夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

お金をかけずに楽しめる「老後の趣味」10選、遅ればせながら77歳の私は学び、微苦笑を重ねて・・。

2021-10-19 13:25:22 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【All About】を見ている中で、
『 お金をかけずに楽しめる「老後の趣味」10選 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた戸建て住んでいる。

そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、
『働らなくても、何とか生活ができるので助かるわ・・』、
と家内がときおり、 呟(つぶや)くように私に言ったりする。

『そうだよねぇ・・』
私は苦笑しながら応じたりしている。

                 

私は音楽業界のあるレコード会社に35年近く奮戦して2004年〈平成16年〉の秋に定年退職を迎えたが、
この間、幾たびかリストラがあったりしたが、何とかくぐり抜けたりした。

やがて1998年(平成10年)の当時の私は、営業本部に勤めていたが、 
この数年前の頃から、音楽業界はリストラの烈風となり、
私は1999年(平成11年)の初春に、各レコード会社が音楽商品の物流を委託している会社に出向となった。
        
勤務した職場は、音楽のCD、DVDなどの商品を、
ソフトの販売店に出荷、返品など取り扱う物流会社の中のひとつの商品センターで、
私を含めた管理の正社員の5名の基で、契約・パート社員の男女120名前後で対応した。

こうした中、音楽のCD、DVDなどの商品棚が並ぶフロアは、
東京ドームより広い商品センターで、 連絡事項などはマイクを通して拡声器、もしくは電話などで通達し、
携帯電話も要求されない現場で奮闘し、 この出向先で5年半ばかり勤め、
2004年(平成16年)の秋に、何とか定年退職を迎えることができた。

          
     
そして、私は出向身分であったので、リストラ烈風の中、
社員を自主退職させる希望退職優遇制度などの免れたのも事実であり、
定年前の退社された同僚、後輩に少し後ろめたく、退職後の年金生活に入った理由のひとつとなった。

しかしながら根底の実情は、この当時は大企業も盛んにリストラが実施されている中、
たとえ私が定年後に新たな職場を探しても、これといった突出した技術もない私は、
自身の力量のなさを悟(さと)ったりした・・。

そして何よりも遠い勤務先の出向先で、私なりに奮闘して体力も気力も使い果たしてしまったので、
やむなくサラリーマン生活を卒業し、年金生活を始めた・・。

このように私のつたないサラリーマン時代であり、もとより一流大学を卒業され、大企業、中央官庁などに
38年前後を邁進し栄達されたエリートとは、遥かに遠い存在である。

                 

世の中の数多く60代の諸兄諸姉は、人生の苦楽を重ねた後、
何かと安堵しながら、身も心も溌剌と過ごせる人生の黄金時代と称せられるゴールデン・イヤーズの中、
知人、友人から何かと嬉しい、楽しげな便りを数多く受けたりしてきた・・。

そして私でも、過ぎ去った60代の10年間の年金生活の日々は、
定年退職時までは何かと悪戦苦闘が多かった為か、
私の人生の中で何より安楽な時代、と思い重ねたりして享受してきた・・。
                        

2004年(平成16年)の秋、年金生活の当初は、
現役サラリーマン時代は悪戦苦闘が多かった為か、解放感で高揚したりした・・。

そして独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に散歩できるなんて、許されても良いのかしら、
と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、戸惑いながら甘受したりした。

何よりも朝の陽射し、昼下りのひととき、そして夕暮れ時に、
ゆっくりと時を過ごし、苦楽の激しかった現役時代を思いながら、微苦笑を重ねたりした。

                 

私たち先輩、そして私たち同世代、少し若い団塊世代のサラリーマンの多くは、
もとより職務、そして家計の責務で、睡眠時間を削り奮戦してきた。

私も職務を果たす為に、奮闘して、平日は睡眠時間を削ることが多く、
休日のひとときに昼寝などをした補(おぎな)ってきた。

或いは若き40歳前後は、コンピュータ自社導入のシステム開発、運営業務などで、
徹夜も幾たびもして、今働くなくていつ働くょ・・、と自身を叱咤激励したりしてきた。

やがて最後の5年半はリストラ烈風の中、あえなく出向となったりし、
従来の都心の本社勤務地より、遠方となり、朝の4時45分に起床して、帰宅できたのは午後9時前後が多く、
出向先の不馴れな物流センターで、自分の敵は自分だ、と奮(ふる)い立たせたりした。

                           

やがて年金生活の当初は、朝、布団(ふとん)の中で目覚めた後、
もう会社に行かなくてよいんだ、と安堵感に微睡(まどろみ)ながら微笑んだりした。

そして二度寝などを甘享したりすると、夢の中で職務上の成功体験の出来事より、失態した出来事が多く、
目覚めた後、独り苦笑したりしてきた。


やがて数年後はサラリーマン時代の夢は激減し、
朝まどろむ時、夢と現(うつつ)の世界を往還するように、今日はどこを散策しょうか、
駅前の本屋に行き、あの本を買い求めようか、などを思い馳せたりしてきた。

