その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

草取りをなくした男…

2022-03-13 06:32:20 | 転職

農道も水路もまだ雪の下であります^^;

「欧州のパンかごと呼ばれるウクライナ地方(当時)は、小麦の中に草があるのではなく、草の中に小麦が生えているのだよ。日本ほど農地が美しい国はない。」…「除草論」の夏季集中講義で、故)竹松哲夫名誉教授が熱く語ってくれた。あれから40年、ウクライナの穀倉地帯は、『小麦の中に草がある。』程度まで除草剤が普及したのではなかろうか?などと未だ訪れたこともない国を想像しております。
海外渡航なんぞ夢のまた夢のような時代だったから、ましてや共産圏の国家に、当時招聘されて農村部の事情を語ってくれた講義は新鮮でした^^; そんな訳だから、就職して労組幹部が当時のモスクワに表敬訪問し、『如何に素晴らしい国家か…etc.』と『作られた社会』を自慢したとしても、俄かに信じることは出来なかったし、彼らの政策理念を相容れることは出来なかった。(そのまま、片意地張ったジィさんになってしまった^^;)
今では、ウクライナの大地どころか、小さな農園の除草に四苦八苦しているのでありますよ。「農薬は恐ろしい。」とその使用を嫌う方もいらっしゃいますが、生産量を確保するためには『必要悪』であると考える…『敵の姿も確認せずに、予防的に撒き続ける。』というやり方には反対ではありますけれどね。ましてや、除草剤はベトナム戦争当時の枯葉剤や催奇性、魚毒性という開発当初の負のイメージが強過ぎますけれど、水田農業の大規模化を支えた功績は大きいと思っておりますけれどね。


本家、イタリアには存在しないナポリタン^^;

「ロシアの軍事侵攻で、小麦価格が上昇し、パン、うどん、ラーメンまで値上がりするだろうなぁ…。」と友人『ノロ社長』がつぶやくと、「パンなどと言わず米を食べてください。余っているんだから^^;」とすかさずお米の消費拡大に努めております。小麦の場合は、アメリカ、カナダ、オーストラリアが主な輸入先であり、政府が買い付けて製粉業者に売り渡す制度になっているようでありますが、世界の受給バランスで「シカゴ相場」も上昇するに違いない…今のところは、原油高による輸送コストの高騰が値上げの主な理由のようでありますけれどね。
「パンが無ければ、お菓子を食べれば良いじゃない。」と浮世離れした某国王女が言ったとか言わなかったとか?(事実ではなさそう^^)そうねぇ「お米を食べれば良いじゃない。」と言ったところで、現在の食生活が当たり前と思っている日本人は、「最近、パンが高くなったわねぇ。」程度で済んでしまうかな?それとも「貧乏人は麦(外米)を食え。」なんて暴言を吐く政治家が現れたりしてねぇ^^;
衣食足りているのは、その大半が輸入品だということが、脳みそから欠落してしまっているようでありますなぁ…かと言って、米の消費量が上がるとも思えない。ロシア産のカニ、イクラ、タラコ、紅サケが値上がりする…おいおい、ツッコミどころはそこじゃないだろう!例え二国間の戦争だとしても、日本の、否、世界の経済に大きな打撃を与えてしまうということだろうに…。
#戦争反対 タラコや紅サケが朝の食卓から消えてもご飯は食べられますけれど、無益な戦争は止めにしましょうよ。罪のない子どもたちを戦火にさらすことは止めようよ。

コメント
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