夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

血圧、高齢なら「少し高め」が必要、79歳の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2024-01-06 15:14:13 | 喜寿の頃からの思い
 
過ぎし2010年(平成22年)の秋、私は66歳の健康診断の時の結果、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記されてしまった。

 
私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医院長に懇願した。
 
そして高橋真梨子さんが唄われた『桃色吐息』は妖艶であるが、
体力の衰えた66歳の私は、蒼色吐息のような表情で、内科の医院長のアドバイスを聴いたりした・・。

この医院長は、私が定年退職後に、眼が赤目となり、近くの眼科医院で治療を受ける中で、
内科医院で精密検査を受けて下さい、と診断されたりした。

そして以前、私は風邪をひいて我が家より最寄りの内科専門病院に行き、
信頼できる医院長にめぐり逢えたりした・・。

こうした関連で、大学の総合病院を紹介して頂き、人間ドックのような精密検査を受診して、
年齢相当の健康体と判断されて、私は安堵をしたりしてきた・・。

このような私にとっては、信頼を増した医院長である。
 
私は家内との共通趣味は国内旅行であり、糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。

このような時、家内と共に旅行の宿泊先で美味しそうな夕食を頂けそうな時、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりした。
 
やがて医院長から、料理のカロリー試算表を渡された上、 軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。


 
この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら野菜を多くした料理を作って貰い、
これ以来、朝夕頂いたりした。
 
そして私は、ウォーキングをしたり、或いは早足で遊歩道を歩いたりし、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。        
 
こうした中、私は最寄の内科に、
8週間毎に定期検査日、そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外は、ほぼ優等生となって、改善努力の成果となっている。

この時、医院長より指針とされたことは、
糖尿病の指標となる血液検査項目の
HbA1cに於いて、
糖尿病の境界値である6・5%を切れば、糖尿病予備軍となります、
このようなことを言われたりした。

そしてこうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。
 
しかしながら家内は、糖尿病の予備軍ですから、程々に注意して下さい、
と言われる時もある。


このように私は、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、
そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、早や14年目となっている。

こうした中で、血圧に関しては、ここ3年の健康診断で、
収縮期124前後、拡張期70前後と安定しているが、
今回、高齢者の血圧にも記載されているらしく、学びたく記事を読んでしまった。

 

【医師が解説】高齢なら血圧「少し高め」が必要 上が「年齢+90」以下なら問題ない理由 | AERA dot. (アエラドット)

【医師が解説】高齢なら血圧「少し高め」が必要 上が「年齢+90」以下なら問題ない理由 | AERA dot. (アエラドット)

中高年になってよく出てくる健康問題である高血圧。健康診断で気になるスコアが出た場合、早めに受診するのは大切なことだが、薬だけに頼るのではなく、食生活を見直すこと...

AERA dot. (アエラドット)

 

《・・中高年になってよく出てくる健康問題である高血圧。

健康診断で気になるスコアが出た場合、早めに受診するのは大切なことだが、
薬だけに頼るのではなく、食生活を見直すことで改善されることもある。

健康診断の読み方と数値別・食養生について、
アンチエイジングクリニックを開院した医師・満尾正氏の新著『ハーバードが教える 最高の長寿食』(朝日新書)から
一部を抜粋、再編集して解説する。

【表】血圧値の分類はこちら

☆血圧が高い人

中高年になると、多くの人が高血圧気味になり、
健康診断の判定によっては、血圧を下げる薬を処方される人も少なくありません。
確かに、高血圧はさまざまな病気を引き起こす要因になります。

日本では、高血圧から、つながる脳出血が死因の多くを占め、対策が重要であった時代もありました。
もちろん、上の血圧(収縮期血圧)が180mmHgを超えるような高血圧であれば、要注意です。

ただし、降圧薬などで必要以上に血圧を下げ過ぎれば、
脳の血流が低下してしまい、違う問題も生じてきます。

近年は、脳の血管が破れる脳出血が減少する一方で、脳の血管が詰まる脳梗塞が増えていますが、
これには降圧薬によって、血圧を抑えていることも、少なからず影響しているのではないかと考えています。

