初物「ふきのうとう」の天ぷらです^^;
「春は名のみの風の寒さよ♪」1913年(大正2年)に発表された唱歌「早春賦」は、作詞家 吉丸一昌が長野県安曇野一帯の早春の情景を詠った歌詞らしい。お彼岸も過ぎ、ボチボチ畑の一部が現れ始めましたが、まだまだ大半は雪の下…ぬかるみでまだ畑仕事には早いようであります。
友人『トシパン』が春の恵みである「ふきのとう」を持参してくれました。早速、『ノロ社長』が天ぷらにして頂きましたけれど、口の中に広がる『きどさ』に春の訪れを感じているところです。(我が在所では、苦味でもなく、エグミでもない山菜特有の風味を『きどい』と表現するのであります^^;)
「谷の鶯 歌は思えど♪」そうそう、徐々に農作業のために身体を慣らしていかないと…燻炭を撒いて雪解けを早めたタマネギ畑は案の定、辛うじて株が残っている程度で、これから草勢が復活してくれれば良いのだけれど、鱗茎が十分膨らむまでには相当時間がかかりそうでありますよ。つなぎのキュウリを播種しようかしら?止めとけ、止めとけ…まだ、氷点下の朝があるであろうから、ハウスと言えど凍み枯れを起こしてしまう。
「時にあらずと 声も立てず♪」とまぁ『節』はまだ早いと思い留まるのでありますが、春先に出荷する野菜が何も無いのよねぇ…不定期のアルバイトで何とかお給金を捻出しておりますが、事業主貸が膨らむ一方でありますよ。雪よ雪…雪のせいよと決して自分の無策には触れないのであります^^;
ほれほれ、花も咲き始めましたから^^;
直売所の人気商品「スナップエンドウ」は順調に花を咲かせている。(しかし、昨年は4月1日には結実していたんだわ。)昨年の1.5倍ほど定植したから、売り上げも1.5倍に…これを『獲らぬ狸の皮算用』と世間では言うらしい^^; 早出しによる売れ筋商品も掴めて来たから、あれやこれやと品目に手を伸ばさずに、7月の露地きゅうり収穫まで何とかつないでいきたいのですけれど…これに、春蒔きのエンドウとインゲンを入れれば、概ね無加温ハウスの回転率が定まると思っているのでありますけれどね。
そろそろ「ジャガイモ」の種芋も手配しなければ…家庭菜園流行りで、昨年は入手困難だったから。(とは言え、家庭菜園で作るから、新じゃがが売れないと言う不思議^^;)お百姓さん稼業に突入して、四年目の春…そこそこの経営感覚を身に着けながら、そろそろ結果を残さないとなぁなんて考える。
「春と聞かねば知らでありしを 聞けば急かるる胸の思いを いかにせよとの この頃か♪」ってね、胸の内だけが急かされる「早春」でありますよ(笑)
#戦争反対 『節』が訪れれば種を蒔き、まだ先の収穫に心が弾む。それが平穏な田舎暮らし…「種蒔き」の目途さえ立たない戦争なんて反対だよ。ウグイスたちよ、歌を思い立ったら素直に歌っておくれ「戦争反対」と…。