先程、ヤフージャパンが配信しているニュースの中で、
『 老衰を実現するために「リビングウィル」を(和田秀樹) 』、
と題された見出しを見たりした。
私は年金生活の中で、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思いながら、19年半過ごしてきた。

老衰を実現するために「リビングウィル」を(和田秀樹)(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
【和田秀樹 笑う門にボケはなし】 人は死期が近づくと、食欲が衰え、体が水分や栄養を受けつけなくなって、何も口をつけずに衰弱していき、眠るように亡くなります。それ...
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人は死期が近づくと、食欲が衰え、体が水分や栄養を受けつけなくなって、
何も口をつけずに衰弱していき、眠るように亡くなります。
それが通常の老衰死です。
ところが、家族がそれを受け入れられないと、
「少しでも食べて、元気を出してほしい」と願うかもしれません。
延命治療が施される可能性があります。
血液検査で脱水が認められると、点滴で水分を補いますが、
水分を吸収しづらくなっている体に点滴を行うと、
脚がむくんだり、場合によっては、肺に水がたまったりします。
肺に水がたまった状態は、海などでおぼれているのと同じで、とても苦しいのです。
家族にとって、何も口にせず枯れるように亡くなっていく老衰死への過程は、
つらく感じるかもしれません。
しかし、本人は少しずつ意識が遠ざかり、だんだんと眠るように亡くなるので、
つらさもなく、苦痛もほぼないことが分かっています。
NHKスペシャルを書籍化した「老衰死 大切な身内の穏やかな最期のために」(講談社)には、
2005年にオランダで行われた研究が記されています。
平均年齢85歳の重度認知症患者178人を対象に、
人工的な水分や栄養補給をしないと決めた後、
不快感のレベルがどのように変化するかを亡くなるまで追跡したものです。
その結果、水分や栄養の補給をやめてからの生存期間が、
「2日以内」、「5日以内」、「9日以内」のいずれのグループでも、
死が近づくにつれて、不快感レベルが低下傾向を示し、
最も生存期間が長い「42日以内」のグループでも、不快感レベルが低い状態で最期を迎えました。
この研究結果が示しているのは、
最期を迎えるときは、食べることや飲むことをやめて、
自然に任せる方が、安らかだということ。
延命治療はせず、老衰死を迎える方が穏やかな最期だということが、
証明されたといっていいでしょう。
延命治療をするかしないかは、難しい問題です。
個人の死生観にかかわってくるので、一般論では答えられませんが、
元気なうちに自分の考えをまとめて、家族と共有しておくことは欠かせません。
それをせずに認知症を患ったり、交通事故に遭ったりすると、
本来は延命治療を望まないのに、家族の意向で行われる可能性は十分あります。
人工呼吸器を装着するかしないか、胃ろうや中心静脈栄養を行うかどうか・・・。
こうしたことについては、自分なりの考えをまとめたら、
リビングウィル(生前の意思)などの書面に残して、家族と共有しておくことです。
ただし、人には生存本能のようなものがあり、
死ぬ間際になって、やっぱり延命してほしいという人もいます。
周りが勝手に意思を想像することは、厳に慎みたいものです。
(和田秀樹/精神科医)・・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
今回、敬愛している
真摯に学び、多々教示したりした。
こうした中で、
やむなく介護施設にお世話になったり、不幸にしてあの世に旅立つことを思案して、
私たち夫婦は漠然としながらも、『
こうした中、ふたりの叔父さんは御自身の意思はなく、多大な手厚い延命治療を受けて、
やがて病院で亡くなってきた。
もとより延命治療は断り、 痛みだけを執(と)って下さる平穏死を選ぶょ、
と私は家内に幾たびも言ったりしてきた。
家内も胃ろうや人工呼吸器などの延命治療は、お断りですから・・ と私に言ったりしている。
このような話を私たち夫婦は、幾たびも話し合ってきた・・。

結果としては、それぞれ延命治療は断念して、
「延命治療は望みません。痛み止めだけは処置をお願いします」と明示するために、
私たち夫婦は、それぞれ『日本尊厳死協会』に入会したりして、
リビングウィル(生前の意思)などの書面に残している。
お財布と共に持ち歩いたりしている。
こうした理由は、万一、外出時に救急車で病院に運ばれても、
過剰な延命処置を避ける為てあり、そしてメモ用紙も入れて、親族関連の連絡先が明記している。
こればかりは仏様か神様だけが采配する世界かしら、と思い馳せたりしている。