思わない」36.9%と、
約8割にあたる78.8%が「100歳まで生きたいと思わない」と答え、
100歳まで生きることを望む層は、わずか21.2%と少数派であることが明らかとなり、
その理由として様々な意見が寄せられた。
かつては普遍的だった「長生きは喜ばしいこと」といった価値観もこれから変化していくことが予想される。
長生きしたくない理由
・健康で自分の事は、自分で出来るのであれば、長生きしたい。
・無理な治療費や介護が必要であれば、そうは思わない。(20代女性)
・長生きしても、生活に余裕がないのではないかと思うから。(30代男性)
・お金がない状態と医療費の増える時期と重なりそう。(40代女性)
・無理して長生きするより、短くても楽しく充実した生活をしたい。(50代男性)
・心身共に健康でいる自信が無い。(60代男性)など
★4人に3人(78.6%)が実感する「長生きリスク」トップ3
調査対象者全員に対し「長生きすることは、リスクになると思いますか?」と尋ねた質問では
4人に3人にあたる78.6%が「そう思う」と答え、
その内容について聞くと「身体能力の低下」、「収入の減少(賃金不安)」、「年金制度」が、
長生きの3大リスクとして挙げられた。
こうした課題に対する漠然とした不安は、大なり小なり8割以上(81.6%)が実感している一方で、
実際に充分な備えができている人は、わずか16.0%という現実も明らかに。
経済的な理由を除いては「何を備えれば良いのかがわからない」といった意見が最も多いことがわかった。
★生きる意欲は備えから? 「100歳まで生きたい」:「備えている人」の意欲は2.5倍!
「備えること」と「生きていく意欲」、この2つに関して興味深い相関性がみられた。
人生100年時代に起こりうるリスクに対し、
「備えられている」と答えた人のうち、42.7%が「100歳まで生きたい」と答えたのに対し、
「備えられていない」と回答した人のうち、83.1%が「100歳まで生きたいとは思わない」と答え、
「備えられている」人は「備えられていない」人の2.5倍生きる意欲が高いことが明らかになった。
生きる意欲の動機づけは、「備え」に対する日々の意識に影響されているのかもしれない。
★理想的な年の取り方をしている著名人
最後に、本調査対象者全員に対し、理想的な年の取り方をしている、
その象徴となる著名人について聞いた。
男性1位に「所ジョージ」さん、次いで「タモリ」さん、「加山雄三」さん、
女性1位には「黒柳徹子」さん、次いで「吉永小百合」さん、同率3位に「樹木希林」さん、「夏木マリ」さんが挙げられた。
変化が激しく、価値観が多様化している時代の中で、自分らしい生き方を選択し、
体現されているその姿勢は、人生100年時代の生き方を考えるうえで、とても示唆に富んでいる。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
お互いに幸運にも、入院する大病には遭遇せずに今日に至っている。
過ぎし私が65歳になった頃、
男性の多くは、70代となれば体力の衰えを実感して、75歳まではこれまでどおりの自立した生活ができるが、
80歳が見えてくる頃には、介護を必要とするようになり、
やがて80代後半では何らかの介護付き施設に入居する可能性が高くなる、と学んだりしてきた。
こうしたことを学んで以来、平素の買物専任者の私は、買い物の責務を終えた後、
帰宅後も私は独りで外出して、自宅から3キロ以内の周辺にある住宅街、遊歩道、小公園などを
本格的に意識して、歩き廻り、季節のうつろいを享受している。
こうした根底として、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。
過ぎし2010年8月下旬の頃に、私は医学博士で病院長の帯津良一さんに、紙上でめぐり逢えた。
新聞の出版広告で偶然に読み、この雑誌が女性月刊誌の『婦人公論』と知り、
私は恥ずかしながら買い求めて、精読したりした。
《・・(略)・・
人生は生老病死ーーつまり死も含めて、丸ごと自分の人生なのだから、
「死に時」も「死に方」も自分らしくありたいという考えが基本です。
「いたずらに死を恐れるあまり不要に長生きしても意味がない」と考えるようになったのは、
このホリスティック医学の考え方に共鳴し、
その理念に基づいて自らの病院を設立した40半ば以降です。
・・(略)・・
年齢に関していえば、80歳くらいまで生きれば十分ではないですか。
もちろん、肉体面でも精神面でも人それぞれ個人差がありますから一概には言えません。
しかし、自力で自由に動けるのは、せいぜい80代まででしょう。
90代になると、何かしら衰え、欠けてくる。
いくら頭がしっかりとしている人でも、足腰が立たなくなったり、その逆のケースも起こります。
ましてや100歳なんて、どんな人でもポンコツになっているはずですよ(笑)。
おめでたいと言うけれど、100歳以上は、やはり「生き過ぎ」だと私は思います。
これとこれができなくなったら、自分はそろそろ「死に時」かもしれない。
その線引きは人それぞれですし、それがわかれば、
「生きているうちにこれだけはやり遂げておこう」という人生のテーマも見えてくる。
つまり、自分にとってベストな「死に時」を考えことは、
今、生きているこの時間を最大限に充実させて生きていくことにもつながるのである。(略)・・》
このようなことを私は深く学び、今後の確かな晩年期の導きの御人にめぐり逢えた、と深く感じて、
これ以降、帯津良一さんの言動、ご著書も購読したりして、信愛を重ねている。
そして私は、いつの日にか大病か介護・要になってしまった時、自身で食べ物を口に運べなくなった時は、
この世にお別れする時だ、と深く思ったりする時もある。