また、特に高齢者の場合に顕著なのですが、
血圧が低くて脳の血流を保てないと、ふらつきが起こったり、
ちょっとした拍子に、倒れて転倒から骨折といった事故につながりかねません。

「夕食後、アルコールを飲んで、降圧薬も服用した後に入浴」という条件が揃うと、
血管が過度に拡張し、血圧が急激に下がって意識を失ってしまい、
入浴事故につながるケースが少なくありません。
特に気をつけていただきたいと思います。


では、そもそも血圧は、どれくらいの値を目安にすればいいのでしょうか。
これには基準がいくつかあります。

アメリカの心臓病学会の基準(2017年)は、
「収縮期血圧130mmHg、拡張期血圧80mmHg」です。

日本高血圧学会の診断基準(2019年)では、
診察室での「収縮期血圧140mmHgまたは拡張期血圧90mmHg」以上の場合を高血圧とし、
自宅で測る家庭血圧は、少し低く「収縮期血圧135mmHg、拡張期血圧85mmHg」としています。

私は、大まかに言って、
上の血圧が「年齢+90」以下であれば、問題ないと考えています。

高齢になればある程度、全身の動脈硬化が進みますから、
脳の血流を保つためには「少し高め」の血圧が必要なのです。

特に糖尿病の人は、動脈硬化が進んでいるため、
上の血圧を140mmHg以下に下げるべきではないと言われています。


 

健康診断の判定基準に、単純に当てはめるのではなく、
健康で長生きするためには「全身の健康状態」を俯瞰して、
考える必要があることを忘れないでください。

一般的に、高血圧の予防のためには、
食事での塩分(ナトリウム)摂取量の制限がすすめられています。

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の目標量では、
成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満とされています。
また、日本高血圧学会は減塩目標を1日6g未満にすることを強く推奨しています。

しかし、「国民健康・栄養調査」(令和元年)によると、
日本人の1日の平均塩分摂取量は約10gと非常に多くなっているのが現状です。

和食は、醤油や味噌など塩分の多い調味料が日常的に使われているため、
どうしても塩分摂取量が多くなりがちなのが、唯一の難点と言えそうです。

こうした和食の調味料にはメリットも多いのですが、
塩分を控えるには、酢やレモンなどの柑橘類で調味したり、
出汁をたっぷり使って、旨みを増やすことで、調味料を加減したりする工夫も必要です。

ただし、塩分制限で血圧が下がる人は続ければ良いのですが、
塩分の主成分であるナトリウムには、反応する人と反応しない人がいることがわかっていて、
塩分制限をしても、血圧が下がらない人もいます。

特に高齢者の場合、加齢に伴い「アルドステロン」というホルモンの分泌量が減少すると、
体内の塩分を維持する力も低下するため、塩分制限も過剰にしすぎないように注意が必要です。

ナトリウムが不足して、低ナトリウム血症(血中のナトリウム濃度が低くなる)になり、
逆に体調が悪くなることもあるので、全員が塩分制限をすればよいというわけではありません。

塩分を制限されている方は、年に1回は血液中の塩分濃度の指標である、
ナトリウムと塩素の濃度を確認することをおすすめします。

塩分の摂り方もバランスを考えながら、工夫していくことが大切です。
動物性脂肪と塩分を一緒に摂ると血圧を上げ、動脈硬化を進めます。

一方、魚の脂と大豆のたんぱく質は、
血管を守る力があることが、疫学研究からも明らかになっています。

こうしたことからも、魚・大豆を中心に、
肉は控えめにといったバランスを考えて、摂ることの大切さがわかります。

同時にカリウムが、豊富な野菜をたくさん摂れば、
ナトリウムとバランスがとれて、体の機能が正常に働きやすくなります。

また、味覚が鈍化していると、塩分の摂取量も多くなりがちですから、
味覚を正常化し、繊細な違いを味わう感覚を保つよう心がけましょう。

味覚を正常化するのに必要な栄養素は、亜鉛です。
亜鉛は、牡蠣やシジミなどの貝類、カニ、うなぎ、チーズ、卵などから補給できます。


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