先程、ヤフージャパンが配信しているニュースの中で、
『 65歳を過ぎたらラーメン屋に行ったりかつ丼を食べるのも大切
【鎌田實 頑張らない食生活】』、と題された見出しを見たりした。
平素の朝食に関しては、幼年期に農家の児として育ったので、
齢ばかり重ねた今でも、 朝食は、ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた
庶民の一汁三菜(いちじゅうさんさい)の真似事をしている。
前菜として必ず頂いている。
この後、調味料を加味しない納豆を食べた後、
やがて十六穀米の入った白米のご飯を1合ばかり炊(た)いたのを、
三分の一ばかり盛ったお茶碗で頂いている。
そしてニンジンの胡麻和え、コブの佃煮などを必須として、
ピーマンのミソで炒めたものを食べたりし、
魚介類が苦手で、やむなく瓶詰のシャケ、ときには缶詰のサバの味噌煮、
食べたりしている。

家内は時折つきあうが、大半は食パンにジャム、オレンジ・ママレード、或いはブルーベリーを塗り、
二枚ばかり食べながら、呑むヨーグルトを飲みながら頂くことが多い。
そしてバナナなど果物も食べたりしている。
やがて昼食は、お互いに制約しないフリーとして、
昨今の私は、リンゴひとつ、トウモロコシの缶詰をひとつ、
食パンをハムで挟んで一枚を食べたりしている。
ときおりスーパーのお弁当売場で買い求めた『ハンバーグ弁当』、
或いは『かつどん弁当』を週に一度ぐらい愛食している。
やがて夕食の時は、冷凍食品のブロッコリー1袋を大皿に盛ったのを、電子レンジで温めて、
そしてソースを少しかけて、盛大に頂いている。
まもなくロースト・ビーフか牛肉、豚肉、鶏肉など、
その日に応じて230グラム程度を食べたりしている。

このような食生活をしている私は、
今回、敬愛している長寿医療のカリスマ医師の鎌田實さんが、
《・・頑張らない食生活・・》と題された連載寄稿文があり、記事を拝見した。
《・・
「僕はおいしいものを食べた人の勝ちだと思っているんです。
65歳以上は特に、ちょっと肥満な人の方が長生きをしていますし」
こう言うのは、医師で作家の鎌田實さんだ。
「ラーメン、かつ丼、とんかつなども食べた方がいい。
40~65歳くらいまでは、肥満がメタボになっていろいろな問題を抱えていくんだけれども、
65歳になると、少し痩せている人の方が70、75歳でよぼよぼになり、
歩くことができなくなってしまう。
肥満パラドックスというのがあるんです。
僕の健康法は、病気の1つや2つあってもいい。
例えば、高血糖とか高血圧とかね。
それでも90歳を過ぎても、ピンピン元気に
日帰り温泉やレストラン、コンサート、旅行に行けるのであれば、
多少、肥満であってもいいじゃないかと思うんです」
鎌田さんは7年前から、佐賀を健康県にすべく活動している。
医療費が高い問題を抱え、肝臓がんの多い地域だったからだ。
食事の見直し、適度の運動、生活習慣の改善などを訴えてきた結果、
2020年に佐賀県の女性の健康寿命は、85・2歳となり、
長野県、大分県と並ぶ全国1位に。
かつて脳卒中の死亡率が、秋田に次ぐ2位だった長野は、
鎌田さんが、50年前に東京から移って、健康づくり運動に取り組み、
平均寿命日本一になった場所でもある。
2つの地域で結果を出した鎌田さんは、
「食事の注意が、かなり効果を生んだように思う」という。
☆「まごわやさしい」は低栄養の枯れた老人に
その鎌田さんは「長生きの最大の敵のひとつは、低栄養の問題」と指摘する。
「人は40歳を過ぎると毎年、1%ずつ筋肉が減っていくといわれています。
そうなると怖いのが、フレイルです。
フレイルとは、筋肉の衰えによって、心身の働きが弱くなった虚弱の状態のこと。
65歳以上の半分近くが、フレイルやフレイル予備群、
つまり筋肉に不安がある状態というデータもある。
80歳を越して、コンサートや旅行に行けないのは、
お金より筋肉がなくなってしまうことが、原因というケースが多いのです」
「まごわやさしい」という言葉がある。
体のためには、豆、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、いもを食べなさいという古くからの教えだが、
鎌田さんが推奨するのは「朝は来た、にぎやかだ」。
あ(油)、さ(魚)、は(発酵食品)、き(きのこ)、た(卵)、
に(肉)、ぎ(牛乳)、や(野菜)、か(海藻)、だ(大豆)、
を積極的に取るのが良いのだという。
「まごわやさしいと、いかにも日本らしい食事を勧めているわけだけども、
これだと高齢者のフレイル、低栄養になって枯れた老人になってしまいます。
フレイル予防には、タンパク質、肉や魚や納豆やヨーグルトなどをしっかり取って、
なおかつ油もいい。
油は、できたらいい油、オレイン酸の多いオリーブ油、
α-リノレン酸の含まれるえごま油やアマニ油が良いのですが、
65歳を越したら意識してラーメン屋に行ったり、かつ丼を食べたりすることも大切です」
▽鎌田實(かまた・みのる)医師で作家の75歳。
東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。
30代で院長となり、地域包括ケアの先駆けに。
チェルノブイリ、イラク、ウクライナへの国際医療支援、全国被災地支援にも力を注ぐ。
現在、諏訪中央病院名誉院長。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
今回、
《・・頑張らない食生活・・》と題された連載寄稿文のひとつを拝見し、
読みながら、私は微笑んでしまった。
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸19年を過ごしてきた。
そして