その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

善悪の境目

2020-06-21 07:00:00 | 転職

「ヨモギハムシ」でありますが…

「虫」というだけで婦女子には毛嫌いされてしまう場合が多く、「虫」たちからすれば、驚いて騒ぎ立てている貴女のお顔の方が怖いと感じているかもしれません。(昆虫は、複眼で大まかに物体を捉えているはずだから、騒ごうが、美人だろうが一向に動じないとは思いますが^^;)むしろ、そんな昆虫を追っている『変人』が婦女子に毛嫌いされてしまうのではないかと、二次被害を気にしている『オジSUN』であります。興味の対象は昆虫であって、人間の婦女子には無いから、決してカメラをこっそり貴女に向けることはないから安心してください。(行動観察はしているかも知れませんけれど、それはアカデミックな興味からであります。エヘン!)
はてさて、「ヨモギハムシ」は草地や河原のキク科のヨモギに普通にいる昆虫ですから、珍しくもありませんが、畑の食用菊の葉で稀に見かけることはあっても、特段の被害がないから無視する…「害虫」という範疇には入らないと考えております。作物が品種改良されて、被害が生じて「害虫」の称号を得る訳ですから、本来は野草を食べて生きてきたと言える存在であり、人間の行為(開発)がサルやクマと同じように「害虫」を生んできたと言っても過言ではないかも知れません。


田んぼの「ヒエ」なんですが…

苗枯れと田植機械の不調で、薄い(疎ら)田んぼでしたけれど、ここにきて田んぼが直って(勢いを増して)きた。そう思っていたのもつかの間…勢いを増したと思った稲の株は、周囲がヒエで覆われておりまして、条間が見えないくらい繁茂している箇所がある。(水不足で除草剤が効かなかったようです。)条間にツンツンツンと出始めた「ホタルイ」を抜いていて、「ヒエ」の大群落に気付き、遂に『夢屋農場長』は『カルガモ除草隊』を編成することにいたしました。腰を屈めて、両手を熊手の如く開き、稲の株回りを掻いていく…昔ながらの除草方法であります。「田の草取り」は初夏の重労働でありましたが、除草剤の開発で、今では有機農業実践者(完全無農薬栽培の場合です。今では、一発除草剤の一回きりの使用は有機特栽米として承認されておりますから。)くらいしかしない光景でありますよ。「中干し」の頃(七月上旬)になると、ヒエは根を張り、抜けなくなってしまうんです。今の時期なら手で掻くことで、意外と簡単に書き取ることができますよ。昨日の朝1時間、今朝もあと1時間ほど頑張れば「ヒエ」はほぼ駆逐できるに違いない。「ヒエ」にしたってねぇ…わざわざ人を困らせるために生えている訳ではないと思いすが、「ヒエ」と判別された瞬間に雑草として駆逐されてしまう訳でありますからたまりませんわなぁ…こうして人間の都合で「善(益)」と「悪(害)」が色分けされていくのであります。人間の方が、もっと悪い奴一杯居るような気がするけれどね(笑)

コメント
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