今年は8月7日が、はや、立秋です。
夏の暑さを十分に感じないまま、もう秋に突入するのでしょうか?
「カントウヨメナ」と思い込んでいた花は、もしかすると「ユウガギク」かもしれない。野に咲く花々を同定しようと思っても、近縁種が多くて、素人には至難の技でもあります。「ノギク」といった、ひとくくりの中で見ていることの方が、とても楽なことだと思い始めました。
所詮、興味が無ければ、「白い花」は「白い花」であり、少々、紫がかった白色であったとしても、生活する上で何の不都合も生じないのです。
『イチビ』という花を今日知りました。「な~んか変な花があるなぁ。」などと思いながら、デジカメに収め、満足しているのですが、これって何なんだろうという思いから、ネット植物図鑑を片っ端から検索して、たどり着いたのが「イチビ」という植物です。「イチビ」という名前を憶えたところで、実生活の中では、何も得することは無いような気がします。
それよりも、何よりも、我が家の田圃は「タイヌビエ」が群生し、今年の春先採用した除草剤の有効性が、「ホタルイ」には有効でしたが、「タイヌビエ」には、ほとんど効き目が無かったのだと今更ながら反省しております。
通常は、もう少し早い段階で、抜き取り作業を行うのですが、長雨で田圃の中にも入れず、気づいた時には、「タイヌビエ」は我が物顔で田圃を占領するに至っております。
草むらからは、虫たちのラブコール(鳴き声)が聞こえるようになり、暦の上からだけでなく、秋が近づきつつあることを肌で感じることができます。「タイヌビエ」を刈りながら、最近、イナゴ以外に目にする昆虫が少なくなったなぁ…などと思いつつ夕方の作業を終えようとした刹那…午後7時の鐘の音と共に、私の頭の周りを「コガネムシ」が飛び回り始めました。
日没まで、何の変化も感じられないその時に「オオクロコガネ」の婚姻飛行が始まりました。
先程まで、草むらに潜んでいたであろう「オオクロコガネ」が一斉に飛び始めたのです。家の明かりに飛んでくる「コガネムシ」は数々ありますが、7時の時報とともに、これだけの「オオクロコガネ」が飛び交うなどということは、想像できませんでした。
夕闇迫る中、直観に頼った距離感とストロボ発光で、虫を捉えようとしましたが、ほとんどの画像がピンボケでした。
まだまだ、知らないことが身の回りに溢れているようです。