《・・お正月、知らず知らずのうちに「やってはいけないこと」していませんか?
実は掃除や刃物を使うなど、身近なところにタブーがたくさん!
全部を守る必要はありませんが、知っておくとベター。
「お正月のタブー6つ」と「お正月飾りのタブー」を紹介します。
☆お正月にやってはいけないこと6つ
・掃除
掃除や洗濯、料理など毎日の家事ですが、
お正月の三が日は、年神様が福を持って家を訪ねてきてくれるとされるため、
掃除は控えた方がいいでしょう。
・水仕事
キッチンやバス、トイレの掃除や洗濯などの水仕事も、
年神様を水で洗い流すことになってしまうため、控えた方がよさそうです。
・刃物を使う
刃物を使うことも避けた方よいとされています。
諸説ありますが、「三が日に刃物を使わなければ、一年間を無事に健康で過ごせる」、
「包丁で切ることが、縁を切ることにつながる」、
「三が日は包丁を休ませてあげる」などと言われています。
加えて、昔の大きなお店では、各地から奉公する「丁稚(でっち)」が集められていましたが、
お正月くらいは、彼らがしっかり休めるようにと配慮された慣習といったこともあるようです。
・煮炊き
かまどには、荒神(こうじん)様と呼ばれる火の神様がいるとされているため、
火を使う煮炊きを控え、三が日は休んでいただくようにするのがいいでしょう。
また、煮炊きをする際に出てくる灰汁(あく)が、悪(あく)につながるので
縁起が悪いとも言われています。
・四足(よつあし)の肉を食べる
四足とは、豚や牛、馬など、4本の足で歩く動物のこと。
ちなみに、お雑煮などに使われる鶏は、2本足なので該当しません。
もともと年神様へのお供え物であるおせち料理には、四足の肉は入っていません。
仏教の殺生禁止という教えから、675年に天武天皇が僧侶への肉食禁止令を出して以来、
豚や牛、馬など四つ足の肉が除かれるようになったのだそうです。
・散財
お正月に散財すると、その一年間はお金が貯まらないという言い伝えがあります。
初詣のお賽銭は、問題ありません。
☆お正月飾りのタブー
お正月に飾るしめ飾りや門松には、飾ってはいけない日がある他、
お正月ならではの鏡餅の飾る場所や時期にも注意が必要です。
・しめ飾りや門松を飾る時期
しめ飾りと門松は、地域によって飾る期間が異なります。
1月一日~7日までが「松の内」とされている関東では、七草がゆをいただいた後に外します。
ですが、日付が変わる8日になってから、外すという地域も。
1月15日までが松の内とされている関西では、15日まで飾ることが多いようです。
・鏡餅を飾る場所・時期
丸い形が特徴的な鏡餅は、年神様が家々を訪れたときの依り代(よりしろ)とされています。
それゆえ、テレビの上など騒がしい場所や鏡餅を見下すような低い場所はNGです。
リビングボードの上や、台所、書斎、子ども部屋など、
年神様に来ていただきたい場所にお供えするといいでしょう。
その1月11日(一部地域では15日)には、鏡開きをして食べるのがいいでしょう。
ちなみに、しめ縄門松、鏡餅は、縁起が悪いとされている前年の12月29日と31日を避けて、
飾るのが習わしだそう。
ただし、鏡餅は「ふく」と読ませる12月29日に飾る地域もあるようです。
お正月は、意外とやってはいけないことが多いですね。
現代では厳密に守ることはないかもしれませんが、知っておくといざというときに役立つはずです。
※この記事は2021年12月の記事を再編集して掲載しています。
ハルメク365編集部・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
今回、「お正月のタブー6つ」と「お正月飾りのタブー」
改めて私は学び、やがて微苦笑してしまった。
私は1944年(昭和19年)の秋、農家の三男坊として生を受け、
祖父と父が健在だった頃までは、私が今住んでいる近くで農業をしていた。
こうした中、私が地元の小学校に1951年〈昭和26年〉の春に入学した当時は、
祖父、父が中心となって、小作人だった人たちの手助けを借りて、 程ほど広い田畑を耕していた。
そして所有している田んぼの中に小さな川が流れ、湧き水もあったりした。
母屋の周囲には、竹林、雑木林、そしてお稲荷さんを所有し、
宅地の外れには蔵、納戸などがある農家であった。
母屋の中のひとつの10畳の和室には、梁の近くに神棚が備えられ、
ある10畳の和室には、片隅みの一角には仏壇があり、
朝には新たにお茶、お線香を捧げていた。
この部屋の梁の近くには、昭和天皇のご一族の皇族の御真影(ごしんえい)が、
掲げられていた。
そして土間の竈(かまど)のある梁の近くに、小さな神棚が備えられいた。
前の年から肝臓を悪化させ、寝たり起きたりした父は、42歳の若さで亡くなった。
祖父も跡継ぎの父が亡くなり、落胆の度合いも進み、
翌年の1954年(昭和29年)の5月に、胃がんで亡くなった。
どの農家も同じと思われるが、一家の大黒柱が農作物のノウハウを把握しているので、
母と父の妹の二十歳前後の未婚の叔母、
そして長兄は中学1年で一番下の妹6歳の5人兄妹が残されたので、
家は急速に没落したような状況となり、生活は困窮となった・・。
今回の「お正月のタブー6つ」と「お正月飾りのタブー」は、
程々知っていた・・。
しかしながら、ここ70年は社会の状況が変貌してきたので、
忘れてしまったことが多く、そうだったかしら、と微苦笑してしまった・・。