或いは家内と国内旅行に行き、旅先のロビー、食事処で隣席して談笑した人たちを思い浮かび、
たとえ一期一会でも、人生の微笑みひとときを過ごせた、と走馬灯ように感じたりしてきた。

                                  

このような拙(つたな)い半生を歩んだ来た私は、
《・・お金をかけずに楽しめる「老後の趣味」10選・・》って、
どのようなことなの、と好奇心に負けて、記事を読んだりした・・。

この記事は、【All About】に於いて、無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・定年退職後にやりたいことはありますか?
テレビを見ながらゴロゴロするのも幸せですが、新しく趣味を始めてみるのはいかがでしょうか。

心身の健康のため、社交のため、リーズナブルで簡単に始められる趣味をご紹介します。


1. 塗り絵

塗り絵・デッサン・油絵・水墨画……のんびりと芸術に親しむ
塗り絵には心を癒やす“セラピー効果”があるのをご存知でしょうか? class="aa_matome-source">出典: 

2. はさみ将棋

脳トレになる! 家族で遊べる簡単な「はさみ将棋」もおすすめ

囲碁や将棋は、昔ながらの貴重な社交手段。
孫の知育や脳の活性化、何より家族団らん、職場団らん、仲間団らんに最適です。

しかも、頭を使うから、ボケ防止に抜群の効果があります。
ルールを知らない家族や友人と勝負するなら、簡単で、スリリングな「はさみ将棋」はいかがでしょうか? 

 

3. 折り紙

孫も大喜び! 指先の器用さを活かした「ハイレベル折り紙」
折り紙は、指先で生み出す小さな芸術品。
高度な折り紙は、かなりの集中力を要します。
孫がいる方は、一緒に作るのも楽しいでしょう。

 

4. 手芸

「手芸」と「インターネット」をマスターすると貴重な収入源にもなる

趣味止まりだった手芸。ティッシュケースやバッグを作って
いろんな人にプレゼントしているなんて方は、プロでなくてもお小遣い稼ぎができる時代です。

そのために必要なのは、インターネットのスキル。
自分の制作物を誰かに買ってもらうのは、嬉しい体験です。

 

5. ウォーキング

6. ゲートボール

早起きして近所の仲間と「ゲートボール」で良い汗を

 

7. 読書

老眼で読書がツラいならCDで聴く!「耳から読書」で名作に親しむ
読書は目が疲れるし、老眼で細かい字が読めないから、億劫になってきた……という方は少なくないでしょう。
それなら、“耳から読書”がおすすめ。読み手の独特な抑揚から、行間にこめられた感情が伝わってきます。
お近くの図書館で無料で借りることもできます。



8. 語学学習 

学ぶ楽しみをもう一度! やりたかった「語学学習」をコツコツと

英語に苦手意識を持ったままの方も少なくないでしょう。
もう一度英語を学び直してみませんか? 
大切なのは、「深刻になりすぎない」ことと「毎日英語に触れる環境作りをする」ことです。
肩の力を抜いて、トライしてみましょう!

 

 

9. トレーニング

「若いですね」と言われるのは至福! ゴロゴロ時間を筋トレ時間に
毎日ゴロゴロと過ごしていては、筋力が落ちて、足腰が弱る一方。
すると、人と会いたくなくなったり、身なりに構わなくなったりと、
転げ落ちるように老けていくことも……。

毎日少しずつ運動をして、若々しい体をデザインしてみませんか?

10. 地域ボランティア

旗振り・公園整備・読み聞かせ……「地域ボランティア」で感謝される喜びを

自治体の窓口で、シニアのボランティアを募集していることがあります。
地域の小学校や公共施設公園での活動を通じ、地域に顔見知りが増えていくのは、心強いものです。


※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。
診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。

記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。
当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、
当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。‥ 》

 

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

 
今回、《・・ お金をかけずに楽しめる「老後の趣味」10選・・》、
それぞれの御方の定年後の実情にもとづいて選択されているので、
人それぞれ10人10色の定年後の生活を過ごされている・・、
と思い馳せたりした。

私は定年後は年金生活となり、働くことを卒業した身だし、
年金生活の中で趣味などの団体行動は、やはりある程度の制約があるので、
出来る限り自身の自由な意志で過ごしたく、生活しているのが実情となっている。



私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、2人だけで第二人生の歳月を過ごすので、
結果としては定年後の長い人生は、お互いの趣味を尊重して、堅実な生活を過ごせば、
年金生活でも何とかなると、定年後に年金生活を始めたりした・・。

