夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

リハビリに“買い物”取り入れる狙い、高齢者の私は真摯に学び、やがて微笑みながら賛意を深めて・・。

2018-07-19 15:38:32 | ささやかな古稀からの思い

過ぎし3日前、ときおり愛読しているネットの【NEWS ポストセブン】の見たりした中で、
『 リハビリに“買い物”取り入れる狙いは “役割”を取り戻すこと 』と題された見出しを見てしまった。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
お互いに幸運にも、入院する大病には遭遇せずに今日に至っている。

こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに住み、
私より14歳年配で87歳の身となっている。

過ぎし年、私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
我が家より2時間半を要する千葉県のある市で独り住まいの生活をされて、早や13年半となっている・・。            
     
これ以来、長女の家内は季節が変わるたびに、独り住まいとなっている家内の母宅に、
季節の変わり目の大掃除、支度などで、6泊7日前後で行ったりしてきた。

              

やがて家内の母は、80歳過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、まもなく杖(つえ)を突く身となって、        
こうした後、整形外科、内科、眼科に通院している中、膝(ひざ)と腰に激痛が感じ、
一昨年の5月より少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査が加わりした後、
リハビリで近くの病院に行ったりして『要介護2』となってきた。

そして家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなってきた。

まもなく家内の妹が強力な援軍となり、家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に殆ど宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

そして昨年の5月より、家内の母はデイ・サービスに通った成果で、市の福祉課が再審査を得て、
『要介護2』から『要支援2』と回復して認定されたりした。
           
このように、家内は家内の妹と逐次連絡しあって、家内は独り住まいの家内の母宅に行っている時は、
私は我が家で独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごし、早や13年半を迎えている・・。

しかしながら、家内の母が、『要介護2』から『要支援2』と回復したことは、
ときおり家内から私は聞いたりしているので、今回の《・・リハビリに“買い物”・・》の格言に、
私は家内の母の願いのひとつを思い馳せて、記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『女性セブン』の2018年7月19・26日号に掲載された記事のひとつであり、
関連のネットの【NEWS ポストセブン】に2018年7月14日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

              

《・・親が認知症や要介護になって、まっ先に制限するのは、“買い物”かもしれない。
だが、高齢者も含めた現代人にとって買い物は、もっと奥深い意味があるようだ。

生活者の感覚を取り戻すべく、買い物をリハビリとして取り入れたデイサービスが注目されている。

株式会社エムダブルエス代表・北嶋史誉さんに聞いた。

今年6月、群馬県前橋市にあるスーパー、「フレッセイ大利根店」の店内で、
“買い物リハビリ”が始まった。

これは同店に併設された通所介護事業所、予防デイトレセンター大利根で提供されるデイサービス。
要支援の人が対象だ。

「デイサービスの名札を下げ、万歩計をつける以外は、一般の買い物客と同じ。
必要があれば、スタッフが付き添いますが、
高い棚に手を伸ばすのも、腰をかがめて下段の品物を取るのも、リハビリの一環。

広い店内で、欲しいものや家族から頼まれたものを探す。
冷蔵庫の在庫を思い出しながら、買い物メモを見ながら探すと、自然と歩けるのです。
脳も体もしっかり使う、有酸素運動です」(北嶋さん)

同行させてもらった70代の女性は、普段の買い物は同居する娘さんがやっているが、
「何せ5人家族だからね」と、うれしそうに繰り返した。

食べ盛りのお孫さんのために、バームクーヘンをカゴへ。
自分の好物のソースせんべいがなかなか見つからず、通路を行ったり来たりしていた。

支払いは自分の財布から(自己負担)。
レジで小銭を数えて出すのも、脳トレだ。

「店側とは、しっかりと打ち合わせができていて、店員さんがさり気なくサポートしてくれたり、
レジでまごついても『ゆっくりでいいですよ』と声をかけてくれたりします。


今後、慣れてきたら、30~40分で2000~4000歩(約1~2km)の歩行を目指します」(北嶋さん)

              

また、少し介護度の進んだ『要介護1』以上の人向けには、
2012年から、日高デイトレセンター(群馬県高崎市)など
5つのデイサービスを移動販売車が巡回し、買い物リハビリを行っている。


「移動販売車は、杖や車いすの人でも、充分に買い物ができる大きさで、
生鮮食品ほか、その日に店長が選んだ品が、棚の上から下までぎっしり。

体を使って商品を探して取り、旬の青果で季節を感じ、
アテンドする運動指導士からは“不足しがちな動物性たんぱく質は、
たとえばこんな食品から摂れますよ”などとアドバイスがもらえることも。

