『 「体にいい食品ばかり」食べたがる人の深刻盲点
~まずは「腸」を、もっと「きれいな状態」にしよう~ 』、
と題された見出しを見たりした。
齢ばかり重ねた今でも、 朝食は、ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた
庶民の一汁三菜(いちじゅうさんさい)の真似事をしている。
私の朝食の原則として、前菜を必ず頂いている。
タマネギをスライスし、生ワカメとあえて、わずかにミツカンポン酢をかけて、
大きめの皿で盛大に食べたりしている。
やがて十六穀米の入った白米のご飯を1合ばかり炊(た)いたのを、
三分の一ばかり盛ったお茶碗で頂いている。
残りの御飯は、半分づつラップに包み、
冷蔵庫に保管して、翌日用、翌翌日用として、電子レンジで温めて頂いているのが、
実態となっている・・。
そして調味料を加味しない納豆、そしてコブの佃煮などを必須として、
これ以外はピーマンのミソで炒めたもの、ゴボウかハス、そしてシラタキのお醤油で炒めたもの、
食べたりしている。
そして私は魚介類が苦手で、やむなく瓶詰のシャケ、ときには缶詰のサバの味噌煮、
食べたりしている。
家内は時折つきあうが、大半は食パンにジャム、オレンジ・ママレード、或いはブルーベリーを塗り、
二枚ばかり食べながら、呑むヨーグルトを飲みながら頂くことが多い。
そしてバナナなど果物も食べたりしている。
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やがてお互いに制約しないフリーの昼食として、
昨今の私は、リンゴひとつ、トウモロコシの缶詰をひとつ、
食パンをハムで挟んで一枚を食べたりしている。
やがて夕食の時は、キャベツ、そしてニンジン、ピーマンを千切りにして、
大皿に盛ったのを、電子レンジで温めて、そしてソースを少しかけて、盛大に頂いている。
まもなくロースト・ビーフか牛肉、豚肉、鶏肉など、その日に応じて200グラム程度を食べたりして、
モヤシの炒めものを食べたりしている。
こうした中、お酒は缶ビール500mlを5日毎に、たった一本となっているが、
かっての呑兵衛だった私は、不思議なことに充分に満足となり、
歌を忘れたカナリヤのようになっている。
こうして中で、家内は肉と野菜を食べたりした後、プリンかショートケーキを食べたりしている。
このような私の一日の食事内容であるが、高価な食材には無縁であるが、
年金生活18年の中、昼食以外は殆ど変わらず、こよなく愛食している。
そして私は、こうした食べ物を終末期まで、食べられたら、
限りなく幸せ・・と思ったりしている。
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このような心情のある私は、
今回、《・・「体にいい食品ばかり」食べたがる人の深刻盲点・・》って、
どのようなことですか、と思いながら、記事を読んでしまった。
この記事は、【東洋経済オンライン】に於いて、2021年1月24日に配信され、
無断であるが、記事の殆どを転載させて頂く。
《・・世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。
1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、
その「腸活メソッド」を紹介する著作は、本国イタリアのみならず、
ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題になっている・・(略)・・
このたび初めて『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』として邦訳され、
日本でも大きな話題を呼んでいる。
アダムスキー博士によると、多くの体の不調の原因は「汚れた腸」にあり、
「健康にいいもの」を食べている人の中にも、
残念ながら「腸についての重大な盲点」がある人が少なくないという。
「『健康にいい食品ばかり食べたがる人』が陥りがちな盲点」について、
本書を抜粋・再編集しながら、紹介する。
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☆腸が汚れていると「体にいいもの」も効果が薄れる
私は長期にわたるさまざまな研究を通じて
「アダムスキー式腸活法」の基礎を構築するに至りましたが、
その基本となるのは、「体の機能不全のほとんどが『腸の流れ』によって決まる」という考え方です。・・(略)・・
腸の流れが「滞る」と、体のバランスが崩れてしまい、
さまざまな体の不調へとつながってしまいます。
免疫力低下や重大な健康被害を引き起こす可能性もあります。
腸の流れが滞ってしまうのは、
「間違った食生活」で消化管の壁に「有害な汚れ」が
たまっていくことが主な原因です。
この腸にたまっていく「有害な汚れ」をとり、
消化管の働きをよくするためには「正しい食生活」が有効です。
しかし、「正しい食生活」といっても、
「体にいいもの」と言われているものを摂ればいいというわけではありません。
健康志向の高い人ほど、「体にいいもの」を食べようとしますが、
そういう人の中には「腸について無知」なあまり、
重大な点を見逃しているケースも少なくないのです。
本記事では、そんな「『体にいいもの』ばかり食べたがる人が、
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「『健康にいい食品』ばかり食べたがる人の盲点」の1つ目は、
「『食品』についてばかり目がいき、肝心の『腸』について意識がいかない、
『腸が汚れた状態』のまま食べつづけてしまう」ということです。
【1】「『腸が汚れた状態』のまま食べつづけてしまう」
よくある食事療法では、「あの食品が体にいい」、
「この食べ物が健康に効く」といったものばかりです。
しかし、「体にいいからといって、
健康にいい食べ物を摂取するだけでは、不十分だ」
というところまでは教えてくれません。
1つ、例をあげてみましょう。
「視力をよくしたければ、ブルーベリーがいい」
という話もよく聞きます。
ブルーベリーは、「アントシアニン」という抗酸化物質をもち、
