夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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入院や療養中の人へ送る 心温まる1行メッセージ実例、77歳の私は学び、やがて微笑みを重ねて

2021-10-07 12:51:26 | 喜寿の頃からの思い

☆心に響く1行文の実例とNGワード

落ち込んでいる友人へ、療養中の親や知人へ、災害で被災した人へ――。
メッセージカードに1行添えるとしたら、どんな言葉が適しているのだろうか?

『「育ちのいい人」が使っている 添えるだけの1行文』の著書であり、
マナー講師の井垣利英さんに教えてもらった。

「病気やケガ、心の不調など、どんなときでも、気持ちが前向きになるのは、
回復を心から願う温かい言葉」と、井垣さんは語る。

自分だったら、どんな言葉をかけてもらったらうれしいだろう。
じっくり考えてからメッセージを送ってみよう。


☆自宅療養中の人に送る1行文

自宅で療養をしている人や、在宅で介護されている人などに送る
1行文の実例とNGワードをピックアップ。

・がんばっている自分の体に『ありがとう』と言ってみてね

・こんなときくらいは、体も頭もリラックスさせてくださいね

・静かにのんびり体を休めて、自分を新発見してください!

・日にち薬という言葉もあります。ゆっくり静養してください

手紙を読んで笑顔になっている母子の写真
相手が笑顔になるメッセージを送りたい(写真/GettyImages)

自宅で療養している人に対しては、
手紙と一緒に相手が好きな食べ物を送っても喜んでもらえるだろう。

「準備や後片付けが大変かと思い、すぐ食べられるものを送ります」という一言と一緒に、
ゼリーやジュースなど手間のかからない食べ物や飲み物が届いたら、
相手は思いやりを感じて癒されるだろう。


★★NGワード

・早く元気になってね

・ゆっくり休んでね

・心配しています

よかれと思ってかけた「早く元気になってね」という言葉は、本人のプレッシャーにも。

また、「ゆっくり休んでね」という言葉は、
見放されてしまったという不安を感じる人も・・。
心や体が弱っていると、ちょっとした言葉に過敏に反応してしまうこともある。

入院中の相手が、心配なのは本心だとしても、
「心配しています」という言葉もネガティブな表現。
相手に余計な重荷を与えてしまう可能性があるという。


☆入院している人に送る1行文

病院に入院している人には、お見舞いの品とともに
以下のような1行文を添えてみてはいかがだろうか。

・入院時間も楽しめるよう、好みに合いそうな本を贈ります

・着心地が良くておすすめの、前開きのパジャマをお送りします

・退院後にやりたいことを山ほど想像して、ワクワクして過ごしてね

・入院生活が退屈になったら、いつでも話し相手になりますよ

メッセージカード
相手を思いやる1行文を添えて…(写真/GettyImages)

相手のことを思いやる1行文を添えて、
入院中の必需品であるパジャマや、ベッドの上での退屈しのぎとなる本を送るのもおすすめだという。

パジャマは気持ちが明るくなるような色で、前開きのものを。
また、ストールや羽織れるものなど、入院中に使いやすいものを選ぼう。

★★NGワード

・なんの病気?

どのくらい悪いの?

・いつ退院するの?

「なんの病気?」、「どのくらい悪いの?」などの症状を尋ねる言葉は、ご法度。
相手から言われない限り、聞かないほうがいいという。

「どんな状況でも、相手の立場になって思いやる気持ちが、一番大切なマナーです」(井垣さん)


☆退院・回復したばかりの人へ送る1行文

「退院や回復を祝う言葉、ワクワクする未来の楽しい予定を明るく伝えましょう。
人の優しさは、体調がすぐれないときには、なおさら心にしみるものです」(井垣さん)

・退院したと聞きました。おめでとう! でもしばらくは無理しないでね

・また一緒に食事に行けるね。今から本当に楽しみです

・体の声を聞いて、少しでも疲れたら休んでくださいね

退院したのは、おめでたいけれど、中には一時的な退院ということも。
そこを見極めて、言葉を選んだほうがいいという。
まずは、気持ちから元気になれるような明るい言葉をかけよう。

★★NGワード

・一日も早い回復を願っています

・入院中はご家族も心配だったでしょう

・入院は何かと大変だったでしょう

「一日も早い回復を願っています」は、相手を焦られせてしまうことも。

また、「入院中はご家族も心配だったでしょう」、
「入院は何かと大変だったでしょう」などの言葉は、
入院中のことを思い出させてしまうことも。

***

心や体が弱っているときは、温かい言葉をかけてもらったら、
普段以上にうれしく感じるもの。

ただ、弱っているときだからこそ、
何気ない一言が、相手に負担を与えてしまうこともある。

相手の状況や心情に寄り添いながら、気持ちを言葉にしてみよう。
送った側も、送られた側も、元気に会える日が待ち遠しくなるはずだ。・・ 》

 
 

今回、氏家裕子さんが取材と記載がされ、
マナー講師の井垣利英(いがき・としえ)さんのアドバイスに基づき、
入院・療養中、お見舞いにふさわしい1行メッセージを、
多々教示された・・。

私は齢ばかり重ねた77歳の身であり、それぞれの分野の御方より書物などで学び、
或いはブログで、私が愛読している御方より、
日常生活を過ごされている生きた人生の哲学を教示されている。

今回、思いやりの発露される言葉・・そして人生の機敏・・学びながら、
そうですよねぇ・・と思い重ねたりして、人生の微笑みを重ねたりしている。
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