買い物をすることで、“しっかり食べる”ということにも、つながるようです。
でもみなさん、品物を選ぶときは、本当にいいお顔をされるのです。
買い物リハビリに参加したくて、当社のデイサービスを選んで来てくださるかたも多いようですよ」

              

◆買い物は生活者の日課“役割”を取り戻す行為

介護予防のリハビリとして、北嶋さんが買い物に着目したのは、
学生時代に学んだ役割理論からの発想だという。

「人はたくさんの役割を持って生きています。
たとえば私なら、会社では社長、家では夫、長男には厳しい父親、末っ子には少し甘いお父さん。
これらのチャンネルを、その場その場で変えて演じている。

ところが高齢や病気になると、役割が担えなくなったり、周りから役割を奪われたりしがちです。

すると、たとえ家族と一緒にいても、心は孤立し、健康が損なわれてしまいます。
そんな状態から、模擬的でも役割を取り戻すことで、リハビリになると考えました」

今の時代、食生活を支えるのは、買い物。
生活者としては、確かに重要な役割だ。

「たとえば今夜、自分が食べたいもの、
嫁に頼まれた牛乳1本、孫のおやつ、夫の酒肴でも、
自分や誰かのために買うことで、1つの役割を担える。
家族や社会の一員という感覚を取り戻せるのです」

生活者としての充足感は、高齢者の生活に張りを持たせ心を健全にするという。

「介護予防や自立支援は、運動・栄養・社会参加の3つが必要。
筋肉だけ鍛えても、ダメなのです。
その点買い物は、体を動かし、栄養摂取に直結し、役割も担えます」

健康寿命を延ばすためにも、こんな買い物の効用を心に留めておきたい。・・》

※記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

私は記事を読み終わった後、確かにそうですよねぇ・・と微笑みながら賛意を深めたりした・・。

家内の母が『要介護2』だった当時は、
家内の母宅の中で廊下、トイレ、浴室、部屋などに手すりを設置していても、動くと痛い、
と家内、或いは家内の妹に幾たびもこぼしたりしていた。

そして動かないと益々悪化するので、健康マッサージの安楽椅子を購入して、
身体をほぐしたりしていた。

こうした中、整形外科に週二回に家内、或いは家内の妹に引率されて治療に行ったりしたが、
路線バスが近くになく、やむなくタクシーを利用して通院をしたりしてきた。

家内の母宅の周囲は、ゆるやかな傾斜地であり、付近の道路も自動車の往来もあり、
万一、家内の母宅が独りで果敢にリハビリをして、転んで骨折などをして、入院した後、
寝たきりになってしまうことなどを、もとより家内の母、家内、或いは家内の妹は危惧してきた。

そして時折、家内、或いは家内の妹に引率されて、付近を散策したり、
タクシーを活用して、最寄の駅前にあるスーパーなどで買い物をしたりしてきた。

              

やがてケア・マネジャのアドバイスにより、あるデイサービスを紹介された。

このデイサービスは、各家にマイクロバスで巡回して、同乗しているスタッフの担当者が引率し、
デイサービスのセンターまで送迎して下さるシステムであった。

そして週に二回、家内の母宅の門扉、そして玄関まで、このスタッフの担当者が来て下さり、
家内の母は引率されて、デイサービスのセンターに通っている。

こうした中で、このデイサービスのセンターに於いては、
家内の母は、通院者の御方と共に軽い運動をしたり、認知予防のささやかな頭の体操をしたり、
通院者の御方と談笑をしたりしている。

そしてスタッフの担当者に導かれて近くのスーパーなどに、買い物をして、
家内の母は、元気そうに帰宅して、
家内、或いは家内の妹は安堵したりしてきた。

やがて半年過ぎた頃、市の福祉担当者から、家内の母は『要介護2』から『要支援2』に認定され、
回復したことに、もとより家内の母、家内、或いは家内の妹は悦んだりしてきた。

そして家内の母は、娘ふたりに食事、掃除、洗濯などを全面的に頼り、
家内は月に6泊7日を2度ぐらいして、家内の妹は1泊2日を幾たびもしている。

この間の家内の母は、独りになってしまった時は、
家内は我が家より、家内の母に連絡事項、安否確認の為に、毎晩長らく電話連絡をしたりし、
家内の母は娘ふたりが作ってくれた料理を温めたりして
食事をしているのが、現状となっている。

今回の《・・リハビリに“買い物”・・》の効用に関して、
何かと無力な私でも、確かに・・そうですよねぇ、と微笑んだりしている。

コメント (2)
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