「The Way We Were」…追憶
少しばかり鼻っ柱の強い女性を演じたら、バーブラ・ストライサンドはハマり役だったかも知れない。共演のロバート・レッドフォードに憧れていた同級生も居たし…1973年に公開された映画「追憶」に描かれた男女の価値観の違いによる別れと、遠く過ぎ去った二人の良き日々の思い出を懐かしみ抱擁できる大人の関係を当時の中坊が理解できていたとすれば、それはかなりのマセガキだったに違いありません。それは、遠く薄れかけた映画と実生活の記憶ではありますが…。
約1ヶ月ぶりに『にゃん子先生』が現れました。
換毛期のおかげで、グリースで汚れていた彼の腰の辺りの汚れもそこそこに綺麗になっておりましたけど…夕方、缶ビールを片手に『第2サティアン・テラス』を覗くと、『夢屋国王』の王座(ただの座椅子ですけど…^^;)にちゃっかり『にゃん子先生』が腰掛けておりました。彼のサティアンでの傍若無人ぶりは、枚挙に暇がないほどでありますが、厳しかったこの冬を一緒に乗り越えた戦友として憎めないのであります。ただし、今でも国王に対して「シャー!!!」と威嚇音を発しますけど…。逃げようとする彼に「ほれほれ、待てよ、あるぞい。」とキャットフードの袋をカシャカシャ鳴らせると彼は思い出したかのように定位置にうずくまってくれたのであります。完治したと思っていた彼の左手は、残念ながら手首から先が失われておりましたけど。毛艶が良く、丸々と太っていた秋口の彼の体型は、ひと回り小さくなっているような気がします。ノラの世界で生きるのも中々厳しいもののようであります。
ヒメジョオンとハルジオン…茎の空洞で見分けられますが
「貧乏草」とも呼ばれる「ハルジオン」でありますが、昔を懐かしむかのように、うな垂れる蕾と、茎が空洞になっている状態で「ヒメジョオン」とは簡単に見分けることができます。微妙に葉っぱの着き方も違うんですけど…。
『キジ虎雄♂』との縄張り争いに負けたと思っておりましたが、『にゃん子先生』は、身体は不自由になったものの、確かに元気で『第2サティアン』に戻って来ました。(縄張りは、それぞれ重なり合っているとも言われていますけれど…。)人間に対しては警戒心を解いてはおりませんが、ビールを飲み干す間『夢屋国王』の傍らでキャットフードを食べておりました。外は台風(温帯低気圧)の余波で強風…左右に揺れるテラステントの音にも怯えておりますので、今夜だけは『にゃん子先生』にテラスを開放してあげることにしましたよ^^;
「ハルジオン」の花言葉は「追想の愛」…「Memories,like the corners of my mind~♪」演じた女性像のお陰で好き嫌いがハッキリ別れてしまう、バーブラ・ストライサンドの澄んだ歌声が急に思い出される春の日のひとコマであります。(コーヒー飲みたくなった…ネスカフェじゃなくてね^^;)