その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

最低賃金1,000円

2009-08-11 20:34:11 | 暮らし

マニフェスト(Manifesto)が、責任ある『政権公約』と訳するのであれば、万年野党が提示するマニフェストは、やはり『選挙公約』と呼び直す必要があるのでしょうか?言ったが得、遣ったが得の世界では、何でも有り有りルール。この国の子どもたちの将来負担や中高年の将来不安など、どこ吹く風の如く、所詮人の金、遣って当選して、政権の座に就けば何でも有りの世界であります。
万年野党、失礼、健全野党を批判するつもりは毛頭ありませんが、最低賃金を1,000円にしていただけるとか。我が山形県の現在の最低賃金が時給629円ですから、実に1.5倍。1日当たり8時間労働を保障していただき、月20日間労働を実現いただければ、月額100,640円から160,000円に大幅昇給であります。ついでに、社会保険・失業保険・基礎年金制度も完備することを義務付けていただけますと、将来は盤石であります。
           
田圃の隣の畑では、今年、「ハクビシン」か「タヌキ」が出没しているらしく、毎日1本ずつ「未熟トウモロコシ」が食害を受けております。その香気に誘われて群がるハエたち。
お百姓さんたちが、もうこの時期では、小売価格一本70円から90円トウモロコシと分かっていながら植え込み、夜な夜な出没しては、美味しい部分を掠め取って行く政治屋(狸)。その残りを有り難く頂戴する庶民バエ。
この世の中の構図が、自然界にも表れているようで、笑うに笑えない光景です。
我が家では、この夏、時給629円のアルバイトの学生を雇い入れることにしました。昨年までは、高校生でしたから、一日働かせても、ジュース一本と500円で誤魔化してきたのですが、今年から大学生様ですから、山形県の最低賃金に合わせ629円をしっかり払うとの雇用口契約も結んでおります。
こうしてみると私自身も労働者から搾取する悪徳事業主であった訳であるが、さて、野党の選挙公約が実現されてしまうと、私も息子に時給1,000円を払う必要がでてきます。事業主である私の収入・所得が伸びないのに、雇用を増やせ、時給を上げよと言われても、私自身が首を括らなければならなくなる。最低賃金で働かさせている事業主自身が、四苦八苦の状態なのである。大企業からの不当な低単価契約を排除する…我が家が大企業と契約するまで、さて、何社が契約を結んでいるのでしょうか…それこそ気の遠くなる話です。

コメント
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