大気の高層・低層がキッチリ分かれております。
真夏日かと思えば、肌寒い日が続く。空梅雨で雨が降らず、降り出せば土砂降り…人生そのもののようでありますなぁ^^;
コロナ禍の中、もう面会は叶わないかも知れないと気をもんだ実姉は、最期は家族と共に過ごしたいと自宅療養を選んだ結果、家族に看取られ、そして私も最後の言葉を交わすことが出来た。そして、彼女の遺志を叶えるお手伝いをすることが出来ました。一方、運良く夫婦で施設入所叶ったオッカーの実父母は、入所後、これまたコロナ禍で面会が叶わず、そうこうしている内に『親父』の実兄が亡くなり、施設の面会再開を機にお願いしたところ、何とかご遺体との対面だけは果たせました。(実子たちでさえ、病院での看取りが出来なかったのだから致し方ない。)何とかギリギリのところでの綱渡り…既に30日以上感染報告のない山形県でも何やかんやと新型コロナウイルス感染症の影響を受けておりますよ。
そして、ようやく義父母に面会できる日…こっそり好物の餅を食べさせてやろうとランチボックスに搗きたてを詰め込んで施設に向かいましたが、ご覧のとおりどんよりとした曇り空であります。「ヤマセ」…太平洋の親潮を渡る湿り切った冷たい雲は、奥羽山脈を越えられず冷たい風を吹かせている。奥羽の高山帯を超えた風は、むしろフェーン現象で高温となり、日本海側に豊作をもたらすと言われますが、峠道が切り開かれている低山帯の部分からは、やはり冷たい風が吹き込むのであります。1993年夏…毎日、どんよりと曇った日が続き、未曽有の不作の年となったことを思い出します。(今回の雲は、一時的なものであると願っておりますけれどね。)
久し振りの雨に作物も生き返り…草も勢力を増す^^;
土がカラカラだから雨が欲しい。しかし、雨が降れば雑草との戦いの日が続く。これまた人生の縮図のようであります。自分にとって都合の良いことばかりが続く訳がない。むしろ、自然に逆行する「農作」をする訳だから、雑草に翻弄されて当たり前なんですけれどねぇ。何とか今、雨が降っており、この雨を予想して水遣りもせずに「ネギ」を朝仕事に植え込んでおいたから、まぁ上々としておきましょう。伯父の通夜のあと、義理の父母と面会し、これまた感染防止対策で、アクリル板の衝立越しの面会でありますが、職員さんが席を外した隙に、好物の餅を食べさせました。「今、まんま食ったばりなのに…。」と文句を垂れる『親父』…そう言いながら、小さく千切った餅を10個は食べている…同居していないからかも知れないが「子どもに還っている。」と思えば、ひねくれたような言葉も気にはならないのであります。日々、一緒に暮らし、善意と思った行為に悪態をつかれたと思うと軋轢が生じてしまう…一人暮らしの義兄も介護を頑張り過ぎて、疲れてしまったのである。そんな兄と軋轢を抱えてしまったオッカーと久し振りに実家を訪問し、義兄に会った。何事も無かったように明るく声掛けして、ずかずかと実家に入って行く私…こんな時は、能天気な振りを装うに限りますよ^^;
次回は、オッカーと二人で両親の面会に行くことの約束を取り付けましたから、『おやじぃ』も仲裁役として少しは役に立てたかな?「東風吹かば にほいおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ」血を分けた親子兄妹ですから、つまずいた小石さえ取り除けば、思いやる愛はありますってね(笑)