そして定年前のサラリーマン時代の私は、数多くの人たちと同様に多忙で、
家内は我が家の専守防衛長官のような専業主婦であり、日常の洗濯、買い物、料理、掃除などで、
家内なりの日常ペースがあり、この合間に趣味などのささやかな時間で過ごしてきた。

そして定年後の年金生活を始めた私としては、このペースを崩すのは天敵と確信し、
平素の買物専任者を自主宣言したりした。

或いは昼食だけは、お互いに制約することなく、自由な時間で、
お互いに殆ど我が家で、きままに食べたりしている。

そして午後から夜の大半は、私は随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書、
ときおり20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、 或いは音楽も聴いたりしている。

こうした中で、家内は料理、掃除、洗濯などを従来通りしてくれるので、
せめて家内が煎茶、コーヒーを飲みたい時を、私は素早く察知して、

日に6回ぐらい茶坊主の真似事もしている。


こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、
午前中のひととき、自宅の周辺にある公園、遊歩道、住宅街の歩道を歩いたりして、
四季折々のうつろう情景を享受している。

そして無念ながら忘れることもあり、ときおりデジカメで撮ったりして、
記憶のかたみとしている。




過ぎし年金生活を始めてまもなく、
偶然に本屋の店頭で一冊の本にめぐり逢え、私は初めて『ブログ』の世界を知った・・。

そしてブログの世界を知って丸17年が過ぎて、早や18年生となっている。
結果的には、パソコンの故障、国内旅行、入院などしない限り、日に少なくとも一通は投稿してきた。
              
                                              
こうした私の根底には、私の幼少時代から年金生活している現在までの生きてきた心の軌跡を発露して、
自己表現のひとつとして、心の証(あかし)として残したいからであった。

そして年金生活を過ごしている今、日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。
                    
私は綴る際は、自身のその時の心に素直に綴るようにし、
あとで振り返った時、あの時はこのような思いで過ごしていたのか、
何より自身に対して、その時の思いの心情を大切にしているひとりである。

恥ずかしながら数多くの駄文を綴ってきたが、
ひとえに自身の為の心の軌跡の発露、と言っても差し支えない。



こうした中で、60代の投稿文の内容は、やはり幼年期~現役サラリーマン時代の想いでが多く、
或いは年金生活を過ごす実情を脚色もせず、数多くの綴ってきたりした。

そして70代になると、自身の体力の衰えを実感した為か、
健康、病気、介護、葬儀、家計などを学んだことに私の思いを前後に加味した投稿文に変貌した内容となり、
まるで餡子(あんこ)の入った『お饅頭(まんじゅう)』のような投稿文となり、独り微苦笑する時もある。
           


こうした中で、数多くの諸兄諸姉の投稿文を読ませて頂くと、
ここ10年ぐらい殆どの方が、心ある写真を添付されたりしてきた。

そして私は、いつまでも言霊(ことだま)を信愛し、散文のような文章だけでの表現は、
時流に残されてしまうかしら、と私なりに憂慮してきた。

特に旅行関係の投稿文に関しては、散文を綴りながら危惧してきたのが本音でもある。

過ぎし2012年(平成24年)の『文化の日』の翌日の4日から、
私は遅ればせながら写真添付を始めて、投稿文を重ねているが、
昨今、写真を添付しないと、何かしら寂しい心情となり、我ながら独り微苦笑したりしている。
               
                 

こうした中、私は特に数多くの50代以上の皆様の投稿文を読ませて頂きながら、
いつも感じられることは、日記として綴られている場合は、
その人なりの思いをその御方ご自身の言葉で、淡々と綴られているのに、
圧倒的に感動を覚(おぼ)えたりしてきた。

そして日々の日常生活の過ごした方、或いは人生の思いを学び、
こうしたお考えで、この人生を過ごされているのか、と教示されることが圧倒的に多く、
お住まいの地域、これまで綴られた人生航路の軌跡に思い馳せながら、
何よりも生きた人生の教科書、と確信を深めたりしている。

こうして読ませて頂きながら、つたない私は秘かに励ましを感じたり、微笑んだりして、
確かな人生の底知れぬ哀歓を学びながら、年金生活を過ごしたりしている。

             
               

こうした数多く投稿文を読ませて頂く中、たとえたった一行の綴りでも、
私は瞬時に心の中の琴線(きんせん)が静かに奏(かな)でり始めて、
やがてその御方のブログに魅了されて、愛読者のひとりになってきた・・。

或いはコメントを頂いたり、或いは私は数多くの方の投稿文を読ませて頂き、
感きわまってコメントをしたりしている。

何よりもこの広い空の下で、お逢いしたこともない御方に投稿文の上で、
めぐり逢えたことに秘かに感謝を深めたりしている。




このように過ごしている私は、今回の お金をかけずに楽しめる「老後の趣味」10選に関して、
ひとつも該当しないなぁ・・と苦笑してしまった・・。
           
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