それが目の網膜にある「ロドプシン」というたんぱく質に作用するため
視力の回復効果が期待されるといわれています。
しかし、一生懸命ブルーベリーを食べても、
消化管がふさがれて働きが低下していたら、
ブルーベリーに含まれるありがたい抗酸化物質は、
血中までたどり着くことができず、その効果も期待が薄れてしまいます。
さらに、消化管の働きが低下していることにより、
長い間腸内にブルーベリーがとどまることになってしまい、
かえって「腸に負担をかけてしまう」という悪循環に陥ってしまう
ケースもあります。
つまり、どんなに「体にいいスーパーフード」といわれていても、
消化管が詰まって正常に流れていなければ、
腸の中で「奇跡」を起こせないのです。
いくら体にいい物質が含まれていても、
唯一の通路(消化管の壁にある「穴」)がふさがれて
血中に到達できなければ、どんなに「体にいい食べ物」でも効果が十分には発揮されず、
体外に出てしまうことも少なくないということです。
体調不良の原因となる毒素を除去するのはたしかに重要ですが、
それをできる万能の食べ物など存在しません。
体をキレイにするには、消化管こそ重要な役割を担っています。
腸がベストコンディションになっていることで、
はじめて「その食べ物の真の効果」が発揮されるのです。
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2つめは「体にいい食べ物の『消化の速さを無視』して食べてしまう」ことです。
☆「消化の速さ」が異なる組み合わせはNG
【2】「体にいい食べ物の『消化の速さを無視して食べる』」
健康雑誌などでも取り上げられていますが、
「おやつは、スイーツの代わりに、ナッツ類を食べるといい」
という話をよく聞きます。
ナッツ類は食物繊維が多く、そのなかでも、
くるみはアーモンドやアマニ油、サバやサーモンと同様に、
「オメガ3」系の脂肪酸を非常に多く含む食品です。
「オメガ3」は、健康に欠かせないDHAを含む「体にいい脂肪酸」と、
いわれています。
「じゃあ、体にいい『カテキン』が豊富な緑茶と一緒に食べると、
ますます体にいいかも」と思いがちですが、
実は問題があります。
「健康な人も盲点! 「腸の汚れ」が招く5大不調」でもお話ししたとおり、
食べ物には種類によって「消化の速さ」が異なります。
くるみは、消化の速さが遅い「スロー」に分類され、
緑茶は、消化の速さが早い「ファスト」に分類されるので、
それぞれの消化のスピードが異なります。
異なる速さで移動する食べ物を、同じ消化管に入れると
消化のトラブルが起きやすくなり、
腸全体の流れが遅くなってしまうのです。
これが「腸が汚れた状態」では、
ますます腸に多くの負担をかけてしまいます。
食事だけ大改革したところで、意味はありません。
先に消化管を正しく機能させないことには、
どんな健康法を試しても効果が出ません。
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【3】「体にいい食べ物は『どんどん食べてもかまわない』」
「体にいい食べ物」と聞くと、何でも試してみたくなりますよね。
また、「『体にいい』というと、いくら食べても大丈夫」
とつい思ってしまいがちです。
しかし、「体にいい」からといっても、
たくさん食べれば、その効果が増えていくわけではありません。
「腸が汚れて」いると消化も鈍くなりますし、
何種類も食べても、消化の速さが異なっていれば、
さらに腸の流れも悪くなっていきます。
すると食べ物が腐敗して、壁に張り付き、
腸は狭くなり、毒素の処理もできなくなります。
こうして腸管の中で、どんどん蓄積されていき、
腸管は「食べ物を下へと送る」ために、
24時間働きつづけることになるのです。
これは、腸から自浄に必要な「すき間」の時間、
つまり、「空っぽのまま何もせずに休む時間」を奪うことになります。
つねに満杯のまま、食べ物を処理しつづければ、
消化管はあちこちで流れが詰まり、自分で自分を浄化できずに、
どんどん疲れていきます。
どんなに「体にいいもの」を食べつづけても、効果は発揮できません。
「体にいいもの」を食べるときも、
「すき間」時間をつくることを意識してみましょう。・・(略)・・
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☆「きれいな腸」で、「健康でアクティブな毎日」を
「いつでもアクティブで活力にあふれて思いどおりに動く体」を手に入れ、
結果、「幸せな人生」を実現されることを強く願っています。
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そして「体にいい食べ物の『消化の速さを無視して食べる』」、
或いは腸から自浄に必要な「すき間」の時間が必要、
そして復誦するように、呟(つぶや)いていたら、
昨年の9月、『「空腹」こそ最強のクスリ』を上梓された
生活習慣病の専門医の青木厚さんの至言を思い馳せたりした・・。
《・・食事のあと、食べものが消化されるまで、胃の中に滞在する時間は2~3時間、
脂肪分の多いものだと4~5時間ほどと言われています。
小腸は、胃から送られてきた消化物を5~8時間かけて分解して、
水分と栄養分の8割を吸収します。
そして大腸が、小腸で吸収されなかった水分を15~20時間かけて吸収します。
昼食から夕食まで6~7時間程度となります。
つまり、前の食事で食べたものが、まだ胃や小腸に残っているうちに、
次の食べものが、運ばれてきてしまうことになるのです。
これでは、胃腸は休むひまがありません。
どんどん疲弊していきます。
くわえて、年齢を重ねると、消化液の分泌も悪くなり、胃腸の働きが鈍くなるため、
ますます消化に時間がかかるようになり、胃腸も疲れやすくなります。・・(略)・・
腸の機能が衰え、腸内環境が悪くなると、免疫力が低下してしまいます。
すると、風邪や肺炎などの感染症にかかりやすくなる、
アレルギーが悪化する、がんが発生する、といったことも起こりやすくなります。・・ 》
このようなことを思い浮かべて、改めて食事の内容の食べ合わせ、
胃腸を休息させる時間など、大切にしょうと思い重ねたりした。