東北北部も梅雨明けし、夏本番であります。
雨には合羽を着る。風には防風ネットで対応。夏の暑さにも負けぬ丈夫な身体を持ち、欲をかき、怒ってばかり…宮沢賢治先生も理想の人間像を追い求めていたに違いない^^;
梅雨明けとともに、猛暑日…冷気漂うような梅雨空は、一体何だったのだろう?水筒の水を飲み干しても汗になるばかり…それでも、きゅうりは成り続けております。(少々、夏バテ気味で、獲り疲れ症状が出ておりますが^^;)
早朝に収穫し、箱詰め、袋詰め作業をして午前中の出荷(10時30分)、ひと息ついてスーパーへの出品野菜を収穫しているとお昼であります。茶の間のエアコンを入れ、ざるそばなど啜っておりますと、もう外には出たくない気分でありますが、お昼寝をして、3時30分から「きゅうり栽培の現地研修」…今まで、実績の出せない小規模農家でありましたが、今年は『夢屋農場長』が着任し、その指導の下で着実に成果を上げております。「春先までは、成果も無く、小さくなっていなければならなかったが、今年は一定の成果を上げているから、堂々と参加できるわなぁ!」と運転手兼きゅうり部長の長男『ポン太郎君』に声を掛ける。彼もまんざらでもなさそうであります。
講習会では、摘葉や湿害による根の損傷など…農場長が圃場を見て、指示してきた内容と符合する。ペーパー農業改良普及員資格も伊達じゃないと自負しているのでありますよ。
オヨヨ!茄子にも『ふたご』が発生しました。
ご近所のスーパーに商品を納品し、東京市場に出荷される「豊美」という品種のきゅうりを社長に自慢する。他の農家さんとは違って、緑色が濃く、曲がりのないきゅうり…「どうです?」
「夢屋さんは、何で仕事を辞めたの?もったいないと皆言っているよ!」と社長。
「こっつまらない仕事を辞め、自由を手に入れ、こんな立派なきゅうりが作れる。楽しくて仕様がないよ。」と返す私…不安を抱えながらの船出ではありましたが、何とか売上も伸び始め、もうひと息といったところですかねぇ。秋には、ビニールハウスを1棟増床し、来年は「施設抑制栽培」で収穫期間の長期化を図り、さらに収入を確保する。そのための準備として、育苗ハウスに試験栽培をしてみる。と、やるべきことが、まだまだあるある。『春夏冬』…秋が無いので、商い(飽きない)…やりたいことを、やりたいだけやっているのだから飽きる暇がない^^; そうそう、猛暑日に梅干(関東干し)の「土用干し」を始めた『梅干じいさん』も、また楽しい。