その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

お帰りなさい

2009-08-30 05:20:00 | 暮らし
七月初旬に我が家の田圃で大量に羽化した「とんぼ」は、その羽が固まると何処へともなく消えてしまいました。一説では、涼しい山間部に夏の間移動していると言われています。しかし、個体マーキングして追いかけた訳でもないので、何処のとんぼが、何処の山に移動したかなどということは知るよしもありませんが、確かに夏場、山手の沢沿いあたりを、数多くのアキアカネが飛んでいる場面には、何度か遭遇したことはあります。
ここ2、3日、我が家の田圃や畑にアキアカネが帰って来始めました。「帰って来た」という表現が正しいという確証もありません。とんぼに帰巣本能があるなどと言う事を聞いたことがありませんので…。それでも、あの大量に発生した「とんぼ」たちが、忽然と消えて、また、1匹、2匹と飛ぶ姿を見つけると、あのとんぼたちが「帰って来た」と思いたくなります。
とんぼたちが戻ってくると、これを餌に我が家の古老は、ハヤ(ウグイ)釣りを始めます。3間半(6.3m)程の長竿で、とんぼを川面に浮かせながらの流し釣りです。時に40cmを超える大物を仕留めて来ますが、残念ながら今年の古老にその体力はありません。肺炎を悪化させ、また入院となってしまいました。
           
高齢者の熱の出ない肺炎は、非常にやっかいな病気であり、何か無理をさせた訳でもないのですが、息苦しさを訴える古老を病院に連れていくと、かなり悪化していたようです。通常の大人であれば、抗生剤の投与と安静を保てば2週間程度で退院できるはずですが、古老の場合、また少々時間がかかりそうです。残念ながら、今年の米の収穫には間に合わないものと思われます。
あと3週間もすれば稲刈りの時期を迎えますが、また、春先のように何も分からないまま、収穫と出荷を経験することになりそうです。
外で鳴く「コオロギ」たちの声も、一段と大きくなってきました。耳を澄ますと3種類程度の鳴き声を聞き分けられるような気がします。「政権交代」のキャッチフレーズで政策を訴えていた候補者たちも、昨日は結局、名前の連呼でこの町を通り過ぎていきました。交配の相手を探し、必死で翅をこすり続けるコオロギと支持を求めて必死で鳴き続ける候補者…相手に受け入れられなければ、惨めな思いをするのは、人も虫も同じようです。
何の脈絡もない「つけ麺」の画像ですが、古老を見舞いに行った我が家のオッカァは、昼食を済ませて帰ってくると思い、私が自分のためだけに作った自慢の「つけ麺」でしたが、突然帰ってきて、トッカバサレテ(奪われて)しまいました。(涙)
コメント (2)
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