その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

永遠の悲しみ…

2015-05-28 12:24:43 | 暮らし

ツタンカーメンも食べたと言われるエンドウですが…

田植え後の補植(田植え後の欠株を補う作業)をしております。毎年思うことではありますが、こういう無駄な作業は止めたい。そう思いながら田んぼの中に入り手直しと称して補植をしているのであります。(実際、経営のノウハウ本では、収量に差は無く、欠けた株のところから日光を取り入れて、補償的に周辺の株の生育が良いなどと解説する方もいらっしゃるくらいですから^^;)お百姓さんの性と言いますか、秋の落ち穂拾いと同じようなものであります。「こんなザマの悪い状態では他所様に恥ずかしい。」こうした精神論の作業ですから、こういったお百姓さんは、『鬼畜米英』にはいつまでたっても勝てないのでありますよ^^;


昨日はナミテントウの幼虫、今日は蛹をご覧下さい。

親から引き継いだ教えをそのまま実践している…ただそれだけ。『夢屋国王』のお百姓さんの原点は、亡き祖母がやっていた作業を、子どもの頃に見聞きし、実践しているだけなので、ある意味、非効率的であり、いま風の農業には向かない作業なのかも知れません。


昨日、何だろうと思った花の名は「コウリンタンポポ」のようです。

子どもの頃に見たことのない花は、いったい何だろうと考え込んでしまう。北海道では認知されている帰化植物のコウリンタンポポ(紅輪蒲公英)…経験が無いと立ち竦んでしまうこともシバシバ…親父から田んぼ作業を引き継いで7度めの春、春作業用の水が来ない、田んぼが干上がってしまう…落ち込み、立ちすくみ、そしてその経験が気持ちを強くしてくれました。
まぁね、こんな島国で「TPP」にどう対応するか…「農家」は真剣に悩むところでありましょうが、『お百姓さん』は、何も気にしない。所詮、今の農政は大規模な農家しか政策対象にしていないのだから。むしろ、日本農政に逆行する動きをすることで、活路が見い出せるのではないだろうか?
エンドウの花言葉は「永遠の悲しみ」…その一方で「いつまでも続く楽しみ」という相反する言葉があります。やればやっただけの成果が上がる。真面目なお百姓さんにも、何か良いことありそうな明日があるんです^^;
 

コメント (5)
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